書類選考
人事は応募書類の
何を見ているか？
こんにちは。
40代からのキャリアの可能性を広げる
40代女性の転職活動成功メソッド
キャリアコンサルタントの
大関 沙代子（おおぜきさよこ）です。
企業の人事は書類選考で何を見ているの？
そんな疑問に、人事の中の人がお答えします！
私自身、これまで新卒中途合わせて
のべ5万人の応募書類を見てきた
企業人事の中の人。
キャリアコンサルタントとして独立した今も
何社かの企業の採用や面接の仕事をお手伝いしています。
そんな現役人事が、
どんな視点で応募者の書類選考をしているか、お伝えします。
特に40代の中途採用の場合
どんなポイントでチェックしているか、ぜひご覧ください。
やっぱりなんだかんだいって
40代の転職って、簡単じゃありません。
応募できる求人も、現実問題、限られています。
自分自身も、
自分にやれることややりたいこと、条件が
なにもない新卒や若手よりも
ずいぶん固定化されてしまって、
数撃ちゃ当たる、
やみくもに何でもかんでも応募する、
だから、限られた求人、ポジションを
確実にとっていく必要があります。
一つひとつの求人がすごく大事。
練習、リハーサルなんて
悠長なことを言える余裕はありません。
だからこそ、
もっと書類づくりに命かけようよ！
って言いたいんです。
転職サイトのテンプレート
そのままで適当に応募したり
誰にでも当てはまる
ありきたりの自己PRとか
求人に書いていることに
全然マッチしていない職務経歴を
ダラダラ
本当にもったいないです。
書類選考の不合格って、
30秒で決まります。
書類選考って、自分が応募した書類を
端から端までちゃんと読んでくれている
と思ったら、大間違いです。
書類の1枚目、上半分くらいをざっと見て
違うねって思ったら終わりです。
誤字脱字、レイアウトが整っていないとか
読みにくいとか、もう論外。
即戦力かどうかとか、
転職理由が気になるとか
そんなのは、その次の話です。
そんなところで減点されないようにしましょうね。
それでは、
履歴書と職務経歴書をそれぞれ見ていきましょう。
まず2つの違いについて。
ざっくりいうと、
履歴書は公式書類的な性格があって
職務経歴書はプレゼン資料です。
履歴書は事実を変えられません。
あるAという会社で勤務したら
それは他の誰が書いても同じ職歴になるのが
履歴書です。
一方で、職務経歴書はプレゼン資料です。
自分のキャリア、経験をPRするものなので
Aという同じキャリアについても、
人によって書き方が違うし
応募する会社によって見せ方を変えることもできます。
転職活動では当然
職務経歴書のほうが大事です。
履歴書はいわば足切りです。
履歴書で人事が見ているのは
・年齢
・経験社数
ぶっちゃけ、この2つ。
ここってもう今からどうしようもないので
ここでNGになったらそれはもう仕方ないです。
年齢制限、転職回数の制限がある会社や求人を
極力選ばないっていうことしかないですね。
応募してみないとわからないときもあるけど、
意外と表に出ている情報でわかることはありますよ。
あとは、
無職のブランク期間とか
メンタル休職の経験がないかとか。
学歴は、
40代はさすがにそんなに重視されないけど、
こだわる会社はこだわるかなー。
老舗大手企業とか、
意外とベンチャーでも
社長が学歴主義だったりすることもあったり。
それで書類NGになるようなことは
あまりないですけどね。
いずれにしても履歴書でNGになるのは
自分にはどうしようもない条件の足切りです。
気をつけるとしたら、
誤字脱字がないか、
余計な情報を書いて墓穴を掘ってないか、
それくらいですかね。
で、第一関門の足切りをクリアしたら
勝負は職務経歴書です。
職務経歴書はプレゼン資料、と言いましたが
読んでくれる相手、会社によって
アピールする内容を書き分けてください。
職務経歴書で人事が見ているのは、
「応募求人にマッチした経験があるか」
究極はこの1点です。
じゃあこのマッチした経験、
うちの会社が、部署が必要としている
経験やスキルを
この応募者はどれくらい持っているのか。
それを見ています。
書類選考のとき、
最初は、ざっくりしか書類を見ません。
・これまでいた業界、会社とその年数
・40代なら役職（
ここで明らかに違うね、となったらジエンド。
ここまではOKとなったら
具体的な経歴やスキルを読んでいく、
というかんじです。
だから、
書類は時間をかけて丁寧には読んでもらえない
という前提を知っておく必要があります。
人事って忙しいし、
書類選考や面接以外にも仕事はあるし
毎日たくさんの応募があるし
そうなってくると
応募書類１件に割ける時間はどうしても短くなり
だから、応募者側にできることといえば、
読み手に負担をかけない書類をつくること。
わかりやすいこと。
一目で知りたい情報が見えること。
社内でしか通用しない言い回し、意外とありますが
どんな人にでもわかる用語に言い換えるとか、
部署名や役職名も社内しか伝わらないものより、
外向きの言葉に変えたほうがいいです。
それから、その業務の経験年数。
特に転職の多い人とか社内異動が多い人は
通算何年の経験というのを
わかりやすく見せる工夫も必要です。
当然ながら、減点がないことも大事。
余計なこと、不利なことは書かなくていいです。
たとえば転職回数が多い人、
言い訳がましく見えないかな、って
客観的な視点も入れたほうがいいですね。
社内異動の履歴を事細かに書いている人も
やっている業務が同じなら
まるっと丸めていいんです。
大事なのは、
その求人にマッチしている経験が
どれくらいあるのか、それを伝えることだから。
わかりやすさが大事です！
準備不足で適当に作った応募書類で
書類選考に落ちてしまうと
その後たとえ書類をよく書き直しても
もうその会社にはもう応募できません。
とっても、もったいない！
転職のプロや、
選考・面接を実際にやっている
リアルの人事経験者に
客観的なアドバイスをもらいながら
準備万全で応募したほうが、確率が上がります。
↑
これは私のことなんですけどね。笑
人事は応募書類のどこを見ているかは
わかった。
じゃあ実際にどうやって書けばいいの？
そう思ったら、
無料の動画プログラムで解説しているので
ぜひそちらを見てみてください。
さらに詳しい話や、
人事が求人票にこめた裏メッセージの読み解き方を
お話しています。
これがわかると、
自分が求められていない求人にむやみに応募して
傷つくことが減ります。
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