犬吠埼観光ホテル☆ブログ -442ページ目

「常世田薬師」解体修理開始(銚子市)

「常世田薬師」解体修理開始(銚子市)


 昨日は都心部で雪が降り積もり、「ホワイトバレンタイン」であったようですが、当地銚子では雨で雪は降りませんでした。

 本日の犬吠埼は天候が回復し、晴れています。

 そんな中、本日お伝えするのは、先(1月3日・11日)のブログでご紹介しました「常世田薬師」の名で知られる「常灯寺」の「本堂」の保存整備事業(全面解体修理)についてです。

 「県指定有形文化財」である「本堂」ですが、建立から338年経た木造なので、老朽化が著しいうえ、破損箇所が多く、これまで部分修理が行われてきましたが、この度(たび)地元町内会、世話人会「常世田薬師奉賛会」などの尽力により、修復事業費の問題も見通しが立ち、先月8日の「常世田薬師御開帳」後から修復解体作業が始まったそうです。

 なお、工事開始に伴い「常世田薬師奉賛会」は「常灯寺本堂保存修理委員会」(永井研英委員長)に名称を換え、今後工事を見守っていくそうです。

 工事計画は、今年中に状況を調べ、修復計画をたて「本堂」を全体を風雨から守る「素屋根」で覆い、本格的な工事に入るようです。
 「文化財」なので元の部材を出来る限り再使用する事を原則に、すべての部材に位置や名称を書いてひとつずつはずしていくそうです。
 しかし保存管理上から「本堂」の屋根は、「茅葺き(かやぶき)屋根」から「銅葺き屋根」に換えるそうです。

 建物の基礎工事や木材の組み立て、屋根葺き、防災設備などの本体工事は、2013・2014年度に行い、2015年3月末に修復されるそうです。

 備考
 「常世田薬師」「常灯寺」では、毎年1月8日に「国指定重要文化財」「木造薬師如来坐像」を開帳していますが、修復工事中も「御開帳」は行われるそうです

千葉ブランド水産物認定マーク「銚子つりきんめ」(銚子市)

千葉ブランド水産物認定マーク「銚子つりきんめ」(銚子市)



 本日二つ目にご紹介するのは、千葉県の取り組み「千葉ブランド水産物認定品」です。

 皆さんご存知の方もいらっしゃると思いますが、「千葉ブランド水産物認定品」は、千葉県が取り組みんでいる「認定制度」です。

 目的は、「千葉のさかな」の認知度を高め、広く県内外にアピールするために、平成18年6月に創設されました。
 「千葉県農林水産部水産局水産課」が担当し、優良な「県産水産物」を認定し、重点的にPRすることで、「千葉のさかな」の消費拡大及びイメージアップを図り、「千葉県水産業」の振興と「観光立県」「千葉」の推進に寄与しています。(千葉県HPより抜粋)
 なお、平成22年11月現在、21品目が認定されているそうです。

 当地銚子では、3品目が認定されています。
 ご紹介しますと「生鮮水産物」で「銚子つりきんめ」(銚子市漁業協同組合)が認定。
 「水産加工品」で「いわしのふっくら煮」(「(株)兆星」)、「銚子産いわししょうゆ味」(「信田缶詰(株)」)の2品目です。

 その他認定されている「千葉ブランド水産物認定品」は「生鮮水産物」で、「勝浦産ひき縄カツオ」、「外房イセエビ」、「外房あわび」、「大佐和漁協江戸前あなご」、「房州黒あわび」、「太東・大原産真鮹」「銚子つりきんめ」の7品目。

 「水産加工品」では、「九十九里いわしのごま漬」、「手入れ海苔(焼きのり)」、「一番摘み青とびのり(焼のり)」、「房州ひじき」、「さばてり焼きスモーク」、「いわし野菜漬」、「金田産一番摘みあま海苔(焼海苔)」、「九十九里いわしのみりん干」、「いわしのふっくら煮」、「銚子産いわししょうゆ味」の10品目。

 「ふるさと品」では、「房州和田浦つち鯨」、「房州産鰹節・花かつお」、「房州産鯖節・鯖花削り」、「天然あわび海女の味噌焼き」の4品目が認定されています。

 千葉県の水産業に関わるすべての皆さんの伝統の継承、創意工夫、不断の努力により厳選された逸品、素材を厳正な審査を実施し、認定された「千葉ブランド水産物」。

 認定マーク目印の「千葉ブランド水産物」をご愛顧、ご活用してみてはいかかでしょうか?

 備考
 「銚子つりきんめ」の認定概要ですが、北限といわれる「銚子沖漁場」(通称台形場及びその周辺海域、犬吠埼から145度40キロメートル付近)で、釣り(立縄漁業)により漁獲される。
 漁獲量は毎年700トンで安定している。
 脂ののりが周年抜群で、漁獲時から1尾ずつ丁寧に扱うため、鮮やかな色と傷のないきれいな魚体が特徴。
 築地等の卸売市場では、県外産のものよりも高値で取引されている。
 これまでに15回の「きんめだいまつり」を開催し、PRに努めている。
(平成21年度45000人集客) 以上により認定されているようです。

「浄国寺」のお宝めぐり(銚子市)

「浄国寺」のお宝めぐり(銚子市)



 曇り空の広がる犬吠埼。
 本日2月14日(月)は「バレンタインデー」ですが、肌寒くまだ冬の季節を感じさせる陽気です。

 さて本日ご案内するのは、地元銚子の名刹「浄国寺」で明後日(2月16日)開催される「お宝めぐり」です。

 「浄国寺」は、先(2月4日)のブログで紹介しました「銚子の梅の開花標準木」のある「浄土宗」の寺社です。
 境内に広がる凛とした空間は、寺社のみならず庭園にも「浄国寺」の品を感じさせます。
 古くは「松尾芭蕉」から「小林一茶」「渡辺華山」など、文人・墨客が多く訪れていることからも伺い知ることが出来ます。

 今回は「浄国寺」のお宝めぐりと銘打ち、「釈迦涅槃図」をはじめ、「浄国寺」ゆかりの「小林一茶」氏、「渡辺華山」氏直筆の書など、通常一般公開されていない、寺所蔵の貴重な宝物が特別に公開されるようです。

 また「浄国寺」境内に「松尾芭蕉」の句碑があります。
 「枯枝に からすのとまりけり 秋の暮はせお」とあり、この句は「古池や 蛙飛び込む 水の音」とならび称されるほど名高いものだそうです。
 広大な「浄国寺」の境内に立つと今でもこの句の情景に浸る気分が味わうことが出来るでしょう。

 数多くの文化人が訪れた銚子の名刹に拝観してみませんか?

 「浄国寺」のお宝めぐり・詳細

 開催日時 2月16日(水)10時~15時(宝物の公開は、15時で終了)

 案内   銚子ボランティアガイド観光船頭会の皆さん

 所在地  銚子市春日町23

 問合わせ 銚子市観光商工課 0479-24-8707

 備考
 見頃を迎える境内の梅もお楽しみのひとつ。
 一足早い春の訪れを感じてみてください。