「常世田薬師」解体修理開始(銚子市) | 犬吠埼観光ホテル☆ブログ

「常世田薬師」解体修理開始(銚子市)

「常世田薬師」解体修理開始(銚子市)


 昨日は都心部で雪が降り積もり、「ホワイトバレンタイン」であったようですが、当地銚子では雨で雪は降りませんでした。

 本日の犬吠埼は天候が回復し、晴れています。

 そんな中、本日お伝えするのは、先(1月3日・11日)のブログでご紹介しました「常世田薬師」の名で知られる「常灯寺」の「本堂」の保存整備事業(全面解体修理)についてです。

 「県指定有形文化財」である「本堂」ですが、建立から338年経た木造なので、老朽化が著しいうえ、破損箇所が多く、これまで部分修理が行われてきましたが、この度(たび)地元町内会、世話人会「常世田薬師奉賛会」などの尽力により、修復事業費の問題も見通しが立ち、先月8日の「常世田薬師御開帳」後から修復解体作業が始まったそうです。

 なお、工事開始に伴い「常世田薬師奉賛会」は「常灯寺本堂保存修理委員会」(永井研英委員長)に名称を換え、今後工事を見守っていくそうです。

 工事計画は、今年中に状況を調べ、修復計画をたて「本堂」を全体を風雨から守る「素屋根」で覆い、本格的な工事に入るようです。
 「文化財」なので元の部材を出来る限り再使用する事を原則に、すべての部材に位置や名称を書いてひとつずつはずしていくそうです。
 しかし保存管理上から「本堂」の屋根は、「茅葺き(かやぶき)屋根」から「銅葺き屋根」に換えるそうです。

 建物の基礎工事や木材の組み立て、屋根葺き、防災設備などの本体工事は、2013・2014年度に行い、2015年3月末に修復されるそうです。

 備考
 「常世田薬師」「常灯寺」では、毎年1月8日に「国指定重要文化財」「木造薬師如来坐像」を開帳していますが、修復工事中も「御開帳」は行われるそうです