ショーツの脇の接ぎ位置が合わないと
ゴロついてとっても痛いですよね?
先日もとあるお客様からアドバイスを求められましたので
私なりに考えてみました。
その前に・・・どんな縫製だとゴロつきやすいのか・・・
注意が必要な仕様をいくつか挙げたいと思います。
①インゴムジグザグ縫い・・・コールゴムだと特に厚みが出てしまいます。ベイビースキンテープの方がフラットに仕上がります。
②本縫いゴム通し・・・やはりコールゴムを使いますので分厚いです。しかも結び接ぎだと更に厚みが・・・
③フリリーエッジ・・・あまり実用向きのデザインではない為少々の厚みも仕方ないかもしれません。
④ピコ出しトリコット縫い・・・ソフトピコゴムの場合はそうでも無いですが、ハードピコゴムだと結構な厚みです。
こちらがピコ出しトリコット縫い・・・・
解りやすいようにどぎつい赤で縫っております。
手作りの場合は自身で脇位置を前か後ろにずらして修正するか・・・・
後中心接ぎ(レッスン第8回にて紹介しています)で作っていただければOKですが
“今持ってる市販品をどうにかしたいんだ~~!”って言う場合
どんな方法が良いでしょうか?
私がまず思いついたのは・・・
★思い切ってレースタイプにしてしまう方法です。
ウエストも裾もゴムごと鋏でジョキジョキ・・・
その後柔らかくて良く伸びるストレッチレースを目の細かいジグザグで輪に接いでから
ダブルトリコット縫いで付けます。
(ダブルトリコット縫いについてもっと詳しくお知りになりたい方はレッスンの第8回でご紹介しています。)
★次に身幅にゆとりがあるのなら・・・
(ウエストを持って思い切り引っ張って下さい。ヒップ寸法+15cm以上あるならOKです)
脇のロック縫い部分を切り取ります。
切り取った部分を“重ね合わせ”にして目の細かいトリコットステッチで接ぎます。
“中表に接いでロックミシン”より多少薄くなります。
★最後に脇をストレッチレースにしてしまう方法
解りやすいようにバラバラの色で作っています。
糸の色を合わせてレースも身生地とコーディネイトすればもっと素敵になると思います。
脇部分、丁度レース幅と合う位置で切り取ります。
サンプルは片脇だけでごめんなさい。
“薄くする”と言うよりは、分厚いと痛い位置からずらすの発想で考えてみました。
いかがでしょうか?また感想などお聞かせいただけると嬉しいです。
脇の縫い目が痛いって良くある事です。
私も位置が合わないとそうなります。
後から気がついたのですが
裾クロスショーツって脇が痛くなりやすい方に本当におすすめなんですよ!
商品ページにもそう紹介すれば良かったです。
また今度商品ページにも書き込もう・・・
ちなみに裾クロスってのはこの形です。
なんとお客様の作品なんです。
あまりに素敵なので商品ページに使わせていただく予定です(*^_^*)
色使い等皆様も参考になさって下さいね~
それではまた!