レジロンと言うのはニット用の縫製糸の事です。
若干の伸縮性
のある糸で・・・
高値
な上にミシンの調子を合わせるのが難しかったりで
敬遠される方も多いようです。
実際・・・高伸の素材を縫う場合はレジロン程度の伸びでは
“屁”
のつっぱりにもならなかったりするので
縫い目自体が
伸び縮み
する方法で縫う事になります。
ですが、言いたい・・・
レジロンをお使いいただくと
出来上がり品の品質に格段の差がでます
私自身もほんの数年前まで
「スパンでええんちゃうん?レジロンいちいち買うの高くつくし・・・
」
と思って90%スパンの60番で作っておりました。
しかしある時気がついた。
レジロンで縫ったやつはいつまでも
綺麗なまま・・・
一方スパンで縫ったやつは月日が経つと共に
糸切れ(後日画像添付しますね)箇所かちらほら・・・
正直1カ月やそこらではあんまり差はでません。
でも半年程度使うと全然違うんですよ!本当に・・・
スパンで縫ったショーツはもの凄く
くたびれてしまいます
でもレジロンの方は生地が痩せて薄くなるまで
美しい縫い目
のままです。
例えばトリコットステッチ(3点ジグザグ
)
これは縫い目自体がかなり伸びるのでスパンで作った物でも
着脱程度の伸ばし方では糸は切れたりしませんし一見遜色がありません。
実際市販品でもちらほら見かけます。
しかし時に限界まで引っ張られてしまう時があります・・・
それは洗濯機でこんがらがってしまった時
最近のはあんまりからまりませんが
それでも偶にありますね。
ショーツの足に
ジーンズの足が入っちゃってそのまま脱水・・・みたいな
その時縫製糸は伸ばされる限界を超えます。
ぷちっっ
でもレジロンなら耐えられる。限界のその向こうまで・・・
そんなこんなで出来上がり品の品質に差が出るので
当店のレシピではニット縫いにはレジロン!を推しておりますが
スパンで作ったやつは“ネット又は手洗い”がお勧めです