第56回 「総理を目指します!」
何年かに一度くらい、お会いした後に、その方の言動が、鮮明に残る方がいらっしゃいます。株式会社就職課の「内田雅章代表」は、機敏な動きと軽快な会話でお会いした時間が少ないにもかかわらず、しっかりと印象づけられてしまいました。

ある会合で名刺を交換させて頂いた後、すぐにアポが入り、数日のうちに来訪されました。
席につかれて5分も経たないうちに、「実は、総理大臣を目指そうと思っているのです」と真顔で話されるのです。私も真顔で「まずは、都知事を御願いしたい、府知事は決まっているので、都知事が欲しいのです」というと「なるほどですね。都知事ですね、重要ですね、やはりこれからの日本・・僕は銀行時代から・・・」というように人の話しを否定せずに、上手に自分のペースに引き込みながら会話を盛り上げられていくので、楽しい会話になります。

昨今、暗くて後ろ向きで、怠惰な会話が多い中、「これから」を語り、「学生に夢を」「日本に光を」という熱い思いを語られると、未来への希望が沸いてきます。
「教育の変革」「時代錯誤の制度の改革」「日本と外国」次から次へとあふれ出る彼の思いは、心地よい響きを持って私達の心に響きました。
なんでもそうですが、できるとか、できないとかの論議ではなく、やる気があるかないかが大きな問題なのです。まずは、日本を動かす最高の権力を持つ「総理になる」という気持ちが大事なのです。
富士山を登ろうとする人がハイヒールを穿いて薄着で出かけるでしょうか?日本一高い山に登る為には、鍛錬をしたり、道具を揃えたり、計画を練ったり、近所の小山に登る時とは違う準備があるはずです。舐めていると死んでしまいます。
総理を目指せば、いろいろな意味で見合う動きを始めなければなりません。まさに、彼はその思いを持って動かれているのでしょう。実に時間を有効に、かつ、どのような些細な機会も逃さず、自分が率先して実行されるという努力をされているのです。

政治家を目指すという事は、世の中の裏も表も右も左も上も下も全てを飲み込みながら、毒に犯されない強さと人望が必要です。強さも人望も源は「人」です。彼はその為に日々人脈づくりを惜しまず行なわれているのだと思います。後日、大きな交流会で忙しそうに社員の方とご一緒に、一人一人に丁寧に挨拶をされてまわっている姿を見つけてとても嬉しくなりました。
「総理を目指す!」素晴しい事です、日本の今の政治家に文句をいうなら、自分がなることを考えて欲しいのです。社長に文句があるなら自分でやる事を考えればいいのです。彼は、私に、思いを形にする為に必要なエネルギーとは何かを改めて教えてくれました。
内田氏は、多くの著書を出されています。元気に仕事ができる技が満載ですので、仕事に迷ったり、疲れたり、ご不満がある方は、お読みになることをお勧めします。
| 2010-03 | インターウォーズ株式会社 常務取締役 Incubation Mother |
第55回 「お庭屋のoh庭ya」
大きな野望を持って、地道な努力を怠らない根性と気合のアントルプレナー「oh庭ya」の増島社長にお会いしました。
お仕事は、名前の通り、お庭の樹木や芝を、きれいに刈ったり剪定したりする、いわゆる庭師の範疇だと思いますが「株式会社oh庭ya」は、その全てを、リーズナブルに、スピーディーに請け負ってくださる便利な会社です。

こういう立つ木に斧を入れるビジネスこそ、ニュービジネス、新規事業というものです。まだまだ、立つ木に斧を入れられる市場があるという事を教えて頂きました。そして、私達の真髄であるところの、「答えは現場にある」という事も再確認できました。
何故なら、このお庭の事業は、顧客の要望から生まれたものだったからです。このビジネスは、増島社長の日本を変える農業への熱い想いから始まった事業が顧客の要望で変革したものなのです。

これまでに無い生産効率の高い農業を目指されていたのですが「日本の農業」の壁に立ちふさがれて思案されていた頃、農家のお手伝いをするという内容を中心に小さくお庭の芝刈りも請け負うという広告を出されたところ、反響は、庭に関する相談が殆どだったそうです。驚いた社長は、改めて商売を見直されます。庭の事、木の事を勉強し、お客さまの声を聞きながらビジネスモデルを構築されていきます。ノウハウの蓄積、新規営業と、地道な努力を重ねられているうちに、自然に営業所が増え、お客様も増えてきました。
それは、便利で、安くて、感じが良くて、明朗会計で、お客様に取って大満足なサービスだからです。木1本でもきちんと切ってくださいますし、ベランダの植木に至るまで、いつでも綺麗にしてくださるとなればリピートも増えるはずです。
増島社長は、まずは、お客さまの声を聞くことから始められたので、お客様にとっていいサービスが出来るのだと思います。
不景気な話や暗い話ばかり飛び交う中、今こそ、この「お庭やさん」のように、お客様の声をしっかりと聞いて商品サービスの開発に力を注ぐ時です。
どんな時代でもビジネスの種はあります。それを形にするのは、お客様の芯の声を聞く力と既成概念に捉われない創造力、そしてその事を声に出して仲間を集める人間力です。
済んだ事を悔やむ前に目の前にある問題を探して、新しいビジネスの芽を見つけて応援していきたいと改めて思わせていただきました。
気分一新の為に、この機会に、お庭を綺麗にされてみられたら如何でしょうか。
| 2010-03 | インターウォーズ株式会社 常務取締役 Incubation Mother |
第54回 「食事と文化」
2009年、いよいよ日本は「超」高齢化社会に突入です。
今年も、現実に眼を向けて、これからの日本の社会に役立つ、新規事業の創生のお手伝いをして参る所存でございますので、本年も、どうぞ宜しく御願い申し上げます。
今年初めは、株式会社エックスヴィンという会社をご紹介したく思います。
おいしい物を楽しく食べる事が文化であり、それを保証するのが国の政治だそうです。食生活が安心という環境のもとに、知的な発想も生まれ進化もあるという事なのでしょう。そして、そういう生活を保証するという事が国を司る人の使命というわけです。

株式会社エックスヴィンは、一人暮らしの高齢者の方の毎日の食事を、行政の高齢者を守る仕組みとともに支えています。
低カロリー、減塩、減糖、小口、軟らかめという事に気を使い、栄養バランスを考えたお献立のお食事を毎日、毎日、お届けしているお弁当宅配の会社です。
先日、そのエックスヴィンの社長と専務と、ゆっくりお話しする機会がありました。
いろいろな経験から、宅配のサービスは、日々のコミュニケーションが大事だと気づかれて、ちょっとしたお声がけに気を配られたり、毎日お届けするので、お客様の体調や要望も良くわかる事から、もっとお年寄りに喜んで頂けるサービスをしたいとも考えていらっしゃいます。
メニューの事では、病人食はどうしても味気ないので、もっと美味しくできる方法や、色々な四季折々のお魚を食べてもらう為の方法を、日々検討されているそうです。そんなお二人のお話を聞きながら、この方達は、本当に「食事」を届けていらっしゃるのだと思いました。

人に良い物を、楽しんで食べて頂けるようにとの思いを持って仕事をされているのです。一人で食べる事になっても、届けてくださる方との会話一つで、一人の侘しさは消えます。一人で買って、一人で食べる食事ほど侘しいものはありません。気遣いと共に届けられる食事は価値あるものと感じます。
時代が変わり、いまや、日本は超高齢化社会です。高齢者社会にはその社会なりの文化が育つのだと思います。高齢になった「お一人様」に、もう一つの家族が、一生懸命考えてつくったお弁当を届ける。食事はその人の体調や生活に合わせて「美味しく届く」ものという新しい食文化も定着して欲しいと思っています。

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第53回 「うさぎと亀」
亀がうさぎに勝つという有名な昔話があります。うさぎは過信して、うっかり寝てしまい、鈍間だけど一生懸命だった亀は、うさぎを追い越して勝利を収めたというお話です。あきらめないで、頑張って目標を目指したら、必ず成果にめぐり合うという教えなのだと思うのですが。
先日、本屋さんで、ある有名な高額納税者の方が、「亀は、最初から負けているよ。そもそも、うさぎが寝るなんてこと、まず無いでしょ?勝ちたかったら『泳ぎ』で競うべきだよ」とコメントされている書籍に眼が行きました。久しぶりの感動でした。そして、憧れの『金さん』を思い出しました。

金さんとは、兄弟二人で力を合わせて一代で、貧困から1000億の企業まで作り上げ、現在は、ライブハウスやスタジオ経営、ミュージカルのプロデュース等エンターテインメント業のプロであり、株式会社メッセージの代表取締役『金章生』氏の事です。
「金さん」は、もう5年も前から、ある一つのメッセージを強烈に世の中に打ち出しています。『自殺は、駄目』『大人が子供の夢をつぶすと世界が壊れる』というメッセージです。その為に毎年『GIFT』というミュージカルをクリスマスの時期に必ず公演されています。子供の心に「本物のサンタクロース」を残したいからです。
これは、そんな金さんの数あるゴールデンメッセージ(金語録)の中の一つですが、やはり、道を極める事ができる人は似たような事を、おっしゃるものです。

「兎と亀の話をしようか。兎は足の速さに自信があったので、なによりも、『油断』して負けたよね。足の遅い亀が勝った。でも、亀は、本当は何に勝ったんだと思う?
兎はね、かけっこをする時に、亀を相手にした。だから途中で休んだりした。亀はね、一生懸命ゴールに向かった。兎なんか相手にしないで、自分の決めたゴールに向かった亀は、自分に勝ったんだ。兎は、自分の目標を持ってなかった。だから油断して負けた。亀ばかり意識していたから…。
でもね、人生は、時に兎的になる事も必要ですよ。社会人となって、会社に入ったら、周りを対象にして競争意識を持つ事も、大切な事のひとつです。寝るなんて事は、無・し・でね。」
つまりは、兎的に、勝つフィールドで戦う戦略性も必要だと言われていたわけです。
人は時として、競争意識を持つと、やみくもに焦って突き進む事もあるようですが、一歩進む前に自分自身を振り返って、自分が勝てるステージかどうか、再考してみる事も必要なのではないでしょうか。やらされ感で仕事をしても、仕方がなくて起業しても、自分が勝てるイメージを持つ事が大切だと思うのです。自信の無いフィールドでする勝負は、兎が、運よく寝てでもくれない限り勝つことは不可能ですから。
『GIFT』(http://musical-gift.jp/)
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第52回 「雑草の時」
「雑草という名前の草は無い」
昭和天皇が言われたという有名なお言葉だ。この言葉を知ったのは20年も前だろうか、随分と心が救われたのを覚えている。
もう一つの心の救いは、中村天風さんの「人間の価値は、頭の良し悪しではなく、心の良し悪しだ」という、目から鱗が落ちる言葉だ。頭が悪いと悩んでいた私には有難い言葉だった。それでも、いつの世も、経済力(権力)が大きく人を差別、区別する。人間の価値の心の良し悪しの前か後に、お金(力)を持っているかいないかというもう一つの価値が存在しているのも事実である。究極にお金に困ってくると、どんな人も顔つきが変化して、魂が汚れていくように見える。貧乏が悪いという訳ではなく、自分の理想の場所から落ちると思う時、自分の地位、権力、資産、人脈という財産を無くす恐怖は心も脆くするようだ。

人は、無一文からでも、本物の命があれば、またやり直せるのだが、なかなかそう安直には考えられないのだろう。雑草の如く、踏まれても、むしられても、コンクリートの隙間からでも、ひょっこりと芽を出すような強かさがあると、どんな時でも楽しく生きられるのにと思う。人間に最も必要なマインドは、この雑草のような強さ。とにもかくにも、へこたれない根性だと思っている。
私は、職業柄、代表取締役という肩書きの知人が多い。中でも少数で起業している会社の代表者は、500名は越えているはずだ。

この方たちとお会いする度に、いつも思うのは、この雑草の如くの強さである。大手企業、競合の隙間をぬって、しっかりと独自のサービス、商品を生み出し、誰に束縛される事無く、自分の意思で事業を進めている。もちろん、雑草の如くなので、あっという間に踏み潰されたり、むしりとられたりして辛い目にあう事等、日常茶飯事のようだが、少しでも根が残っていれば、また、伸びだす。
その強靭な精神力に目を見張るものがある。
最近は、計り知れない不況の恐怖が庶民の生活観を萎縮させているように感じるが、このような環境下でも、これまでも自立して、生き抜いてきた人達は、いまこそという気合で逆にいきいきとしているように見える。インターウォーズの流通業界のブレーンとして活躍してくれている株式会社ショップクエストの樋口社長も同じように、今こそ、自分の信じていたビジネスが社会の役に立つ予感がしている一人だ。
ショップクエストは、商業施設に出店を希望するテナントとテナントを探す商業施設をつなぐ、懇切丁寧な情報が満載されている情報提供サービスをリーシングのコンサルティングと併用しておこなっている。
まさに人間力による、これまでの人脈で作り上げたデータベースなので、現場一筋で生きてきた人達の結集の情報ならではの、実にリアルで希少情報が得られる事で、それぞれの無駄な時間、無駄なコストを排除できる上に、日本の商業、流通業の勉強にも役立つ。年々、このサービスを活用される会社が増えてきているのも、頷ける。
しかしこの事業を認める顧客が増えれば、増えるほど、社会に貢献する仕組みを確固たるものにする力が必要になるはずだ。
雑草の中でも、名前を知られている「セイタカアワダチソウ」や「オオバコ」「ツユクサ」の如く、いつのまにかに、勢力を拡大していくためには、多くの方の協力を仰ぎ、雑草の強かさを忘れることなく、更なる成長を続けて欲しいと願っている。
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