インキュベーションマザー 北條夏旭 『Mother's Note-マザーズノート-』 -17ページ目

第133回「幸せな経営者」

経営者として幸福を感じる時とは、どんな時であろうか。
業績が伸びて、資産が増えまくる事は,力量を示せる結果なので、ここははずせないが、顧客の満足度も高く、社内のメンバーや取引先の信頼度も厚いとなると、さらなる達成感に浸れると思う。その上私生活も充実していれば、言うことは無い。
だからこそ、そんな気分の良い日々を継続させるために、リスクとして捉えておかなければならないのが、ハラスメントによるトラブルである。
一言でハラスメントと言っても、個人的な先入観による気分的な問題から、感情が拗れて非常事態を起こすような問題までと内容や範囲は広い為、その解決策は多種多様である。なので、経営者としては、あらゆる事態を想定して対応を考察しておくべきなのだ。
ちなみに企業内で起こりやすいハラスメントとして

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飲酒の無理じいや飲めない人へのいじめをする/アルコールハラスメント
年齢による差別をする/エイジハラスメント
年寄りに対するいやがらせ/シルバーハラスメント
性別を必要以上に表現する/ジェンダーハラスメント
性的な嫌がらせ/セクシャルハラスメント
セクハラを訴訟後の嫌がらせ/セカンドハラスメント
SNSを活用したいじめやいやがらせ/ソーシャルメディアハラスメント
ITが苦手な人へのいやがらせ/テクノロジーハラスメント
上司による抑圧的な行為/パワーハラスメント
妊婦への差別や嫌がらせ/マタニティハラスメント
リストラ対象に対するいじめ/リストラハラスメント
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等々があげられる。もちろん、他にも多くのハラスメントが横行しているし、海外との取引が盛んになれば、文化や風習の違いもあり、事案は増えるばかりといえる。

では、これらをケアする方法は?
簡単に言って申し訳ないが、一番の方法はTOPが真実を知る事なのである。
カリスマ経営者で有名だった企業でさえ、方針に対する誤解や見解の相違からの不運な事故が切っ掛けとなり、崩壊の危機に陥る事もあるのだ。
答えは常に現場である。大組織になっても現場の声を知っているTOPの企業はやはり強い。私の知る限りだけでも、間違いなく、経営者としてお幸せな方々である。
なので、幸せな経営を維持する為になによりも必要なのは真実の声を聞く姿勢を貫く事なのだ。上っ面でない事実を聞き、判断し、決断をくだすことなのである。
真実の声を聞ける幸せな経営者が増える=真実を伝える幸せな社員が増える=世の中のハラスメントリスクが減る。と、こういうことなのであります。
幸せな経営者の会社どんどん増えて欲しいものです。






2015-09


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第132回「おばさんになる時、おじさんになる時」

おばさんは、経済効果をあげる力を持っているという経済学教授がいらっしゃる。
おばさんは、常に効率を考え、合理的に判断し、並外れた交渉力を持つ。結果、最小限の労力で仕事をこなす技量があるというのである。
確かに、電車の席の隙間や、試着のスペースを探せるのも、常に値段交渉をして上手な買い物が出来るのも、だれかれとなく苦言を呈しても憎まれにくいのも能力である。
それを活かす職業が沢山あるらしい。おばちゃんだからこそ、可能な仕事が沢山。

ちなみに、おばさんになる時とは、見かけにかけるコストにメリットが見合わないと合理的な判断を自分で下し、最小限にコストを抑えるようになった時のことらしい。
つまり、おばさんは、見た目なんか気にしないということで、見た目を気にしなければ、周りの空気も気にしない。この空気を読まない。いや、読んでもなお、我が道を行くことこそおばさん現象である。「だからなんだっていうのよ!」というくだりである。
図々しいとか、お節介とか、うっとおしいとか、声がうるさいとか、なんといわれようが、気にしないのである。自分が正しいと思った道を行くのだ。
ちなみに、おじさんの場合は、自己判断でなるというよりも、自分の欲求と見た目の差で、周囲からオジサン扱いされる度合が決まるという。
何故なら、男性ホルモンは年代を経ても落ちて行かないのに、容姿が老けていくと、その差で、オジサン度が増すらしい。
それを埋めるためには、おじさんやおっちゃんではなく、叔父様と呼ばれるダンディなスタイルを保つか、遊び人風で男性的な魅力を保つか、もしくは逆に知的な雰囲気で少し枯れた男の魅力を出す等の努力を怠らないようにするしかない。まあ、お金はかかるね。
おじさんの経済貢献に男性的魅力維持へのコストも足された方がいいのかもしれない。

その点、やはり、若い人は幸せである。若いって素晴らしい。老けない努力にかけるコストなどいらない。なんといっても、若い人の語る未来は信憑性がある。
最近、27歳のITベンチャー起業家が将来故郷を活性化したいとか、世界に向けて社会貢献したいとか、熱意を持って語る姿を拝見した。実に頼もしい限りで、話を聞いているだけでも楽しくなってしまった。夢はいい。大きければ大きいほどわくわくする。そして、思ったのだ。もしかして、おじさん、おばさんになるのは、外見も避けられないが、心理的な要素が大きいのではないかと。見た目は、おじさんおばさんでも、未来を語って、何かをやろうとしている人は、世間的に言われるおばさんとかおじさんとかではなく、夢を語る人として、その職業や信念でその方を見るものではないかと。
見た目に負けない夢を持たなければ、死ぬまで夢を持たなければ、老後は戦えないのである。長寿は悪夢だ等と言われる時代になった今こそ、老いと戦う武器は夢なのではないかと、「よし、私も夢をあきらめない」と、若者相手に勝手に競争心を燃やしてしまったのである。こういうところも、おばさんなんだろうなぁ。






2015-09


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第131回「老いても、なお」

戦後70年、たったの70年で、その間災害や恐慌等でかなりの打撃も受けたけれど、日本は目覚ましい復興や発展をとげ、いつのまにか平和なご長寿の国となった。
日本の文化や伝統や食や研究が世界中で評価され、魅力的な国となっていると思う。
しかし、少子高齢化間只中の国である。しかも、総子化の国である。

総子化といわれている理由は『大人であっても子供』の人口が増えているからだ。未成年人口に、親が健在の成人人口を加えた現在の日本の総「子供」数は8,700万人。同時に、親を看取るまでの親子共存年数も60年と長期化。多くの人が人生の3分の2以上を息子・娘として過ごす時代を迎えているのである。これを総子化という。子供でいる時ばっかり続くということである。

同じ子供でも、親の財産で何不自由ないという人は別にして、親の扶養や介護で青年期から壮年期を親の為に生きる事が人生になっている人も多くなっている。
しかし、この際、子供としての環境に恵まれていようがいまいが、長寿社会では、老いてなおの生き方を想定したほうがいい。心の準備、基礎体力の強化の為である。
長く生きるという事は、心が折れかける事にいくども遭遇せざるを得ないからだ。生きていれば老化が進むのに、それを遅らせる為に日夜研究が進んでいる。自然に逆らう事に疑問を感じる時もあるが、とはいえ時代には逆らえない。
これからもっと、もっと生存させることが可能になっていくのである。
ということは、老々親子用の住居を考えていくしかない。介護や医療が24時間体制で活用でき、近隣との連携もとれる安心のコミュニティーがある住宅である。いい案ではないかと知り合いの施設の人に話をしたら、事情はそれぞれだが現状の介護施設においても親子入居はすでに始まっていた。
この時代に、そんな今更の案かと逆に驚かれた。すでに事は足元まできていたのだ。

いずれにしろ、特に中高年チルドレンの方は、本気で人生設計を見直してもらいたい。親離れ、子離れを上手にする設計である。ある程度の事案を想定した上で、自分の人生を自分なりに快適に生きる道を探しておくべきなのである。
其の為には、どんな、「超」高齢者になっていたいかをイメージして欲しい。人生において、60歳や70歳ごときで、あがりではなくなったからだ。
例えば、時々お目にかかるダンディでスマートな大学教授の方は、TPOに合わせてファッションを決めていらっしゃる。立居振舞もトークもおしゃれで、なにより紳士である。
スーパーシニア?クールエルダー?って言うの?
どうせ、長生きしていくのならば、あらゆる困難に遭遇しても、より素敵な自分を創造していくほうがいい。この方のように格好いいシニアが増えていけば、次世代のシニアに受け継がれて日本が「不老」長寿の国と羨望される日が近づくのだ。
超高齢化社会の老々入居、介護の国ではなく、ずっと子供でいるという意味でもない
「不老」長寿の国として。






2015-08


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第130回「スポーツマン経営者」

スポーツとは、条件に合った空間で、ルールを持って、身体的、頭脳的に競い合う運動の事であるが、競技においてはスポーツマンシップという精神を求められる。
スポーツマンシップ!!と聞くと、正々堂々と、潔く、根性があり、逞しく、フェアな清々しさを感じてしまう。経営者でスポーツを愛する方が多いのも、この清々しさに共鳴するところもあるのかもしれない。

10数年ぶりにお会いできた、アイディアフルでおしゃれなデザイン雑貨の企画販売で創業され、巧みな経営戦略で上場の責任を果たされたH社長も、まさにスポーツマン型経営者である。類まれなる身体能力に度肝を抜かれた思い出がある。
この度、代表を離れ、新たに自分のやりたいことにまたもや挑戦されるという。
ご無沙汰を微塵も感じさせない若々しさに驚きと喜びを感じながら、近況や今後の展望をお聞かせ頂いていると、どうも体を動かす事は、疲れるのではなく新たな活力になっているらしい事がわかってきた。

らしいというのは、私と運動は、まったく、全然、ご縁が無いからだ。
そして、当然のごとく運動神経、反射神経が欠落している。
なので、当然の結果、重力に身を任せた体型になる。
なによりも、その体型に気持ちが比例して、動かないという悪循環に陥る。
けれど、心も体も若さを保つ秘訣に、スポーツで体を動かすことは必須のようだ。
そして、スポーツは、一人ではできないので、心も鍛えられる。
誰かと関わる事、誰かと競技をする上で、スポーツマンシップという精神力がいる。
(そうだよねぇ、自身の体を鍛え、正々堂々と戦い、周囲との連携を保つというのは、仕事人としての生き方に通じるものがあるんだなぁ・・。)
等と、自身を憂い、反省している丸々とした私に気づかれたのか、元気だけでなく優しさを持つH社長は、特殊な周波で体のバランスを調整してくれるというグッズをくださった。

運動機能の無い私には、効果は無いと思っていたが、なんとその場で変化が起こり、残った人生に楽しみが増したのである。
なんだかしら、やればできるという、気合いを残されて、爽やかで清々しいH社長は『トライアスロン』の試合にオーストラリアまで出かけて行かれた。
とっ。その前に、新たな挑戦の一つであるお店のオープンに顔を出されるそうです。
スポーツマンらしく、美味しいがっつり系のお肉のお店です。
まったく、スポーツマン経営者って、動きに無駄が無い。
ごろごろしてないで、私もちょっとは、動かなきゃ。
せっかくのパワーグッズを、豚の真珠にさせない為に。






2015-07


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第129回「女は強し、さらに母は強し」

この世に、か弱い女性がいないとは思わない。ただ、私は、何故か巡り合った事が無い。
そんな、ただでさえも、強く逞しい女史が、母親になるとどうなるかというと、それはもう強さに拍車がかかる。

私もシングルマザーというか、いわゆる寡婦として子育てをしたが、確かにその最中は、強靭な精神力と体力があったように思う。
過労とストレスから入院し開腹手術をしたその週に、医者が止めるのも聞かずに、子供の為にと外出した覚えもある。睡眠が足りる事なんかまずない。でもなんとかなる。
幼い子供を持つ母親の気力、体力は、なにかを超えるものなのである。
雨降りに幼児と乳児を一人で世話をしながら、自転車で買い物をしているお母さんとか、荷物と子供とベビーカーを持ち上げて階段上ってるママさんを街中で見かけると、つい、「おっ」という声が出る。労いと称賛と懐かしさの「おっ」である。
子供がいるだけで重労働の上、仕事を持っている親達は、定時の時間に追われている。予定のずれは、食べる間と寝る間を削って補うしかない。それでも、小さくてか弱い体を抱きしめて、自分のエネルギーとして奮起するのだ。
子供は、成長過程において様々な変化進化があり、その上想定外の出来事との遭遇もあり、片時も目が離せない。乳幼児を抱える家庭は、気の休まる間など無い。

そんな、仕事を持つ親や家庭の事情で育児に困っている方の問題や苦難を打破しようと、いろいろなサポート機能を持つ会社や団体が増えている。
その中のお一人でもある株式会社アズママの甲田社長のプレゼンを聞かせて頂いた。
スーパーキャリアウーマンとして、順風満帆で過ごされていたのに、子育ての最中に理不尽な境遇に追い込まれ、スキルを上げようと通った教室で起業のきっかけを見つけられ2009年に設立された。
自分の経験を基に、試行錯誤でも実行し続けた末に、今のモデルが出来てきたそうだ。
近隣の支援者や仲間をつなぎ、育児をシェアできる仕組みである。
どうせなら、顔見知りの方々に適正なお礼で、ちょっとだけ面倒をみてもらう。スポンサーや協力者を含め、「お互い様で頼りあう」をネットの仕組みで補い合うモデルである。自分自身も活用する側としての目線を持ち、サービス向上に努めている。

流石に、もと敏腕キャリアウーマンだけあって、実に気合いの入ったプレゼンで周りを圧倒されていた。彼女は、何をやっても出来る女性だと思うが、母親になった事で更に迫力が増したのだと確信している。
まさに、母親は、更に強しなのである。






2015-06


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