こんにちは。渡邉利咲です。
以前、「なぜ手放すと、人生は整いはじめるのか?」という記事を書きました。
今日は、「手放す」ということに関して、これまで一番多く質問をいただいたことを記事に綴っていきます。
手放すと、何かを失ってしまうのでは?という不安について
「手放す」という言葉を耳にすると、少し胸がざわつく方も多いのではないでしょうか。
それは、自分にとって不要になった信念や、長年身につけてきた考え方の癖を手放すことでもあります。
けれど同時に、
「大切な友人がいなくなるのでは?」
「人が自分の周りから離れていってしまうのでは?」
そんな不安が湧いてくる方が、とても多いように感じています。
中には
「手放してしまって、仕事がなくなったら困ります」
と仰った方もいらっしゃいました。
でも、どうか安心してください。
これまでたくさんの方を見てきましたが、手放したことで、大切なものを失ってしまったというケースに出会ったことはありません。
実は私自身も、はじめは同じ不安を抱えていました。
「手放すことで、自分が変わってしまい、周りの人と合わなくなるのではないか」
そんな感覚があったのです。
「馬が合う」という言葉がありますよね。
乗り手と馬の呼吸がぴたりと合い、無理なく、一体となって進める状態のこと。
これは人間関係にもよく似ています。
気の合う友人と一緒にいるとき、
私たちは自然体で、力を抜いていられます。
それは「息が合っている」から。
だからこそ私は、ヒーリングや手放しを進めていくことで自分のエネルギーが変わり、大切な友人たちと息が合わなくなるのでは……
と、どこかで恐れていました。
けれど、今ならはっきりと言えます。
それは違いました。
「手放す」とは、関係を壊すことではありません
「手放す」というのは、人との縁を切ることではありません。
それは例えば、
- 相手への批判
- 心の奥に残っていた恨み
- 「こうあるべき」という過剰な期待
- 必要以上の気遣いや優柔不断さ
そういったものを、少しずつ降ろしていくこと。
手放しが進むにつれて、周りの人に対する小さな不満や、理由のわからない罪悪感が、いつの間にか薄れていきます。
手放しを重ねていくと、不思議なことに、周りの人との関係性が少しずつ穏やかに、心地よくなっていきます。
なぜなら、私たちは深いところで互いに繋がっているから。
目には見えなくても、人と人とは「繋がりの糸」で結ばれ、その糸を通してエネルギーが行き交っています。
もしあなたが、
不満や心配、怒りや罪悪感を相手に抱いていると、その糸は曇り、黒ずんでしまいます。
関係がこじれるほど、糸は穢れ、歪んでいきます。
「手放す」というのは、相手へのジャッジを手放し、その繋がりを本来の、澄んだ状態に戻すこと。
エネルギーの流れが整うと、現実の関係性も、自然と整っていくのです。
自分の手放しは、周りの人の自由にもつながる
もうひとつ、大切なことがあります。
手放しや癒しが進むと、相手に対して抱いていた「印象」が、驚くほど純粋になっていきます。
例えば、こんなふうに感じたことはありませんか?
- あの人は強い人だ(弱い人だ)
- あの人は病弱だ(健康だ)
- あの人は優しい人だ(意地悪な人だ)
- あの人は気遣いがある人だ(無神経だ)
私たちは無意識のうちに、相手をこうした「枠」に当てはめています。
けれど「手放し」とは、人に対するその印象さえも、手放していくこと。
少し衝撃的に聞こえるかもしれませんね。
「健康だと思うことの、何がいけないの?」
「優しい人だと思うのは、良いことじゃないの?」
そんな声も聞こえてきそうです。
でも「健康」や「優しさ」の定義は、あくまでもこちら側の主観です。
その印象が残り続けると、相手は無意識に枠にはめられ、その役割を演じ続けることになります。
印象をその場に置き、過去として手放していくことで、相手はもっと自由に、変化し、進化できるのです。
手放した結果、周りの人はどうなるのか
手放しを進めていくと、周りの人たちにも、自然と変化が現れ始めます。
あなた自身と同じように、成長のスピードが上がっていくのです。
特に、
あなたに親しみや信頼を寄せている人ほど、
その変化は早く現れるように感じます。
心と体が安定し、
表情が柔らぎ、
以前よりも健やかで、
いきいきとした雰囲気になる。
こうした場面を、
私はこれまで何度も見てきました。
だからこそ、はっきり言えます。
自分が手放すことで、
周りの人もまた、
より良い方向へと進んでいくのです。
最近、あらためて思うことがあります。
良かれと思って、誰かを変えようとしても、人は変わりません。
でも、自分が変わると、世界の見え方が変わり、関係性が変わり、結果として、周りも変わっていきます。
手放すことは、
何かを失うことではありません。
それは、
自分と、そして大切な人たちを
より自由にしていく、やさしい選択なのだと、
私は感じています。
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