こんにちは。渡邉利咲です。
ポジティブ思考になろうとするのはある意味、良いことなのかもしれません。
でも、いろいろと悩みがあるのにそれを心の奥に押しとどめて「ポジティブに」というのは難しいように思います。
要は、ポジティブ思考になろうとするのは良いのですが、ネガティブな思考、感情を持っている自分も「自分」なので、そういう自分も含めて、自分の存在そのものを認めると良いと思っています。
もともとネガティブというのは悪いことではありません。
例えば、リスクヘッジにはネガティブな思考が必要です。
- インフルエンザに罹らないようにうがい、手洗いをしよう
- 天災が起こったときのために防災グッズを準備しておこう
- 車で事故を起こさないように慎重に運転しよう
など、来るかもしれないネガティブな未来を予測して、それに対応するのも大切なことです。
ですから、ネガティブはダメ！ということでもないと思います。
それにポジティブ思考にならなければ！と、ポジティブ思考に偏り過ぎると、逆に周りのネガティブなものが気になってしまいますし、自分のネガティブな部分を排除しようとしたり、抑圧したりしているのも気になるところです。
それだと自分の一部は認めて、一部は排除しようとすることになります。
すべてまるっと自分なのに。
なんだか寂しくないですか？
ネガティブな思考や感情が渦巻いて止められないのは、自分自身に傷ついている部分があるから。
それが自分のインナーチャイルドの部分だったりするので、ご本人は気づきにくいのだと思います。
ご自分のインナーチャイルドの部分が傷ついていると、ネガティブな思考や感情を排除しようとしたり、抑圧しようとしがちですが、それは良くないと思っています。
このように考えてみると分かりやすいかもしれません。
もしも、あなたがショックを受けて傷ついて悲しくなっているとき、ポジティブ思考のグループの人達が「あなたは傷ついて悲しそうにしてるからあっちに行って」と言われたり、無視をされたらどうでしょう？
余計に傷つきますよね。
あなたのネガティブな思考や感情もそれと同じ。
だから、ポジティブ思考をつかってネガティブを排除しようとしないで、優しく受容して必要な癒しをしてあげると、あなたの一部は癒されて喜んでくれると思います。
私のカウンセリングでは、ヒーリングで傷ついた部分を優しく癒したり、解放したりしています。
「排除する」という視点ではなく、傷ついた過去も、ポジティブな過去もすべてその人自身であるという考えで、すべてに良し悪しをつけずに受容し、必要な癒しを行っています。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
素敵な一日をお過ごしください。
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