こんにちは。渡邉利咲です。
3月～4月頃になると、蓮の植えつけ作業がはじまります。
私は長崎で育ちましたが、隣の佐賀県でよく蓮畑を目にしていました。
広大な畑一面に蓮根が植えられていますが、花の時期になるとそれは見事で、でも観賞用ではないので、見やすいように橋がかかっているわけでもないから花を畑の脇から見るという感じ。
それでも、空が青々としている日は、とても美しい風景でした。
「蓮は泥より出でて、泥に染まらず」と言われています。
もともと「どんなに良くない環境で育ったとしても、そのような環境に負けず、清く正しく生きましょう」という教えを含んでいます。
この時期、蓮の植えつけ作業をする人々は泥だらけになりながら植えつけていきます。
そうして蓮を大切に育てているのです。
お世話をする人々が泥だらけになることを嫌うのなら、蓮は美しく育つことも難しくなります。
人間も同じで「人を育てる」というのは一旦、相手のために下りてくる必要があります。
例えば、大学では講師は生徒に学業をわかりやすく教えるために考えをめぐらして授業の準備をします。
大手の会社では研修センターを設けて、電話の取り方からお辞儀の仕方まで教えていると耳にしました。
赤ちゃんでもお母さんが一から十まで一つ一つを教えていきます。
セラピストやカウンセラーも、相手が理解できる段階に達するまで、根気よく何年でも向き合います。
今の自分があるのは、数えきれないくらいの人々がサポートしてくれたお陰でもあります。
たった一人で道を切り拓くのは不可能で、人生にはいろいろな人が関わってきますし、家族の理解と応援もあるでしょうし、高次の存在の導きとサポートが必ずあります。
高次の意識を持つことや視野の広さは、自分がどれだけサポートをされてきたかという理解と感謝を持つ能力もあるように思っています。
いまの自分があるのは自分の力ではないというのを理解すると、より謙虚になれますし人生で感謝することも多くなるかもしれないですね＾＾
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