こんにちは。渡邉利咲です。
「佐伯山 卯の花持ちし愛しきが手をし取りてば花は散るとも」作者不詳
「佐伯山で、卯の花(ウツギ)を持っている愛しい人の手を取りたい。きっと(手に持っている)花は散るだろうけど」
愛する人に触れたい、そう思うのは誰でも一度は経験した衝動だと思います。
最初は「見ているだけで」と思っていても、次第に「話をしたい」「距離を縮めたい」「触れたい」と次から次へとやってくる衝動は人間の自然な感情だと思います。
でも、それを胸の内に秘め愛する人をただ見ている、この歌からは作者の愛する人への情熱が伝わってくるかのようです。
ウツギ(空木)は、幹の中が空洞になっていることからつけられたとも、卯月に花が咲くからつけられたとも言われています。
「春は花、夏ホトトギス、秋は月、冬雪冴えて冷しかりけり」と道元禅師が詠んだように、透き通るような白く輝く卯の花(ウツギ)は、時鳥(ホトトギス)と共に詠まれることが多いようです。
ウツギに似た花にマルバウツギ、ヒメウツギ、バイカウツギがあり、上写真は私が撮ったものできちんと同定できていませんが恐らくヒメウツギだと思います。
さて、ウツギの花言葉は「秘密」
外面からは空洞であることが分からないことが花言葉の由来です。
人が心に秘めたことも外面からは分からないことが多い。
一時期、「アナと雪の女王」が流行ったのは、エルサが胸の内に秘めたものを解き放ったことに共感を持つ人が多かったからではないでしょうか。
またウツギには「風情」という花言葉もあります。
これは花が下向きに垂れさがって咲いている姿からつけられました。
秘めているからこそ奥ゆかしく感じる、謙虚で慎み深いところに古風さや風情を感じるのかもしれないですね。
「卯の花を持つ愛する人の手を取ることができたなら、その花が散っても構わない。」この歌はそのような意味で詠んだようにも思えます。
または女性のほうが男性と手をつなぐかのようにウツギを持ち、「私の手に触れてください」と合図を送っていたのかもしれないですね^^
愛する人に触れたい気持ちを胸に秘め、慎み深さを表に出し、内面は燃え上がる激しさがあるようにも感じられる。
男女の愛の表現は外面と内面のギャップが激しく、その葛藤する様子がまた美しくも感じられます。
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