江戸時代から船運を担っていた日本橋川に架かる日本橋は、徳川家康が幕府を開いた1603年に架けられ、5街道の起点でもあり、1911年(明治44年)に完成した現在のルネサンス様式の石造二連アーチ橋は国の重要文化財である。そして、その上空には1964年の前年の1963年12月に完成した首都高速道路、地下では数本の地下鉄と交差している。
首都高速道路の日本橋区間は現在大規模な大規模更新事業化が進行中で、元会社も施工担当していた既存の常盤橋・江戸川橋進入路解体工事の様子をNHKの「解体キングダム」で観て非常に興味があったが、その壮大な事業の一般向けのプレゼンテーションが今年7月から開催されているというので早速申し込んで聴講してきた。
日本橋を最初にスケッチしたのは2013年だ。
受講の前に日本橋周辺の事前観察に。
下流側には江戸川橋JCTの橋桁の解体工事の台船が見える。
橋の中央から上流方向を見上げると、高速道路橋桁の中央には、日本橋の欄干の照明燈と日本橋の中央を示す目印があった。
下流方向
完成間近の超高層ビルは元会社が鋭意施工中。
欄干の北端の立派な照明灯には狛獅子が抱える東京市の紋章がある。
橋の袂下の小さい広場から日本橋を見上げる。
ここで、一枚。
上流(常盤橋)方向
日本橋を渡って北の三越方向
そして、会場へ入る。
(このロゴは、WALKを分解したものらしいが、、、、。)
100年先の未来へ守り、残すメガプロジェクトだ。
会場内の展示、投影内容は一切写真撮影不可だったが、講義が終了時には前面の投影スクリーンが開き、神田川に架かる日本橋と工事中の首都高が手に取るように見れたのは素晴らしい演出👏
下流(江戸橋)方向
プロジェクトの概要地図ではこんな感じだが、よく分からない。

(首都高のホームページから引用・加工)
日本橋川は神田川の支流だ。
(Wikipediaより)
このあとは、再度現地確認へ。
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日本橋の袂の右岸にある観光ボートの発着場から対岸中央右に先ほどの会場あるビルの3階が見えたが2階の凧の博物館が気になる。(これは後日の宿題)
ここから日本橋を見る。
やはり高速道路が邪魔だなあ。
そして、左岸を上流へ歩いて、西河岸橋から下流方向の首都高を見ると橋桁の解体状況がよくわかる。
この上流にある一石橋は歩道は閉鎖されていたのでさらに上流の常盤橋タワーから先ほどの一石橋越しに解体済みの首都高常盤橋入口が見える。
以下の2枚の写真は2023年2月に撮影した一石橋
この場所での工事(元会社施工)を首都高のホームページから;
この反対(西)側には日本一高くなるTOKYO TORCHの現場
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そして、ランチと資料調査のために久しぶりに国会図書館へ。
前回来たのはほぼ1年前だった。
相変わらず美しい前川國男の直線は師匠コルビュジエ風
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6階の食堂からは、大手町のビルの壁の中央部に日本橋での建設中のビルのタワークレーンが見ることが出来た。
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国会図書館で複写した追加資料の出典は;
この世紀の巨大プロジェクトの着手は2020年4月、高速道路の地下ルートの完成は2035年、既設の高架橋撤去と緑化工事を含む全体の完成は2040年度の予定だ。
90歳まで元気でいて日本橋川緑地に咲く桜を観たいものだ。



































