カモン!OB会 | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

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団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

 

恒例の学習の日の金曜日の今日は、現役だった3年前までは参加出来なかった元会社OB・OG会の横浜支部新年会に初めて参加した。

 

会場は関内駅前、開始時間は、夕方5時半開始という如何にもリタイア向きの時間帯なので、その道すがら、昨年借りた本を返却するために紅葉坂の県立図書館と野毛の市立図書館へ。

 

 

受付カウターに前川國男関係の本2冊を返却。

 

生憎、年初のせいか、読書用のテーブルは満席だったので、向かいにある前川國男設計の神奈川県立青少年センターのタイル壁を眺めながら1階でコーヒーコーヒー休憩だけ。

 

天気がいいし時間もあるので、県立図書館の北側から「横浜能楽堂」への道をロケハンを兼ねて歩いてみた。

 

角を曲がると、左手に「横浜能楽堂」、右手には、改修工事中の「県立図書館かながわ資料室」

 

 

生憎、「能楽堂」は改修工事中で閉館中とのことだったので、この道端角で描き始めたものの、突然インクが切れてしまったのでとりあえず未完成で描撮しておいた。

 

時間はまだまだあるので、愛用のインクボールペンのリフィルを探しすために、前川國男設計の「県立図書館」(右)と「音楽堂」(正面)を見ながら桜木町駅まで紅葉ヶ丘を降りる。

 

途中、左手の丘の「掃部山(かもんやま)公園に登ってみる。

 

「掃部山公園」の由来は、日米修好条約調印(1858年)と横浜開港で日本の近代化に貢献した大老井伊掃部頭直弼を慕う旧彦根藩士らが明治17年(1884年)、井伊家に寄贈しとこによるもので、その後、公園は、大正3年(1914年)には井伊家から横浜市に寄贈されている。

 

明治42年(1902年)の横浜開港50周年を記念して旧彦根藩士により建立された井伊掃部頭直弼立像の見つめる先は、横浜港とその北方の江戸だろうが今は超高層ビルが邪魔している。

 

井伊大老曰く『OMG, Come On!』 

 

近くの野毛山公園にある日本の近代水道創設者の英国人技師ヘンリー・スペンサー・パーマー(1838-1893)の胸像も向いてる先は英国の方向だったような。

2021年12月撮影

 

 

桜木町駅前のコンビニでなんとか代用品のボールペンを買い求めて、再び音楽堂まで戻る。

 

この一帯の建物(神奈川県青少年センター、県膣図書館)と同時期に完成した前川國男設計の「神奈川婦人会館」(1965年竣工)は、今は市の所有建物になっているが、会館の文字も消されて使途が未定なのか空室のままで閉館状態。

 

レトロなコンクリート打ちっ放し外壁が、良いね。

 

先ほどの「音楽堂」を左に見ながら「能楽堂」までの坂を登る。

 

陽もだいぶ傾いてきたが、なんとかスケッチが完成。

 

前川國男県立図書館横の紅葉坂から、もう一冊の本の返却のために、野毛の中央図書館へ向かう。

 

野毛の切通しを下る。

 

この切通しは、日米修好条約締結の翌年の安政6年(1859年)の削られたのが最初で、その後、昭和3年(1928年)の市電長者町線整備の際に拡張切り下げられ、現在の形になったものらしい。

 

特徴のある美しい亀甲積みの石垣はその時に築造されたもので100年近い貴重なもので、市の歴史建造物に認定されている。

 

紅葉坂方向を振り返る。

 

中央図書館は1/14までは改修工事中で閉館だったので、玄関脇の返却ボックスへの投入返却。従って、いつもの学習はできず。

 

 

会食の開始時間までにはまだ1時間以上もあるので、山下公園まで足を伸ばしてみた。

 

黄昏時の港は、いいね。

 

重要文化財「氷川丸」を入れて、大桟橋とみなとみらい方向を。

 

氷川丸の向こうには、去年4月に住吉町のクラフトビールで出会ったイラストレーターでニホンオタクのアメリカ青年が熱く語ってくれた「ガンダムファクトリーヨコハマ」

 

 

 

OB会は、ジャスト5時半に始まり着工し、予定工期2時間の7時半には完工、更には老人に優しい一式無増減の低コスト。

さすが建設会社のOB会?

 

その後、すっかり暗くなった冷える港街を伊勢崎町経由で桜木町駅方向へ酔い覚ましにブラブラ。

 

大岡川に架かる都橋の袂にあって、以前から気になっていた、昭和39年(1964年)完成の総和のレトロ感満載の「野毛都橋商店街ビル」へ。

(上記2枚は2022年1月撮影)

 

大岡川に沿って約90mで綺麗に湾曲するユニークな鉄骨2階建の飲み屋街は横浜市の歴史的建造物として戦後建物として初めて登録された貴重な文化遺産でもある。

 

1階は道路向き、2階は川側にせり出した廊下から入店する。

 

その中の一軒に勇気を持って入ってみた。

店内は大体二坪強のコンパクトな広さ定員は7名。

ジントニックを頂きながらオーナーから建物の歴史を拝聴。

SNS掲載は厳しくNGとのことで内部写真は無し(泣)

 

今日も様々なジャンルを一杯学習しました、ハイ。

 

本日の歩数(距離)は今年最多の22,000歩(17.4km)超え