猛暑と燕と薪ストーブ | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

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団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

 

季節外れの猛暑の中、新小平の「ギャラリー青らんぎ」を訪問した。前回は昨年11月だったので半年ぶりだ。

 

 

定年退職後の会社がこの近くだったので、昼休みにはこの土壁造りの、古民家材を利用した天上の高いギャラリーで、☕️を飲んで休憩していた。会社が新宿に移転しても休日には、何かにつけ片道1時間かけて、勝手にストーブの薪運び、焚き始め、焚き納めもまるで従業員のように楽しんだものだ。

 

そして、この時期には、燕の巣だちも確認していたのだが、ギャラリーのFBで、今年も燕の雛が巣立ちし始めた、ということで、まずは、毎年の定宿である2階事務所への階段の踊り場天井に作られた巣の確認。

 

親燕は頻繁に餌を運んでいる中、私を警戒したのか、一羽の雛が安全ビニール傘に落ちたがもう飛び立てる状態。

 

「しばらくはそこにスワローね!」と声をかけて、ギャラリーへ戻る。

 

今までは全く気が付かなかったフランクロイドライトの好んだ大谷石を使ったベンチ。

 

大谷石は、土の壁の袖壁と床にも使われている。

壁には私の拙作が飾ってある。

 

 

 

ストーブの横の柱には、ここで習ったドライポイント紙版画の作品が飾ってある。

 

 

いつも季節の花が飾られた中央の大理石の台の上にある花は、初めて見た「小葉のずいな(随菜)」だそうだ。調べてみたら、明治時代に日本に渡来した北アメリカを原産とするズイナ科の落葉低木とのことで、穂状に集まった白い小さな花が美しい。

手前にある赤い花は、「ブラシの花」だとか。

 

いつながら素晴らしいディスプレイに感心する。

 

美味しい有機コーヒーをいただいた後、ここで、一枚。

 

テーブルの上にあった不思議な四角い箱は、15年ほど前にオーナーが作られた万華鏡が出てきたものだそうだ。

 

早速中を覗いてみた。

 




角に1箇所開けられた小さい穴にスマホのレンズを当てて撮影してみたら、それはそれは生まれた初めて見た幻想的な世界。

 

円筒の万華鏡は小学校の工作で作ったことがあったが、これは立方体。

 

作り方を調べるために分解もサジェストされたが、それは丁寧にお断りし、あれやこれやと構造を推察しながら、ジイジもすっかり童心に帰ってかれこれ3時間も長居してしまった。

 

ふと見れば、かなり大きな情報満載の日めくりカレンダーが壁に掛かっていた。。

 

なんと、今日は「頭髪の日」ということで、またまた盛り上がって、お暇するのが遅くなった次第。

 

日が長くなっているので、帰り道は明るかった。