毎日が日曜日なのだが、今日は学習の日なので、兼ねてから気になっていた「老人力」の著者「赤瀬川原平」の写真展が今週末で終わるので、六本木のギャラリーまで出かけた。
WBCの準決勝も気になるが、TVを観ると負けるというジンクスがあるし、絶対勝つと信じていたので、応援は相方に任せてのお出かけとなった。
南北線への乗り換えの日吉駅で一旦外へ出て、返却日が近づいた本を読みながらの☕️休憩。
もうきみには頼まない
石坂泰三の世界
(1995年毎日新聞社刊)
経済小説の開拓者と言われる「城山三郎」(1927-2007年)の本を今までかなり読んだことがあるが、この本の何ともショッキングなタイトルで語られたのが、あの財界総理と言われた「石坂泰三」(1886-1975)という最高の組み合わせに惹かれた。
相手が官僚であれ代議士であれ、親会社であれ、全てにおいて強く信念を貫き、いくつもの企業の再生、日本経済を成功させた石坂泰三は、気配りの人であったとも言える。一企業への愛、日本への愛、そして、日本経済への愛に火を付けた愛の経済人だった。一方では、長男を戦争で亡くし、人一倍、家族思い、愛妻家でもあった。
70歳から始めたフランス語などの勉強、ゴルフ、やきもの、碁、長唄、俳句、書、絵など幾つになっても多趣味で、この本の装画は数多く残された旅先でのスケッチからのものだ。
「両蛙」
(本扉)
「無事是貴人」
(本扉裏)
現ブルガリア大使館の場所(松濤)にあった
「石坂泰三邸」
[1937年12月築]
(清水建設ホームページより)
ここで、一枚。
そして、乗り換えの無い地下鉄南北線のルートで「六本木一丁目駅」へ。
すぐ近くの「アークヒルズ」のほぼ満開の桜を鑑賞。
天気が良くないせいか人は少ない。
そして、六本木通りの緩やかな坂道を六本木交差点まで歩き、賑やかな交差点の裏通りにあった写真展会場「日常に散らばった芸術の微粒子」の会場に到着したのだが、何と、休館日だったとは。
労力消耗
無駄な老力
老人力
期間内に再訪できることを祈って、帰りは、六本木駅からの日比谷線、中目黒経由日吉へ。
やはり、WBCの準決勝はテレビで観なかったのが良かったのか、眠りから醒めた村神様の根性の一打で劇的なサヨナラ勝ちだった。
明朝はの決勝だ。
「きみたちに頼んだぞ」