御所山散策 | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

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団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

 

基本的に火曜日は学習の日なので、晴れの今日も「神奈川県立図書館」へ。最初に来たのは、1ヶ月前だ。
 
この図書館を知る前は近くの野毛地区にある「横浜市中央図書館」だった。
(2021年12月撮影)
 
一方、県立図書館は歴史のある有名な前川國男の設計という本館建物(1954年)の斬新な新館(同事務所設計)ということもさることながら、IT化された読書と調査、研究の設備のが気に入っている。

 

桜木町駅近くの「紅葉坂」にあるこの図書館へ行くには様々なルートがあるが、今までは:

①桜木町駅から歩く、

②横浜駅からバス(103系統)で山側の「戸部一丁目」下車、

③横浜駅からバス(多系統)で海側の「紅葉坂」下車だったが、

 

今日は、その前にお昼は戸部の蕎麦屋「そば処あんどう」

 

(2022年10月撮影)

 

と、決めていたので、山(丘)越えの最短距離を狙って、「紅葉坂」の二つ手前のバス停「雪見橋」で下車してみた。

新しい路は発見の宝庫だから。

 

桜木町駅からの東急東横線の高架跡の下の直線で500mほどの長い歩道は店も何もないので、非常に珍しい風景。

 

国道16号の「雪見橋国道側交差点」を渡る。

もう一つの「新横浜通り」と「桜川新道」が並行する「雪見橋交差点」は、すぐ先の丘側にある。

 

走る人

 

「紅葉坂」と違ってしばらくは平坦な路地(岩亀横丁)だ。

歴史的に外国人の街だった関内や山手と違って、この辺りは古い民家、商家が残っている。

 

この先の緩い狭い坂道をしばらく登ったら「御所山町」だ。

名前の通り、周囲の住宅とは全く違う立派な和風建築があった。

 

「御所山寮」は、戦後の横浜を支えた日系の代表企業(現みなとみらいの旧地主)の迎賓館だったらしいが、今は閉館しているようだ。もし一般公開されたなら、是非中を観てみたい。


 

お腹が空いてきたので、例の蕎麦屋へ。

 

走る人

 

さて、ここからが想定外。

 

脳内コンパスで蕎麦屋を目指したのだが、ニアミスで全然遠いところまで行って路地に迷いこんでしまった。

 

古い昭和のレトロなアナログなハンコ屋さんの招き猫が、「どうしたにゃ?」の眼。猫に聞いても分からない。

 

一面に蔦の絡まった古い民家をよく見てみんか?

 

結局、京急線(トンネル)の超えて路地から路地へと歩くこと約1時間。やっと蕎麦屋に辿り着いたらもうお昼の部閉店の2時直前。先月の「鉄道の日」の四谷大京町同様、今回もGoogle Mapで混乱した。

 

蕎麦屋は昼の部が終わっていて、夕方の貸切用にテーブルがセットアップされていたので、入り口に一番近い席に案内された。

 

この蕎麦屋は地域の公民館的な場所で、前回は囲碁同好会が4卓使用中。SNSも利用しているしアイデア豊富だ。

 

 

創業95年の蕎麦屋の手洗い所で見つけた格言に、「確かに!」

 

注文したのは、前回と同じ「カツ丼ミニざるセット」

 

この蕎麦屋は「アド街」(2020年11月)でも紹介されたされたらしい。

 

 

 

蕎麦屋の後は、戸部通りの坂を上って、ようやく図書館の近くまで来た。

 

「横浜道」は開港直前(1859年)に急遽作られた道で、「保土ヶ谷道」は開港前からあった東海道と結ぶ生活道路ったそうだ。

 

なるほどね。街のカラー、雰囲気が全く違うはずだ。

 

今日は「前川」建築の建物の「後かわ」から。

 

 

赤く色付いた葉は、サツキの一種かな?

と思って前の立札を見たら「ヤマモモ」

 

これは後ろの木だとは、読むまでキが付かなかった。

「ヤマモモ」は、中国では「楊梅」(ヤンメイ)と呼ばれていて、甘酸っぱい実は食べたこともある。

 

そして、図書館玄関でのアルコール消毒

 

両足で乗るのかな?(笑)

足マークは一つではおかしいのかな?

 

鉛筆

 

今日は、しっかり2時間学習。

流石に自由に閲覧出来る開架分だけでも、前川國男、ル・コルビュジエなどのモダニズム建築関係の本は充実している。

 

そして、前川國男設計の「神奈川県立青少年センター」「音楽堂」(後方)を横目に野毛の街へ坂を下る。

 

小腹が空いた時の立ち飲みには、ここが気に入っている。

(2021年12月)

 

この電話には電話番号が書いてあるだけで繋がってません。

 

前回は中で「ナカ」だったが、今回は満立なので「ソト」席。

 

日本酒もいいけど悪酔いしそうなので、ハッピーアワー駆け込みでいつものビール。黄昏の「動物園通り」はいい感じの時間。

 

2階はハッピーアワー無しの着席飲みのようだ。

 

生ビール

 

久しぶりの、NO BEER, NO LIFE!!

 

この店と「横浜市立中央図書館」とを一緒に散策したのは一年前だった。