ゴールドバッハ予想
こんにちは。
数学学芸員のようじです。
今日はゴールドバッハ予想を紹介します。
ここ十数年で次々に数学の難問が解決されています。
●フェルマーの最終定理
●ポアンカレ予想
そして解決されようとしている難問もあります。
●リーマン予想
などなど。これら3つの難題は数学のロマンとして語り継がれていました。
そしてそれらの問題が解決された背景には本当にたくさんのロマンとドラマがあふれているのです。
今日ご紹介するゴールドバッハ予想もそんな数学者のロマンの一つです。
ゴールドバッハ予想とは
「2より大きいすべての偶数は2つの素数の和に分けられる」
というものです。
例えば、
20=13+7
44=13+31
など。
どんな偶数で試してみても、確かに成り立ちそうです。
しかし、数学的に完璧な証明を与えた人はまだいません。
数学の世界では、素人でも簡単に理解できる問題で未解決のものがあるのです。
いつかこの問題も解かれる日がくるのでしょうか・・・。
長野の会社員が円周率をえらいところまで求めちゃいました。
こんにちは。
数学学芸員のようじです。
最近は数学美術でなく、数学の小噺(こばなし)ばかりになっています。
今日も小噺です。
長野県の会社員が自作のPCで円周率を5兆桁まで求めたそうです。
This is 2.3 trillion digits more than the previous world record by Fabrice Bellard (December 2009). Therefore, we are declaring 5 trillion digits as the new world record.
2009年に2兆3千億桁が世界記録となっていたそうです。5兆桁はそれを遥かに上回る世界記録!!!
22TB(テラバイト)のスペックがあるPCだったとか。。。
5兆桁はデータだけで8.3TBもあるのですね…。
いやはや、すさまじいです。
世界記録を達成した会社員の方に拍手!!
ちょっとしたクイズ。(コンサルの面接などにも使われている!?)
こんにちは。
数学学芸員のようじです。
今日はちょっとしたクイズを紹介します。
某コンサルティング会社の面接にも使われたとか使われなかったとか・・・。
<クイズ>
4と5の間に基本的な数学記号を入れて、4より大きく5より小さい数にしなさい。
4+5? 4-5? 4×5????
一体どうすればいいのでしょう???
ムリのある無理数
こんにちは。
数学学芸員のようじです。
我々が何気なく使っている数学言葉。
すべて海外から輸入された数学言葉を日本語にあてたものなのです。
有理数⇒rational number
無理数⇒irrational number
といいます。
よくよく見てみると「rational」とは、「比」を表す「ratio」から出来た言葉。
だから、
rational number⇒比で表せる数
irrational number⇒比で表せない数
となるのです。
ということは・・・・。
「無理数」「有理数」ではなくって
「無比数」「有比数」のほうが元々の数学言葉にあっているかもしれませんね。
無理数を組み合わせると整数になる!?
こんにちは。パーソナル数学コーチの八田陽児です。
久々におもしろい数学美術をご紹介いたします。
無理数だけで整数は作れるのでしょうか?
インドの天才数学者ラマヌジャンは、上の数が整数になると予想しました。
実際に計算して見ると、
262,537,412,640,768,743.999999999999999999999999999999999999999999999999…
となるそうです。
しかし、eもπも√163も無理数です。
無理数だけで有理数が、しかも整数が作れるなんて…。
実際に計算してみると、この数は整数になりません。
(見た感じ、超越数でしょうね。)
しかし、小数点以下に9が2万個以上続くそうです。
あるお方から、小数点以下9は20個も続かないと指摘されました。
調べ中です!(2012/1/31現在)
もうちょっと!でもすごい!
これを発見したラマヌジャンもすごいですね。
