シーズン前の最後のテストであるバルセロナテスト。

今年はシーズン前のテストがわずか8日間ということで、各チームともに精力的に周回を重ねているようだ。

現行のハイブリッドパワーユニットも熟成されてきたようで、トラブルも少なめに放っているようだ。

バルセロナテスト2日目のタイムテーブルは以下。

1位  バルテッリ・ボッタス(ウィリアムズ・マルティーニ・レーシング)
2位  ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG・ペトロナスF1チーム)
3位  ケビン・マグヌッセン(ルノーF1チーム)
4位  セバスチャン・ベッテル(スクーデリア・フェラーリ)
5位  ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)
6位  ダニエル・リチャルド(レッドブル・レーシング)
7位  カルロス・サインツ(スクーデリア・トロ・ロッソ)
8位  セルジオ・ペレス(フォース・インディアF1チーム)
9位  ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG・ペトロナスF1チーム)
10位 パスカル・ウェーレイン(マノーF1チーム)
11位 マーカス・エリクソン(ザウバーF1チーム)
12位 エステバン・グティエレス(ハースF1チーム)


この日も安定度抜群のメルセデスAMGのみが2人ドライバーを走らせている。

ただでさえ強いのに信頼性もさらに向上してしまっては他のチームがますます対抗できなくなる危険があるだけに、他のチームの躍進にも期待したいものである。

この日は新興チームのハースがターボのトラブルで走行できず。

ハースのパワーユニットはフェラーリと同じなのだが、ハースにだけトラブルが発生するというのはどういうことだろうか?

パワーユニットが同じでもシャシーが違うだけに、廃熱関係がハースのマシンの方が厳しいのかもしれない。

残りのテストは2日間。

どこまで開幕戦仕様のマシンへと仕上げられるかに注目だ。
今シーズン最初のシーズン前テストであるバルセロナテストも最終日。

最終日のタイムテーブルは以下。

1位  キミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ)

2位  ダニール・クビアト(レッドブル・レーシング)

3位  アルフォンソ・セリス(フォース・インディアF1チーム)

4位  ケビン・マグヌッセン(ルノーF1チーム)

5位  マックス・フェルスタッペン(スクーデリア・トロ・ロッソ)

6位  フェリペ・ナスール(ザウバーF1チーム)

7位  ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG・ペトロナスF1チーム)

8位  ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG・ペトロナスF1チーム)

9位  フェリペ・マッサ(ウィリアムズ・マルティーニ・レーシング)

10位 エステバン・グティエレス(ハースF1チーム)

11位 リオ・ハリアント(マノーF1チーム)

12位 フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)


4日間を通じて最も速かったのは現段階ではフェラーリということになるのであるが、最強のメルセデスAMGがまったく本気での走行をしていないことが明らかなだけに、来週に行われる2回目のテストでのタイムを見ないことには勢力図はなかなかわかりにくい。

ただ今年は中堅チームが団子状態になるだろうということだけは予想できる模様。

メルセデスAMGとフェラーリの2大ワークスチームを除くとあとは本当にどんぐり背比べ状態でどのチームが出てきてもおかしくはないだろう。

心配なのは最終日にトラブルでほとんど走れなかったマクラーレン・ホンダ。

昨年よりはマシなレベルで走行しているのであるが、上位チームがトラブルフリーで走り切りさらに開発を加速させるなかで、信頼性の問題を最初に解消しなくてはいけない状態であるならば今シーズンの苦戦は必至なのだが次のテストまでに少しは改善ができているのだろうか?

ホンダは継続してF1に参戦するつもりかもしれないが、さすがに昨年のような状態であると名門マクラーレンの方がホンダとの供給契約を打ち切りそうな気配があるだけにホンダは本当に今年が正念場となるだろう。

今年いきなり優勝は不可能かもしれないが、毎回トップ10に入って入賞の常連になるまでに復活しないことには2017年にはまた新しくレギュレーションが変化するだけにホンダはさらに厳しい状況に置かれる可能性が高い。

フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンという世界王者経験者も昨年は1年目ということで、遅いマシンでもかなり我慢しただろうが、さすがに今年も昨年のような体たらくでは我慢はできないであろう。

アロンソはチームを移籍する可能性が高くなるであろうし、バトンは一時期はジェレミー・クラークソン、ジェームズ・メイ、リチャード・ハモンドが抜けた新生トップギアの司会者に決まりかけていたというだけに、今年だけなら司会者に転向して趣味のトライアスロンに全力を注ぎたいと思うかもしれない。

ホンダの開発拠点は一応マクラーレンの本拠地であるイギリスにも構えてあるものの、主導するのはあくまでも日本のホンダのさくら研究所であるのだが、あまりにも距離が離れすぎているのもチームの連携に水を差しているようにも思えるのだが、そのあたりをホンダが改善しようとは思わないのだろうかという疑問も残る。

ホンダはF1に参戦するときに経験の浅いエンジニアに経験を積ませる目的もあると発言していたように記憶しているが、F1は学校でない。

勝利しなければ用なしになる厳しい世界である。

私としてはエンジニアにF1経験の豊富な人物を数人いれるべきだと昨年から思っていたのであるが、今年もその様子はなさそうである。

逆に昨年はパワーユニットの性能に苦しんで今年からワークスチームに復帰したルノーはパワーユニットのエンジニアとしてイルモアの創設者であるマリオ・イリエンを招聘している。

このあたりに違いをどうしても感じてしまうのだ。
開幕前の初のテストとなったバルセロナテストも3日目。

今年はパワーユニットの問題も各メーカーとも少ないようで、昨年のような深刻そうなトラブルはあまり起こっていない。

メルセデスとフェラーリのパワーユニットは文句はないだろうが、心配なのはルノーとホンダ。

3日目のタイムテーブルは以下。

1位  ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディアF1チーム)
2位  ロメイン・グロージャン(ハースF1チーム)
3位  キミ・ライコネン(スクーデリア・フェラーリ)
4位  ケビン・マグヌッセン(ルノーF1チーム)
5位  ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG・ペトロナスF1チーム)
6位  カルロス・サインツ(スクーデリア・トロ・ロッソ)
7位  フェリペ・ナスール(ザウバーF1チーム)
8位  ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG・ペトロナスF1チーム)
9位  ダニール・クビアト(レッドブル・レーシング)
10位 フェリペ・マッサ(ウィリアムズ・マルティーニ・レーシング)
11位 ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)
12位 リオ・ハリアント(マノー・F1チーム)


3日目は軽いタンクで走行したフォース・インディアのヒュルケンベルグがトップタイムをマークしている。

驚きは新チームのハースが2番手タイムをマークしたこと。

実質的にフェラーリのBチームということは公然の事実であるものの、新しいチームでここまで安定してマシンも作れているのは素晴らしいと思う。

さすがにオーナーがナスカーなどアメリカでレースチームの運営が豊富なのがよくわかるというもの。

3日目まで終わって一番不気味なのが王者メルセデスAMG。

一度もトップタイムをマークしていないものの、常に100周以上を走行できており、データ収集を最重要にしてテストを遂行しているのがよくわかる。

メルセデスAMGのW07が真の力を放ったときの速さがどの程度なのか不気味なだけに楽しみでならない。

他にも開幕までもマシンが大きく変更するようなチームを存在するであろうし、次のテストでまた変化がありそうである。

メルセデスAMGのBチームとして再出発する形のマノーであるが、相変わらずそこまで速くない。

将来のメルセデスAMGのレギュラーであることは間違いない昨年のDTM王者パスカル・ウェーレインに経験を積ませるためにデビューさせただけに、ある程度の経験が積めるような速さを見せてくれないと困る。