代理店はクッションです。
例えば金銭的なクッションであったり、
感情的なクッションであったり。
「それが代理店の重要な機能なんだよ」とうちの偉い人はいいます。
確かにそうでしょう。
今日ちょっと悲しかったのは、完全に客の言い分が正しく、媒体側がおイタをしていたことがあって。
客は僕たちを信頼してくれているから僕たちのコントロールが悪いとは決して言わないんですが、
それでもいらついていたように思えるのは、僕らはその話の上で立場的に媒体の肩を持たざるをえない
ということ。理屈で正しくとも「でも業界的にはこうなんですよ」と自らもあほらしいと思いながらも
説得するしかない。ということで、少し悲しくなりました。記者に意地悪というか冷たくされるのは
慣れたというかまぁもうああいう人たちだからと思わなくも無いんですが(勿論全員じゃありませんが)
クライアントからのそういうプッシュのクッションにならなきゃいけない仕事なんですよね、この仕事って。
クリエイター、技術者。
※昼休み中につき瞬間エントリ。
「技術の人っていいものを作れば売れると思ってるのがウブだよね」というような言葉を良く聞く。
確かにインタビューやなんかで「この商品はどういうターゲットを想定して作りましたか?」と訊かれて
「や、できちゃったんで。やっぱり従来品の半分のサイズに出来たってことが一番大きいかな」とか
答えてるのをみると、涙やなんかが出てくるわけです(場合によって冷や汗とかも)。
まぁ本当にそこに中長期の戦略があるかないか、というのは会社としての割合根本だから触れないとして、
そこは広報が想定問答を作ってちゃんと練習させてたかどうか、でもあるしそういう意味では
普段インタビュー受け慣れてない(=正直に答えてしまう)技術者をその場に出したことから広報の仕事として
どうなのよ、ということはあるわけです。
ただ。
そうやってある種馬鹿にされる事が多い技術者ですが、翻って広告の「クリエイター」はどうなんでしょうか。
そもそも「クリエイター」ってなんだよ横文字にしたらおしゃれな気がしてるだけじゃん技術者だって
英語にしたらスペシャリストとかになってかっこいくね?的な話はとりあえず置いておくとして、
結局同じ事考えてませんかね?
むしろ同じならいいくらいで、「いい広告を作った」その先のことなんか全然考えてない気がする。
この辺は全く特定個人のことを指しているのではなく、単にいま思ったレベルなんだけど、
広告のクリエイティブの世界は「メッセージをいかに伝えるか」を重視しすぎて、
その結果売りにどれだけ繋がったの?って考えてるのかな?ということ。
情報大爆発 的に言えば、ペネトレーションが重視されすぎてるって言ってもいいのかも。
最初の部分でクライアントが言いたい事が100%になるたけ近い比率で伝わればそれでいい、みたいな。
それは多分広告効果の正確な紐付けが難しい事があるんだろうなあとは思う
(逆に効果がある程度測定しやすいダイレクトレスポンス重視の広告だと
「赤を使うと感情が高ぶるから受話器に手を伸ばしやすい」・・・かどうかは知らないけど、
そういう理屈は(正しいかはともかく)ある気がする)。
で最初の方にもどって、だからそうやって技術者を馬鹿にするのはどうかと思った。
だって技術者はものを作るけど広告マンは夢しか作らないもんね。
だからといって夢は決して技術に比べて劣るわけじゃない。
技術も信じずに使わなければそれだけのものだし、逆に夢を信じて「空を飛べる」と
きちんと思い込めば、自分も空を飛べるわけ(別に他の誰がどう思おうが、「飛んでない」と言おうがね)。
技術はみんなが認めるから信じるのが簡単だけど、夢を信じるのは難しい。
単に、それだけの違い。
NHKにまで言われてる…
スタジオパークの中の時事解説コーナー で雑誌もだめですね、という話。
解決法としてデジタル化が言われているけどそれはちょっとどうなの…という気がします。
手元に媒体情報が無いからわからないけど例えばタグボートがやってるmagabon とかみたいに
紙媒体をデジタルに持ってきたのって成功してるのか疑問だし、ああそういう変種じゃなくても
デジタルef みたいなのもあるね。
確か女性誌の体裁そのまま使ってデジタル雑誌みたいなことをやってた所があった気がするけど…
忘れました。
まぁ探してる途中で「電子書籍ガイド 」なんてブログもあったのでそこら辺もご参考に(更新されてないけど)。
「単に情報を得るだけならネットでいいや」というのは事実だと思いますが、
雑誌の形態をそのままネットに持ち込んで成功するとは思えません。最初の記事中にも指摘があったように
収益モデルが確立してないし(これは広告会社の責任もあると思うけど)、
そもそも体裁だって紙で読むのに最適化されてああいう形になってるんだから、
ディスプレイで読むものにそのまま適用できるとは…ねぇ?
だからといってこの先どうなる、というのは全然想像がつかないのでした。
あ、でもわが身を振り返ればものすごく色んなソースからオンラインでニュースや記事を取ってるのに
雑誌読んで面白くないと思うわけではないのでうまく住み分けられるし、違う楽しみがあるんだよ、って
教えてあげられればいいのかなと思ったりはします。
Media Neutralではなく
Media Neutralを謳う広告代理店はたくさんあり…そうであんまりない。
というか日本以外にそんな言葉あるの?って感じ。
実際検索してみると、Media Neutral って俺スペルミス?ってくらい少ない。
ちなみに日本語の「メディアニュートラル 」だとこんな感じ。
10倍くらい違う。
別にこれはマクラにしようと思ったネタではなかったはずだけど、
やっぱりメディアに対してニュートラルであることは日本では語ることで
差別化になるような事柄なんだな、というのを再実感したりして。
日本の外資はよく「うちはメディアニュートラルですから、クライアント第一です」と、言う(らしい)。
それを見てドメの代理店が「まぁ媒体買わせてもらえない外資がまたキレイゴトを」と、言う(らしい)。
えーっと。
今日は何を書きたかったかというと。
それってもっとさかのぼれないのかな?ということ。
「メディアニュートラル」というのは僕の理解では「(コミッションがでかい)TVに固執しません」
というのが裏の意味なんだけど、それを進めれば「コミッション目当てに必要もなく媒体枠売りません」だし、
さらに突き詰めれば「必要なければ広告やろうよって言いません」だし、
「必要であれば広告じゃなくてPRを提案します」にもなり得るのではないかな、と思うのです。
それを勝手にVehicle Neutralであると呼んでみるのです。
クライアントも、勿論我々も生活者とコミュニケーションすることが目的であってそれ以外にないのなら、
そしてここまで広告やPRの手法が研究され尽くしているのなら(PRについてはされつくしているかは疑問)
その上位概念というか上流というか、「どのような方法でコミュニケーションを試みるか」についても
もっと踏み込んで考えてもいいのでは?と。
勿論問題はあります。
現実的な組織の問題として例えば大きな会社の宣伝部と広告部は分かれている事が多いし、
クライアント側にそれを乗り越える気概がある人間がいないとそこから先には進めない…
ってなんか代理店として果たすべき責務を投げ捨ててるような表現だけど、でも実際その部分だけは
使われてる立場からはなんともいえないんですよね。
実際僕が担当させてもらってるクライアントでも、広告代理店経由でクライアントの広報部の担当者に
マーケティングの情報が行ったりしてたりして。正直お前内線あるんだから使えよと思うけど、
それもクライアントの会社の評価システムが他の部署に口出してもなんもいいことないように
設計されてるからなんだろうな、と思うのです。
代理店にもっと身近な話でいえば、マネタライズの問題もあるでしょう。
同じお財布をクライアントが持っていたとして、理屈の上ではどの選択肢を選んでも
代理店の儲けが同じでないと、お客さんの「こいつ自分が儲けようとしてるのでは?」
という疑念は払拭されない可能性もある。
そしてそこから自由になるためには「そもそもVehicleを提供しない」というところに行き着きます。
じゃ何を提供するのか?といえばアイディアなんだろうな、と思うのです。
Vehicleを提供せず、アカウントプランニングに徹することで真にクライアントのためといえる
サービスが提供できるんじゃないかなぁ…ということなんですが、やっぱりここでも
プランナーは明確(=お金で価値を計算できる)なアウトプットを出しにくい上に
今までの日本の代理店はメディアのコミッション貰ってるからそこら辺はただでいいです、
みたいな商売してたらしいし、問題はたくさんあります。
でもアウトプットが明確じゃないのなんてコミュニケーション産業全体の問題なんだから
別に今に始まったことじゃないし、どうにかなる…のか?
ま、そんなことを考えているのです。
僕はもともとアカウントプランナーになりたかった人間です。
日々PRをやっていてあまりこちらに頭をやらなくなっていた自分に
ふと気がついたので、こんなことを書いてみました。
フリーでアカウントプランニングなんて無理だし(同じような生き方をしてるクリエイティブほにゃららの
人々がほぼみんながみんな大手からの独立であること、
そして今の大手にはアカウントプランニング機能なんてないことを思い出してもらえれば。)
別にどうなりたい、って話じゃないんですが。
今でも時々「広告業界に行きたいの?」って言われるんですが、
多分アカウントプランナーになりたい、というのは広告業界に行きたいのとは違うと思います。
今の日本では「広告業界に行きたい=マス広告作りたい」でしかないだろうし…
さて、ぼくはどこにいきたいのでしょうか。
あ、PR嫌になったとかではありませんよ。
今でも「Vehicleとして一番面白いのはPRだ」と思ってます。
僕が得意といわれているWeb周りなんて概念レベルで言えば手先の手先の川下で、
広告で言えば印刷の色味をどう忠実にあわせるの?というのと同じです(あくまで概念レベルの
話ですから、それが尊い仕事かどうかはまったく別ですから)し、
広告の営業なんて単なる調整役じゃん?って思ってます。
PRは面白いんです。
きっと。
Alternate Reality Game
丁度先日どこかがARG使ったキャンペーンを始めたという話を見ていたので今日はそんな話。
業界人間さま にちゃんとした説明が載っているのだけれど、ちょっと違和感。
なんだろ、これって受ける気はするのだけれど、なんか自分とこのキャンペーンをやるのに
クラウドソーシング してるというか設計を放棄しているというか要するに「うまく使われてるなぁ」
って気がしてちょっと嫌い。放棄したとはいえキャンペーンを成功に導く責任はあるわけで、
逆に不確定要素が多くてライブでのコントロールが必要だし大変なんだよって
言われるかもしれないけどそんなの設計の労力とのトレードオフっしょ、みたいな。
参加したことないからなんともだけどこれはブレアウィッチなんかの手法とコンバースの星を探せと
なんかそこら辺を混ぜただけっていうか、さかのぼれば寺山修二の市街劇なんだろうなぁというか。
うーん、つまり(多分)昔から演劇って客と舞台が分かたれてることに問題意識があって、
一番簡単な解決として花道みたいなのを客席の真ん中に通してそこで演技をさせたりしていたわけ。
それがつきつまって「経験を与える」ってなって、また一回性とかいう話が出てきた時に
客との本格的なインタラクションが始まって、「見る側⇔見られる側関係の崩壊」とか
「客を神の視座から引き摺り下ろす」とかそんな話になった。
それの多分究極が前述の寺山修二がやった市街劇ノックとかで、
よく知らないまま引き合いに出すのは危ないと思いつつも書いてしまうけれど、
あれは劇場ではなく町を舞台にした作品だったらしいんです。役者が客を引き連れて歩いて
まぁその辺歩いてる素人に絡んだりしてその偶然性とかが面白いよって
話だったんじゃないかと理解しています。
つまり金を払って見に来てる人だけじゃなく、
その日そんな演目があること自体を知らない人にまでその関係性を押し付けているわけです。
偶然性といえば現代音楽も水槽に五本線引っ張って
中で泳がせた金魚を音符に見立てて線に達したらその音符を弾くって曲もありました。
あとガラガラみたいなので出たボールの色で和音を決めるとかもあった気がする。
要するに何がいいたいのかって?
ひとつはこういう偶然性を使ったメタ的な遊びは確かに面白いけれど
僕にはアイディア開発からの逃避にしか思えないということ。
そしてそうでありながらも今のネットの方向性が「誰でも参加者になれる」
というものなので、それとの相性はいいだろうから考えたやつ頭いいね、でも
別にこんなの新しくないから。
ということなのでした。お出かけ前に急いで書きました。
本当は戦争が正規戦から非正規戦へと軸を移した背景とその未来には、
って話を加えたかったんだけど(関係ある話よ)、時間がありません。帰ってきたら書く…かも。
学校もいろいろやっているのね
今日仕事で色々探していて見つけた、
岐阜経済大学の受験生向けウェブサイト「広報人間ギケイダー」 。
大学のトップページ に「イチオシ」とかってバナーが張ってあるのは相当違和感、
でなにこれと思ってクリックしてみました。
いいです。ブログ もちゃんと続いてるし記事も面白い。
取材もされているよう(地味で馬鹿っぽいからアレだけど、ご当地ヒーローは
結構取材されるのだ。クオリティ低くても「手作りだし」みたいな
免罪符があるし。ギケイダーはクオリティ高いけどね)。
東工大は学生ブログ やってたりはてなで広報部ブログ やってたりオンラインに対して
すごく盛んなイメージがある。それは多分理系離れの危機感とか、元々相性がいいとか、
色々理由があるんだと思う。
でもこういう地方の大学までも…というか多分地方の学生が集まりにくい大学だからこそ
こういうことをやっていかないといけないという危機感があるんだろうな、とまぁそんな話。
このギケイダ-、残念なのがブログ以外コンテンツがないこと。
学生生活をフラットな目線で紹介するのは悪くないんだけど、折角生のブログだけじゃなく
ガワまで作ったんだから学内紹介とか、このノリでやればもっと面白いのにね。
ああ僕だったらプロフィールとかいって「ギケイ脳:いつもギケイのことであたまがいっぱいだ!」
とかやるんだけどなぁ…
仕込みとは思いたくない
http://ameblo.jp/nakamurakaori/entry-10078844902.html
http://ameblo.jp/you-misaki/entry-10071291090.html
http://ameblo.jp/shiratahisako/entry-10073107454.html
ああ、答えは「本当に流行ってる」だったりして。
でも全員amebaなのが気になるんだよなぁ…
まぁ今は芸能人はかなりの確率でameblo使ってるので
単にそういう偏りなのかもしれないけど…
CAの中の人に聞いてみようかな笑
同時に見れる業界数
書かないとここまで一瞬で落ちるんですね…ランキング。
さて、今日のはメモ程度ですが、「同時に見れる業界数」を考えていました。
(久しぶりにIT関係ないネタです。)
同じ業種は基本的にやらないのが外資ですが、業界は一緒でも業種が違えばOKだったりするので…
えーっと複雑なので具体例を出すと例えば「住友銀行と三菱東京UFJ銀行」は駄目ですが、
「住友信託銀行と三菱東京UFJ銀行」はOK、みたいな。
…話が途中だ。
そう。で、だから業種じゃなくて業界、なんですが、今僕が見ているのは不動産、IT機器、
金融(…はもっと狭いけど寡占業種なので業種名あげた瞬間名前が出ちゃう)。
…それだけで手いっぱいです。というか正直金融は全然わかってない。
お客さんと対等な立場でディスカッションしようとするなら同じ目線でなければならないし、
発信したいネタが例えば業界を見ている人たちにどれだけインパクトがあるかも
きっと業界知識があってこそなんだろうと僕は思っていて、
だから一所懸命勉強しているつもり。
一方、PRマンは「ネタを最大化することのプロ」であればいいという考えもあると思う。
所詮その業界の人並みの知識は得られないわけだし、実際それが間違ってるとは思わない。
ただ、僕は個人的にもっとビジネスにかかわっていけたらいいなと思っているので
「ネタになって金も儲かることやりましょう」って常に言いたいのです。
で、今のところぺーぺーの僕が見れる業界はどうやら1つと半分くらいなのかなと。
不動産はトレンドについてはわかるようになってきました。言葉も。
まだ実際現場がどうとかってのはわからないし慣習とか歴史はわからないけど、
今動いてるものとか熱いものは原因も含めてわかってきました。
会社のことはほぼわかってるので、まぁ多分普通の質問なら会社の人が
答えられる並には答えられるんじゃないかと。
で、ITは黙ってても元から個人的興味と重なってる部分が多くて情報入ってくるので…
でもそれで手(というか頭)一杯なんですよねー。
きっと情報収集に無駄があるんだと思いますが、アンテナ立たないっす。
あと金融は会社が大きすぎてやってるサービス全部覚えるのは…
いや無理とは言わないんですが。
ま、がんばりましょ、って話。
車業界とかだと裾野も広いのでもっと大変なんでしょうね。
鋼材の値段とかもわかってないと駄目でしょうし。
半分愚痴でした。
ところで今報道ステーションで「都市鉱山」とか言ってますが
それってWBSで数日前にやってたのと同じ…?おっと。
WEBクリッピング.jp
重複多いし全然UIとか考えてませんね。
せめて、せめてちゃんと対象サイトの構造分析して日付だけは取ってこないと駄目です。
ニュース検索する時に日付見ないってことはありえませんから。
大体のサイトって個別記事のURLに日付入ってるからその辺から自動で取れると思うんですが。
あとは重複判定して媒体別じゃなく(あまり重要じゃないので)日付順、ニュース別に
並べ替えて、その一番右列かどこかにどの媒体かを書くようにグルーピングすれば
いいのではないかと思いますが…。しかし重い。
まぁ実用レベルでは日本語ニュースならYnews、Gnews、ロイター、Bloomberg、それに
コラム類などを考えて念のため主要4紙+日刊工辺りをカバーしてればいいのでは?と思ったりします。
誰でも思うことでしょうけど。
しかし単なるメタ検索に「WEBクリッピング」とかつけるともっともらしい気がしてきてしまったりして、
そんなもんですよね、世の中。