系(けい)
意味: つなぐ。つながり。
字を分解する(会意)と、ノ印(引きのばす)+糸 であり、糸をつないでのばすこと。
(上記、「漢字源」(学研)を参考)
以前、糸(いとへん)について 記事を書きましたが、系は明らかに糸から派生した文字ですね。
私は、「糸」はドラマを生む鍵」だと考えていますが、「系」もしかり。
この世の現象は、この「系」が作用しているのだと感じます。
系、系図、系統、系列・・・ 同じつながりや配列を意識するということは、遺伝子のはたらきを連想させますね。
『人は自分こそが生き残りたい存在だからね』
易学の先生のこの言葉もこれに通ずるものがあります。
この、「自分こそ」というのは、自分単体というよりも自分が属している「系」の糸を絶やさないようにしたいはたらき、ということですね。
一番わかりやすいのが「子孫繁栄」ということですが、血統を超えたバトン渡し(継承)という形もかぞえきれないほどあります。
「系」という文字の中に、誰の人の中にも内在する
「伝承したい意識」
このようなものを感じます。
文字は楽しいです。特に「漢字」は一文字から沢山の情報を感じ取らせてくれます。
わ。もう出社時間だ。
いってきま~す。みなさまもいってらっしゃい。
楽しい金曜日を!
ヘルメスの丘 伊野華絵(いのはなえ)
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