迷彩と髑髏 -メイサイ ト ドクロ- -55ページ目

迷彩と髑髏 -メイサイ ト ドクロ-

ピグ日記と妄想駄文ぼちぼち更新中

苦しかった胸の痞えが取れたら


そこから湧き出してきたものは苦渋


何て皮肉、酷過ぎてかなり滑稽


もう、ただただ楽しかった頃へは戻れない


バカみたいに笑って


バカみたいにはしゃいで


バカみたいに遊んで


何でも話し合えたあの頃へは戻れない


無防備な心はどうやら大半が石化してしまったみたい


切なさも少しの寂しさも嬉しい気持ちの範疇だったのに


今は想うだけで重く苦しくて何故だかとても辛い


記憶はいつの間にか蝕まれ


繋ぎ合わせてもあなたの笑顔には辿り着けない


恋する前に愛してしまったのは誤算


護るだけの力は持ち合わせていなかった


確認せず飛び越えた階段は足元から脆くも崩れ落ちたのだ

言いたくても言えなくて苦しくて


やっとの思いで伝えても


同じように、いや更にもっと苦しくなって


混乱した行き場の無い想いは


いっその事棄ててしまいたいのだけど


どうしても棄てられない


非難されても


責められても


嫌われていたって


棄てられないんだ



でも


もう止めないと


残酷な未練は誰一人救えないと


哀しい声は二度と聞きたくないからと


そう誓った筈なのに・・・


いつの間にか緩んだ隙間から


以前よりも膨張した想いが溢れ暴れ出し


必死に止めても


ただ一点を目指して暴走する


繰り返したくない


赦さないで


閉ざしたまま近付かなければ


もう傷付ける事は無いんだ



赦さないで


赦さないで・・・

血に染まる排水溝

渦巻く生命の痕跡

背徳の情事に支配される脳髄

虚ろな眼で何が見えた?


胸に腰に脚になぞられた痕は愛の証

辿る先に深く埋められた愛の形

微笑む口許を紅く彩り

濡れた舌は悦びに震えている


速度を上げたリズム

旋律は激しく響き渡り

高まる歌声は


最期の時まで止められない


身体の奥で疼き出す狂気

喉の奥に籠る狂喜

遠のく意識にぬるりと溺れ

その腕の中へと堕ちて逝く


貴方へと堕ちて逝く

安心と不安は紙一重

嬉しいのに哀しいの

朝までぎゅってして

馴染んだ体温に

寝息も心音も

私のもの…


オヤスミナサイ

愛しい人

その瞬間はどんな時だろう


私は何も知らないや


私が満たされれば


私が幸せならと貴方は言うけど


それで貴方が満たされてるのか


貴方が幸せなのか


解らなくて不安になるの


視線は空中で掻き消えて


貴方へは届かない


飲み込んだ空気は


いつも声にならない


哀しくないけど溢れる涙は


どこか読めない空気に


なぜか漠然と怖くなって


切なくなって苦しくなって・・・



大好きなの



抱きしめてキスをして頭を撫でて


大丈夫だよと耳元で囁いて


あんなにたくさん貴方を貰ったのに


眠る時もずっと傍にいたいの


貴方の声を思い出しては


溜息に何かを堪えて


ざわめく感覚に暫し震える


すれ違った夜は


なかなか寝付けない・・・

密閉された部屋に

立ち籠める血の匂い

重く纏わり付く湿った空気は

呼吸すら困難に

薄れ行く意識を徐々に乗っ取り

狂気の瞬間を招き入れる

目の前に広がる紅い飛沫

彩られた肢体に沸き上がる欲情を注ぎ

溢れ出す愛に生への陶酔

奏でる音色は淫靡に響き渡り

美しい儀式は誰にも知られる事無く

毎夜ひっそりと開かれる

青白い死化粧に深紅の薔薇を纏って

極上のワインを呑み干すように

深く溺れる程のキスを
我儘を言うのは可愛くない

我儘すら言わないのも可愛くない

可愛い我儘と可愛くない我儘の違いはどこだろう

言いやすい我儘より

言いにくい我儘の方がきっと可愛いんだろうな

躊躇するのは貴方に嫌われたくないから

でも貴方にしか言えない我儘なの


迷彩と髑髏 -メイサイ ト ドクロ--未設定


ともの部屋にきたよに行ったら寿司・・・。


注文してみました。


誰もいねーけどなw


釣り、頑張ってるんだね・・・。

目の前に開かれた門は容易く潜り抜けられるけど

手入れの行き届いた広大な迷路のような庭と

入り組んだ廊下と階段、幾つもの部屋があるお屋敷

一度迷ったら出られないのだと不安を煽り

門は大きく開いているのに

踏み込む事を躊躇させるには充分過ぎる程の圧倒感

皆興味津々に覗くだけ

先を行く者も後に付いて来る者も居ない

ふらふらと足を踏み入れた私を笑う?

ごめんね

私には道標が見えるの

このお屋敷の御主人から

とても丁寧な招待状を戴いているの

皆にはきっと見えないでしょうね

本当は門まで迎えに来ているあの人の姿は…


それではご機嫌よう

お先に失礼

手を取った瞬間に囚われ呑み込まれ消えて

噂通り出られない

ただ違うのは

私は迷ったのでは無いと言う事

自分の意思で此処から出たく無いだけ

繋いだ手もそのまま

甘く囁く声に溺れ

幸福の瞬間

時間を止めて永遠を手に入れる


ほら、

庭の薔薇も昨日より一層美しく咲き誇っている…
ちゃんと言葉にして伝えれば

ちゃんと答えが返って来る

結果は良くても悪くても

ただ自分勝手な期待をして待つより

よっぽど有意義なのだ

言いにくい事も言える様になったのは

もし断られてもそこにはちゃんとした理由があって

それっきりではなく

次に応えてくれる気持ちを表してくれるから

今回は残念だったと思っても

それで全てを諦める必要は無いんだよと

教えてくれたから

私の我儘も気持ちの斑も

真っ直ぐ見つめて受け止めてくれるから

出来る限りの精一杯で応えたい

今在る限界も

いずれは限界じゃ無くなるからねと

強く、優しく微笑う貴方に応えたい