きれいな字が書けるようになり、自分に自信が持てるペン字・書道教室:銀座 -4ページ目

きれいな字が書けるようになり、自分に自信が持てるペン字・書道教室:銀座

「人前では恥ずかしくて手書き文字を書きたくない!」って思っていませんか?それ、解決しましょう!
当教室では、ペンの持ち方やお手本の見方はもちろん、宛名の書き方やのし袋の書き方もお伝えしています。明日から、手書き文字が書きたくて仕方なくなりますよ!

こんにちは。

今日は夏かと思う陽気でしたね。

3月から外出自粛で桜も見に行かれず、4月がなかったように感じていたので、春がないまま夏になったような気分です。

さて、今日はブックカバーチャレンジ3日目の本をご紹介します。



三笠書房さんでだしている
「1分間で信頼される人の伝え方」です。


私は教室で説明する機会が多く、なるべくわかりやすいように話したいと思っています。

でも文章を書くのは、何度か推敲して書き直すことができますが、話すとなると出てしまった言葉は消せませんので、なかなか難しいですね。

ものを伝えるときの三大原則は

「速く・正しく・わかりやすく」だそうです。

ついついわかってもらいたくて、丁寧に説明したくなってしまいますし、わかったことを念押ししたくて、何度も同じ説明を繰り返してしまったりしていますが、これはNGですね。

前述の三大原則をまもるために、いろいろな注意点がありますが、1つだけ取り上げるとするなら

「一言でいうと?」で考えると良いそうです。

話が長いと要点がぼやけてしまって、『わかりにくい』とか『話が長い』というレッテルを貼られてしまいます。

だから「一言でいうと」を常に頭において、短くまとめる癖をつけましょう。

簡単に読み進められますので、ぜひ読んでみてくださいね。




こんばんは。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

とうとう5月に入りました。

緊急事態宣言も約1か月延びましたので、不便な中でも今月をどう生活するのかで、得るものが違ってまいります。

学生も家にいると11時ころまで寝てしまっていたのが、ネットの授業を受けるようになって、きちんとした生活習慣を取り戻しつつあるとテレビのニュースで見ました。

自宅時間が長くなればなるほど、どう過ごしていくかをきちんと考えた人と、何となく流されてしまった人で、時間の使い方が違ってきますよね。

こんなときだからこそ、今まで気にはなっていたもののなかなかできなかったことに挑戦するのもいいのではないでしょうか。

私の教室ではムービーレッスンという動画で添削してもらえるレッスンを始めました。

スマホがあれば、いつでもどこでも何度でも、添削内容を見返すことができます。



ムービーレッスンを受講されている生徒さんから感想をいただいております。

ムービーレッスンて郵送でやり取りするのと違って、添削してもらえるのが早くて良いですね。
どこに気を付けたら良いのかも、色を変えて説明してもらえるので、説明がわかりやすいです。
いつもの先生の声が聴けるので、教室でお稽古しているみたいで嬉しいです。



ムービーレッスンは、自宅でお稽古したら、書いた課題をスマホで動画モードで数秒撮影して先生に送るだけ。

写メを撮って送るのと何ら変わりません。

教室に通わなくてOK。

郵便局やポストに行かなくてもOK。

動画でやり取りができるので、ペンの持ち方や書くときの姿勢などについても相談できます。

詳しくはこちらに記載してありますので、どうぞご覧ください。

自宅時間を有意義気過ごしませんか?




おはようございます。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

今日はブックカバーチャレンジ第2日目に紹介した本についてお話します。



枻出版社から出ている「にっぽんの七十二候」です。

七十二候って何?と思われた方も多いと思います。

現在私たちが使用しているカレンダーは、太陽の動きを基準にした「太陽暦」に基づいて作られています。

この太陽暦は1872年(明治5年)12月3日から使用され、「新暦」と呼ばれています。

この太陽暦になる前に使われていた暦が、現在「旧暦」と呼ばれている「太陰太陽歴」です。

「陰」とは月のことで、月と太陽の動きの両方を取り入れた暦で、日本には6世紀ころに中国から伝わりました。

新暦と旧暦では日付が大きく異なり、実際の季節とずれていることもありますが、現在も旧暦で行われている行事が残っており、様々な習わしが旧暦の呼び名のまま継承されていて、旧暦は私たち日本人の生活の中に残っていることを感じます。

旧暦の1年を24に分けた「二十四節気(にじゅうしせっき)」は、季節の指標となり、これをもとに農作業や行事が行われていました。

二十四節気の一つの節気を3つに分けたのが「七十二候」

これは日本独自に発達した暦で、「魚上氷(魚こおりをいずる)」とか「桃始笑(桃初めて咲く)」というように、その季節に起こることを短い言葉で表現していて、日本人の豊かな感性が感じられます。

この本はそんな七十二候の説明はもちろん、旬の食材、植物や生き物、季節のレシピなど、写真やイラストで載っているのでわかりやすい!

書を学んでいると、作品を書くときに和歌や俳句を題材としますが、歌の中に季節の植物や行事などが盛り込まれていることが多いです。

受験勉強ではないので、その歌の意味という直接的なことがわかるよりも、そういう歌が詠まれた季節感や風情というものを感じ取れる感性を大切にしていきたいと思います。

そういう意味でも、気軽に手に取れてわかりやすいこの本はお勧めです。

こんばんは。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

とうとう4月も終わってしまいますね。

今年は桜もゆっくりお花見できませんでしたし、4月はほとんど外出していないため、4月自体がぽっかり抜け落ちているような不思議な感覚です。

緊急事態宣言も延長されそうな見通しですので、今日も作品紹介をしてまいりたいと思います。



今日の作品「しあわせ」

珍しく青い墨で書いた作品です。

「大切なものがあるという幸せ そこに気づけば毎日もっとしあわせ」

これは自分の言葉を書いております。

「しあわせ」とは実にあやふやなものですね。

毎日住むところがあり、3食満足に食べられる。

それだけでものすごく幸せなことだと思います。

特にコロナで休業を余儀なくされ、仕事を失って家賃も払えないという人も出てきている中では、本当に「普通に生活できる」ことがいかに大きな幸せなのかということを痛感しております。

でもこんな事態に合わなければ、「毎日が単調でつまらない」とか「なんだかおもしろくないの」などとぜいたくな不満をもらしたりしてしまうのでしょう。

身の回りの日常がいかに大切なのか・・・ということをきちんと認識して、小さな幸せを幸せだと感じられる自分でいたいものです。

これは2018年の作品展の際の作品ですが、いまこそまさに!と思う作品ではないでしょうか。




こんばんは。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

外出自粛が続く中、数々の展覧会が作品展示をとりやめたり、中止になったりしております。

私もせっかく表具して出品したにも関わらず、展示されずに返されるかと思うと、非常に残念でなりません。

そこでお家時間の長い今、過去の作品を振り返り、少しずつご紹介することにいたしました。



これは童謡「月の砂漠」を調和体で書いた作品です。

「月の砂漠」という曲には思い入れがあります。

私が子供の頃に、父がピアノを弾きながら歌ってくれた歌です。

父は大学時代は混声合唱部に所属し、ギター、ピアノ、尺八など、楽器を演奏するのも好きでした。

晩年、脊髄小脳変性症という小脳が委縮して徐々に運動神経がだめになっていく難病になり、10年患って他界しました。

元気な頃はカラオケも好きで、カッコつけて歌っていた姿を思い出します。

そんな父は、字がとても上手でした。

几帳面で、どんなに急いで書いても整った楷書を書くので、子供ながらに『急いで書くメモなんて続け字で速く書けばいいのに』と思ったほどです。

その父がだんだん歩けなくなり、しゃべれなくなり、食べれなくなり・・・と、何年かがかりでいろいろな機能を奪われていく・・・、本当に残酷で苦しい介護時代がありました。

この曲は、そんな悲しい時代のことも、子供の頃のいろんな楽しい思い出も、いろいろ入り混じって思い出され、曲調の物悲しい雰囲気と相まって、書きながらとても切なくなる作品です。

金と銀の鞍置いて、二つ並んでゆきました・・・のイメージから、砂漠を金と銀で描き入れてあります。

辛く悲しい思い出もありますが、やはり父を一番思い出す童謡なので、この歌は今後も書き続けていきたいと思っております。


こんにちは。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

Facebookをやっていると、いろいろなバトンが回ってきます。

今日は♯ブックカバーチャレンジで紹介した本についてお話します。



二玄社から出ている「大人が学ぶ小学校の漢字」です。

一言で手書き文字と言っても、一画一画を丁寧に書く楷書、点画を少し続けて書く行書、さらにもっとくずして書く草書と書体もいろいろあります。

多くの人がくずしていった過程で、楷書→行書→草書とできあがったかのように思っているかもしれません。

でも草書や行書の方が楷書より先にできあがったんですよ。

今は簡単な文書もパソコンで作成し、携帯の使用で活字に慣れているため、草書は読める人も書ける人も少ないですが、明治・大正・昭和初期は手紙などに普通に使われていました。

この本は、楷書だけでなく行書や草書の書き方が学べます。

そして筆順や書き方の許容体まで載っている優れもの。

学校で教える文字の形状は教科書体と言われるものですが、とめの部分をはねても字としては間違いではないと決められている書き方を許容体と言います。

例えば「本」という字で言うと、縦画はとめるように学校で教わりますが、はねあげても字としては間違いではないという決まりです。



そこを意識せずに、学校の先生がテストに書かれた文字をはねてるとかはねていないという基準で×にするのは、本来は間違いなんです。

テストに「教科書体で書きなさい」とか「学校で教わった通りに書きなさい」という文言が入っているならわかりますが、そうでないのに×をつけるのは片手落ちの判断なんですよ。

この本を眺めていると、今まで意識していなかった『はね』とか『てん』とかに気づくことが多く、なかなか面白いです。

ちなみに中学校用もあるので、全部学ぶには結構時間がかかります。



お家にいる時間が長い今こそ、普段意識しない『正しい感じの書き方』に向き合うのも良いのではないでしょうか。

眺めて目習いも良いですが、ぜひ見てペン字の練習をなさってみてくださいね。

あ、もちろん練習してみてうまく書けない方は、こちらの教室で通信添削やムービーレッスンという動画の添削指導を行っていますから、ご相談くださいね。

お家時間を楽しみましょう。
おはようございます。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

前の記事で、作品を200枚書いてやっとスタートラインに立ったということを書きました。

200枚書いて、やっと筆使いが少しわかるようになりました。

そして作品の変化してくるペースがつかめるようになってきます。

これはやってみた人にしかわからない感覚だと思いますよ。

作品は最初書き始めて30枚くらいは、何をどうしてもまとまりが悪いものです。

どこかが大きかったり、字形が苦手な字がうまくいかなかったり、字が大きすぎて行間の余白の白がきれいに見えなかったり・・・。

それが30枚書くころに、少しずつまとまってきます。

そしてその次には文字の中の白に意識がいくようになります。

文字の中の線と線で囲まれた空間の白が、ここは多くあけるけれど、ここは黒くつぶしておこう・・・とか。

字の中の空間を意識することで、字形や文字の大きさも洗練されてきます。

そして100枚書くころには、作品全体の文字の大きさや、協調すべき部分の盛り方、行間の白の分量など、作品全体に関係する部分の調整に気がまわるようになってきて・・・。

そしてさらに書き込んで、筆が流暢に動くようになり、墨付けの位置も固定してきます。

200枚までの成長を段階的に自分で感じることができるようになるのです。

だから書作していても、今はまだこの段階だからこれができなくても大丈夫とか、

これができるようになったから、次はこれを意識してみよう・・・というように段階的に進めるのです。

この感覚は、最初の200枚を書く時に、あれもこれもと欲張らず、ただ単に200枚を筆使いだけを気にして書いたからこそ、わかるようになったのです。

最初のミッションをクリアしたら、そこがやっとスタートライン。

そこからは違う作品を0から書き始めても、段階を踏んで仕上がっていっていることが自分の感覚でわかるようになってくるのです。

一昨年の11月に初めて本格的に調和体を書き始めて、昨年9月の日展締め切りまで、8回の展覧会締め切りがあり、その中の6回を調和体で出品しております。

全部で調和体を1,000枚は超えて書いたでしょう。

あんなに嫌で苦しかった調和体が、今では大好きになりました。

最初から大きく構えるのではなく、ほんの目先の小さな目標だけを意識して他のことは考えず、書く枚数目標は具体的に立てて、ただひたすらその目標をクリアしていくことができれば、あなたの夢も叶うかもしれません。

そしてそのときそのときの目標を、明確に示してくださった師匠に心から感謝するとともに、指導者として深く尊敬いたします。

千里の道も一歩から・・・と言いますが、一人ではその一歩も歩みだすことはできず、ましてや長い道のりは嫌になったり、迷子になったり、ほかの誘惑に負けたり・・・といろんな障害が起きてくるでしょう。

そんな中でも、何とかゴールにたどり着けたのは、師匠の与えてくださる目標の的確さと、新たな気付きの連続でした。

昨年は本当に苦しくも実りの多い1年でした。

今、そのことを深く振り返っております。




そして今年できることを精いっぱい身に着け、自分の書作の幅を広げるとともに、指導者としても成長できるように学んでまいります。

教室が再開した暁には、ぜひ会いにいらしてくださいね。


こんばんは。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

前回、「日展に入選するために昨年どのように頑張ったか・・・その①」という記事を書きました。

その続きのお話をしていきますね。

一昨年の11月から調和体を書き始めました。

ちょうど展覧会の締め切りが毎月のようにあり、12月、1月、2月とその作品を師匠に見ていただきましたが・・・。

「書き込みが足りない!」

「下手やのぅ。もう少し上手く書けんかのぅ。」(あ、師匠は広島県人です)

私としては、精いっぱい書いて作品を持参していっているのに、けちょんけちょんな言われようです。

この時の私は、20枚書くのがやっとだったんです。

この20枚で『精一杯書いてるのに!一生懸命書いてるのに!』という気持ち満々でした。

なんで20枚が精いっぱいだったかというと、『目指すものが見えない』、『どこをどう気を付けて書けば良いのかわからない』だったからです。

今までも調和体を書いていたので、

◇変体仮名は使わない

◇散らし書きはしない

◇文字の連綿(つなげて書くこと)は2字~3字まで、4字以上はつなげない

◇同じ文字が出てきたら、字の形、墨量、大きさなど全て変えて、変化を出すようにする

などという基礎的なことはわかっていました。

でも展覧会に出品する作品レベルで考えることは、墨量の変化、余白、全体のバランスなどもっと次元の違う部分にも気を配らなければなりません。

仮名なら目指す目標がわかっているので、そこに向かって走ればいいのですが、調和体という新しいジャンルに本気で取り組むというのは、想像以上に苦しいチャレンジでした。



そこで師匠から出された宿題は、「来月のお稽古までに200枚書いてくること!」

1か月で200枚って・・・。

しかもこの時書道パフォーマンスの仕事などいろいろなことが重なっていて、実際に書作にかけられるのは7日間程度しかありません。

今までの書作は、大宮教室にこもって夜中に書くということをしていましたが、もはや自宅から大宮教室に移動する時間さえももったいない!

仕事を終えて自宅に戻り、夜中に書いて毛氈の上で仮眠。

朝早くに起きて、仕事に出かける前に書き。

また仕事を終えて、夜中まで書いて毛氈の上で仮眠。

この繰り返しでやっと書き上げた200枚。

お稽古に持参して師匠に言われたのは

「おう、よーなったな。(良くなったな)」

「前とは全然違う。おぉー、よー見てみい。」

まずは気持ちが救われました。

私は基本的に真面目なので、書けなかったらどうしよう・・・とノイローゼになりそうだったんです。

この200枚書いた成果は、その後の練成会で、師匠の講話の中のbefore&afterの資料として使われるくらいの変化がありました。


以前は20枚が精いっぱいだった私が、なぜ200枚書けたのか?

それは師匠からの言いつけだったというのが一番の理由です。(笑)

こわ~いお母さんから「勉強しなさい!」と言われたら、やっぱりやりますよね。

私の師匠は、こわ~いお母さんどころではない、絶対的な存在ですから。

でもよくよく振り返ると、目標が身近で明確だったからだと思います。

1.200枚という数値的目標が明確

2.筆使いだけに特化した目標

この2つだけが200枚書いた時の目標です。

日頃のお稽古で「書き込みが足りない。」と言われることが多いです。

自分としてはたくさん書いたつもりでも、その基準が既に違う。

師匠の言うたくさんは200枚。

私は20枚。

価値観は人それぞれなので、たくさんという不明確な目標よりも、200枚と明確に目標数値を示してもらったことがわかりやすかった。

そして作品を書くときに気を付けることは多すぎます。

字形、墨量の変化、筆使い、字の大きさのバランス、余白の取り方、行と行の絡み方、作品としての盛り上げ方など、考えることはたくさんあります。

それを全部やろうとすると、うまくいきません。

でも最初は『筆使い』だけにこだわって書きました。

今までの仮名でも漢字でもない、筆使いのリズム。

これをまずはマスターすることだけを考えて、明けても暮れても書き続けました。

そして何十枚か書いたら、壁に貼って見る。

この壁に貼って見るというのも大切な作業です。

床に置いて見るのと、壁に貼って見るのとでは全然見方が変わってきますから。

そうして書き上げた200枚。

この目標をクリアしてたどり着いたのはゴールではなく、スタートラインだったのです。

ここからさらに闘いは続いていきます。

この続きは次の記事でお話しますね。

おはようございます。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

友人にとても素晴らしい動画を作っていただきました。



昨年、日展入選後にお祝い会を企画してくれた友人です。

昨日はこの動画を見ながら、昨年入選するまでを振り返っておりました。

昨年日展に入選するまでどのように歩んだか・・・。

それを今日はお話します。

一昨年の10月末、ある展覧会の作品草稿を師匠にみてもらったときに運命が変わりました。

「調和体に興味があるのなら、本格的に調和体に挑戦してみないか?」

この一言を言われた私は、師匠の顔を今までの十数年の中で一番長く見つめました。

それも心の中を何とか読み取ろうと必死の気持ちで・・・。

調和体とは変体仮名を使わず、漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベットなど、現代の書き方を用いて読めるように書く、書道の中では比較的新しいジャンルの書き方です。

会派によっては「近代詩文書」とか「漢字かな交じり文」とかいう言い方をします。

何年も前に調和体の作品を書いて行ったとき、「もう、こんなんはやめぇ!ちゃんと仮名を勉強しろ!」と師匠に言われたことがあります。

それ以来、調和体の作品を展覧会用に書くことは封印しておりました。

でも一昨年は会の代表展の作品草稿であり、「代表展なので普段やらないようなことに挑戦した方が良い」という師匠の意図をくんで、源氏物語を調和体で、源氏物語の中の和歌を仮名で書き、二段に展示する形式の作品を持参しました。

そこで言われた前述の師匠の言葉・・・。

『あれだけ仮名をしっかり勉強しろ!と言われていたのに、また調和体なんて書いたので、師匠が怒ってしまったのか。もう好きにしろという、体のいい破門宣告?それとも本当に調和体を勧めているのかしら?師匠、どっちなんですか~~~?』

こんなことを心の中で叫びながら、真意を読み取るべく食い入るように師匠の顔を見つめたのです。

あまりに突然の調和体への方向転換と私の動揺に、その場にいた同じ会の先生方も心配したくらいです。

ここまで読んで「えっ?だって同じ書道なんだから、何でも書けるんじゃないの?そんなに大きな出来事なの?」と思ったあなた!

これって「羽生結弦選手にスケートはやめてバレエダンサーとして踊りなさい!」とか

「イチローに野球はやめてバスケットボールで頑張りなさい」

って言ってるのと同じくらいの方向転換なんですよ!

羽生選手もスケートを練習する際に芸術的要素を学ぶためにバレエも習うでしょう。

でもバレエだけに専念するとしたら、今まで4回転ジャンプの練習は何だったのだろう・・・ってなるじゃないですか。

それくらい私にとって衝撃的な宣告だったのです。

でも師匠に「そんなの嫌です!」なんて言えません。

師弟関係というのはそんな友達みたいな関係ではありません。

しかも師匠が言ってくださるのは、私の今までのいろんなことも踏まえてこれが一番良いだろうと判断できるから勧めてくださるのです。

私も教える立場なので、それはよくわかります。

私の教室で私が勧めたことを「私はそんな・・・、無理です。」とか「それはちょっと・・・。」と言ってやらない生徒さんがいますが、そういう生徒さんを見て『あぁー、それをやるともっと世界が広がるのに残念だなー』と思うことがあるからです。

そこで師匠の勧めにしたがって、調和体に挑戦することにしました。

これでスタート地点に立ったと思いますよね?

ところがところがそうではないということが、この後じっくりとわかってきます。

この続きは次のブログでお話していきますので、お楽しみに。

こんにちは。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

外出自粛により、家でできることを工夫してされていますよね。

友人がお嬢さんの写真を送ってくれました。

私のペン字の練習帳でお嬢さんが字の練習をしてくれている写真です。

嬉しいですねー。

ご存じない方もいらっしゃると思うので、ご説明しますと、

私、一筆箋の本と美文字の練習帳の2冊出しております。



この向かって左のが「美文字が書けるボールペン練習帳」です。

そしてダイソーさん以外の100均で売ってるという格安のペン字練習帳なのです。

さて、ペン字を練習しようとすると、「つけペン」かしら「普通のボールペン?」「万年筆?」とペンに迷う方がいますよね。

そこで私が今一番書きやすいと思っているペンをご紹介します。



外側(ペン軸)は、ゼブラのSARASA dryです!

そして中身(替え芯)は、ゼブラのSARASAです。

「えっ?なんで外側と中身が違うの?」

・・・はい、きっとそう思いますよね。

何といってもSARASA dryは滑り止めのラバーが快適。

普通のSARASAは、ラバーの区切れが軸を輪切りにした状態で終わるのです。

でもSARASA dryは斜めになっているので、手にしっくりとなじみやすい。

「じゃあ、SARASA dryでええやん!」

・・・はい、それはそうなのですが、さすがにdryとなっているだけあって、インクが乾燥しやすいのです。

そのせいかどうかは定かではありませんが、dryの方が圧倒的にインクのなくなりが早い気がします。

そこで外側(ペン軸)はdryを使い、中身(替え芯)は普通のSARASAを使うというのが最も快適なのです。

ラバーが手にしっくりなじむため、少ない力でぶれずに思うような線が書ける!

少ない力で良いので、手が疲れない。

インクもゲルインクなので、書き始めも書き終わりも同じ状態を保てて快適。

ぜひSARASA dryを買って、最初はそのままで使い、芯を替えるときには普通のSARASAの替え芯をお使いください。

これで快適美文字生活ですよん。

美文字の練習は、ぜひ私の練習帳で。

あ、文房具を買うならこちらのお店がお勧めです。