字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。
とうとう4月も終わってしまいますね。
今年は桜もゆっくりお花見できませんでしたし、4月はほとんど外出していないため、4月自体がぽっかり抜け落ちているような不思議な感覚です。
緊急事態宣言も延長されそうな見通しですので、今日も作品紹介をしてまいりたいと思います。

今日の作品「しあわせ」
珍しく青い墨で書いた作品です。
「大切なものがあるという幸せ そこに気づけば毎日もっとしあわせ」
これは自分の言葉を書いております。
「しあわせ」とは実にあやふやなものですね。
毎日住むところがあり、3食満足に食べられる。
それだけでものすごく幸せなことだと思います。
特にコロナで休業を余儀なくされ、仕事を失って家賃も払えないという人も出てきている中では、本当に「普通に生活できる」ことがいかに大きな幸せなのかということを痛感しております。
でもこんな事態に合わなければ、「毎日が単調でつまらない」とか「なんだかおもしろくないの」などとぜいたくな不満をもらしたりしてしまうのでしょう。
身の回りの日常がいかに大切なのか・・・ということをきちんと認識して、小さな幸せを幸せだと感じられる自分でいたいものです。
これは2018年の作品展の際の作品ですが、いまこそまさに!と思う作品ではないでしょうか。