きれいな字が書けるようになり、自分に自信が持てるペン字・書道教室:銀座 -2ページ目

きれいな字が書けるようになり、自分に自信が持てるペン字・書道教室:銀座

「人前では恥ずかしくて手書き文字を書きたくない!」って思っていませんか?それ、解決しましょう!
当教室では、ペンの持ち方やお手本の見方はもちろん、宛名の書き方やのし袋の書き方もお伝えしています。明日から、手書き文字が書きたくて仕方なくなりますよ!

こんばんは。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

このところ帖作品に取り組んでいます。

次の展覧会の作品締切が来月末なので、その作品も書くものの、勉強のために作品を作る時間が取れる唯一の時期です。

最初は少し小さめで作り始めました。

でも全然ピンとこないんです。

何年かぶりに作る帖作品ということもあり、感覚が慣れないのかとも思いましたが、書き続けてもしっくりこない感覚が取れません。

そこで思い切ってサイズを大きくして書き直しています。



するとだんだん筆が進むようになり、書いてて楽しくなりました。

いくら細字の作品とはいえ、あんまり小さいとふでの動きが小さくなりますものね。

書いてて消化不良の気がしてくるんです。

同じものを書いてるのに、大きさが違うだけで、ぜーんぜん雰囲気が変わるし、何より筆が大きく動かせるため、選字も変わって来ます。




やっと書いてて楽しいという感覚が出てきました。

この調子で仕上げていきたいと思います。

こんにちは。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

今日は銀座のセントラルミュージアム銀座で行われている「第46回創玄現代書展」に伺いました。

紙パルプ会館の5階にあるギャラリーです。

子どもの頃からお世話になっている鈴木不倒先生から案内状をいただきましたので、先生がお当番の今日伺いました。

創玄書道会は毎日系の会派ですので、私の所属する読売系とは作風が異なります。

これはどちらが良いとか悪いとかではなく、過去からの歴史が異なるというか、所属されている先生方の作風が異なりますからね。

私たちはこのジャンルの書を「調和体」と言いますが、毎日系の先生方は「近代詩文書」とか「漢字かな交じり文」と言ったりします。

作風を本当にざっくりした言い方で言うと、わりと濃い墨色で、羊毛でかすれをとり入れながら、比較的大きな字で現代文を横長の紙面に書く作品が多いという感じでしょうか‥。

本当に申し訳なくなるくらいのざっくりすぎる説明ですが。

この墨色、字の大きさ、褐筆の用い方から、凄い力強さとか、運筆のスピード感とかを感じます。

違う会派の作風を拝見すると、自分の価値観と違う部分を見せてのらえるので、とても刺激をもらえますし、勉強になります。

そして鈴木先生がいらしたので、大字の書き方で気をつけることや、筆についてのアドバイスもいただきました!

やっぱり鈴木先生がいらっしゃる今日、伺って良かったー。

まだ8日までやっていますから、是非足をお運びください。

いろんな書展を見るのも、目を養うためには必要です。

期間:11/3(火)〜8(日) 10:00〜18:00

会場:セントラルミュージアム銀座(紙パルプ会館5階)

入場無料

こんばんは。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

いやー、ほんとうに久しぶりの投稿となります。

だいたい私がブログを休むのは、家族の入院などの理由がほとんどなのですが、今回もそうでした・・・。

でも今回はそれだけでなく、私自身も色々なことが重なり、毎日がジェットコースターに乗って過ごしているような気分!

「えっ?楽しそう?」

いえいえ、複雑に組み合わされた予定をギリギリすれすれのところで何とかこなしていくのですから、気持ち的にも体的にもかなり疲れる日々でした。

そんな中で行われた教室の作品展!



初めての教室の作品展は、昨年できたばかりの大宮区役所内の展示スペースでした。

まだ新しいので、さすがに広くてきれいなスペースですが、陳列やらライティングやらを全て自分たちでやらなければなりません。

今までの自分の作品展は、自分一人で飾り付けをすることが多かったため、今回も覚悟していました。

でもね・・・今回は生徒さんたちの力にものすごく助けられました。

有休をとって手伝ってくれた方、息子さんまで手伝いに来てくれた生徒さんもいました。

はしごにもどんどん上って、ちゃっちゃとライティングを調整してくれたり…と、もう嬉しい驚きの連続でした。

連日の会場でのお当番も、私一人という時間はかなり少なく、家の用事を調整したり、仕事を調整したりして、手伝ってくれました。

生徒さんたちの大きな力を感じることができ、今回の作品展をやって良かったと痛感しています。

そして生徒さんたちもみんな楽しんでくれました。









「作品展に出してみない?」というと「私なんて無理です。」と言われますが、そんなに難しく考えなくても良いんですよねー。

無理だと思う人には声をかけませんから。

こういう普段できない経験をすることで、学べることもたくさんあるし、本当に楽しかったのですから。

またみなさんと一緒に楽しみたいと思いますので、来年また計画しよーっと。

そしてもちろんみなさんの作品も好評でしたので、それはあらためてご紹介しますね。

お楽しみに~。

こんにちは。

東京アラートが解除されましたが、昨日は感染者が47人と増え、ドキッとしました。

また自粛生活に戻らないと良いのですが・・・。

そんな中、Instagramにあげたのを、こちらでもご紹介します。



これはどちらもPILOTさんの色彩雫の『孔雀』というインクです。

万年筆よりも筆ペンで書いた方が、インクの色の濃淡がわかりやすく出ていますね。

薄い部分は落ち着いたスカイブルー。

濃い部分は一瞬ブルーブラックと勘違いしそうなほど暗いブルーです。

ちょうど夏にはぴったりの色合いで、先月から8月くらいまでに使うと丁度良い色合いでしょうか・・・。

万年筆用インクは、インクの量によって濃さが変わりますから、その特性をうまく利用して文章を書くと、とても印象的な文章に見えます。

そしてインクの量は書く速度で調整するのです。

書く速度が速いと、それだけインクが紙にのる量も少なくなりますから、薄い色合いになります。

それに対して、書く速度が遅くなると、ペン先から紙に落ちていくインクの量が多くなりますから、暗い色合いになります。

また、インクの量を増やすには、速度ではなく、何度もなぞるというやり方もありますが、何度もなぞっても不自然に見えないようななぞり方ができる人というのは限られていますので、ここでは割愛します。

わかりやすいので写真の右側の文章(筆ペンで書いたもの)を見てもらうと、出だしの「谷川俊太郎かなしみ」は薄く、「あの青い・・・」はかなり濃くなっています。

「あたりに・・・」の3行目は少し薄く、4行目の「落とし物・・・」は漢字の「僕」だけが少し濃くなっていますが、あとはほとんど薄くなっています。

もっと意図的な変化を出したかったら、「僕・・・」からをもっと濃くしても良かったかもしれませんね。

このようにインクの色の濃淡がついていると、手書きであることの良さを感じられる気がしますが、逆に変化が全然なく、すべて同じ色合いだったなら、印刷したみたいな無機質な文章に見えるでしょうね。

そしてこのインクの色合いを感じるには、ある程度の線の太さがあった方がわかりやすい!

同じインクで同じ文章を書いてみましたが、万年筆だと線が細いせいか、インクの濃淡がわかりづらいですね。

これは肉眼の方がもう少し感じ取れると思います。

このPILOTの色彩雫というインクを使うなら、筆ペンの方が、よりインクの良さを楽しめる気がします。

この色彩雫は何十種類もインクの色が豊富にありますから、同じインクを筆記具を変えて楽しんでみるのも楽しいと思いますよ。

家にいる時間が増えた分、今までやってないことに挑戦するのも、豊かな日常を送るコツですね。

ぜひガラスペンにも挑戦してみてくださいね。



こんばんは。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

実は昨日から六本木の国立新美術館で「日本の書展 2020」が開催されています。



今年は3月の謙慎書道展が額装もしたにも関わらず、陳列されないで中止。

案内状まで作成して、出品する生徒さんは作品を順調に仕上げていた私の教室の作品展は秋に延期。

5月の埼玉県展は中止。

5月の笹波会展は競書雑誌の誌上展に変更。

8月の読売書法展は来年に延期。

毎年行われている会の練成会は春も夏も中止。

なにもかも新型コロナの影響で中止や延期となりましたので、日本の書展2020が展示だけでもされるのは奇跡的かもしれません。

今年初の国立新美術館での展示となりますので、マスク着用にてお立寄りくださいませ。

会期:6月11日(木)~21日(日)
   16日(火)は休館日
   午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

会場:国立新美術館

入場無料
こんばんは。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

やっと今月から教室を再開し、明日から本格始動な感じです。

自粛生活が長かったせいか、まだまだお稽古再開の実感がわきません・・・。

本当に緊急事態宣言が長かったですよねー。

埼玉、東京はなおさらです。

この自粛期間に見ていたもの・・・、

それはYouTubeです。

知りたいことはたいてい検索で出てきます。

そして思わずチャンネル登録して見ていたのがこちら。



「広瀬香美Official YouTube channel」

広瀬香美さんのイメージって『スキー場で聴く曲』(想像力が狭くってすみません・・・。)

超高音をのびやかに歌いあげるイメージ。

『ロマンスの神様』は大好きな曲です。

そんな広瀬香美さんが、自粛生活の中でたくさん配信していたのが「歌ってみた!」シリーズです。

Youtubeを見ている方はご存知だと思いますが、「歌ってみた」「演奏してみた」「踊ってみた」という動画をアップしている人は数知れず。

広瀬香美さんの「歌ってみた」シリーズは、他の歌手の方の歌を、広瀬香美アレンジで歌っているのが圧巻なのはもちろんですが、その曲をわかりやすく解説してくれているところがとても面白くて、次々見てしまいました。

嵐の曲を「高速5車線スキップソング」、モーニング娘。の曲を「料理長つんくさんによる豪華な太巻きソング」、浜崎あゆみさんの曲を「豪華なデコレーションケーキ×秘境のラーメン屋」と言ってみたり・・・、例えがとてもユニークです。

でもこの音楽解説を聞くと、それぞれの例えが『なるほど』と納得できるし、何よりも他の方の作品の優れている点をきちんと認めて褒めていて、演奏しているときも解説しているときも、すっごく楽しそうで、『この人本当に音楽が好きなんだなー・・・』と思えるのが素敵です。

これだけのヒットメーカーでも、他の方の作品をきちんと分析し、練習し、そして自分らしくアレンジして発表し、ファンの方を楽しませる努力をしていて、何よりご自身も楽しんでいるっいうことにプロ意識を感じます。

プロの仕事というのはこうでなきゃ・・・とあらためて思います。

私は書家ですから、古来から名筆として伝えられてきた古典の良さを学び、その良さをたくさんの方に伝えていくのが仕事だと思います。

なんて書いてあるのか読めない、良さがわからない、と言われることの多い書を、いかにわかりやすく解説し、どう伝えればその良さを知ってもらえるのかを工夫し、そしてもっともっといろいろな書を私自身が楽しみたいと思っています。

自粛期間は不自由な点も多かったですが、広瀬香美さんの動画で、いろいろ吸収できた良い期間でもありました。

「広瀬香美Official YouTube channel」面白いですからぜひご覧くださいね。

明日からのお稽古頑張ります!
こんにちは。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

今月からやっと教室が再開されることとなり、生徒の皆さんのご予約も入りつつあります。

私の教室はWEBで教室の出席予約をしますから、ほとんどの生徒さんとは予約も何かあった時の連絡もメールとなります。

でも、教室を全面休講としていた4月~5月にたくさん使うこととなり、探しては使っていたものは・・・一筆箋とA4サイズが入る大きな封筒です。



希望された生徒さんと郵送で課題をやり取りする際に、ちょっと一言書き添えたいじゃないですか。

そのときの便利なのが、この一筆箋です。

でも何回かやり取りをする中では、前回も今回も同じ一筆箋じゃ面白くないな・・・とか思って、今回は違う絵柄の・・・とか思うわけです。

外出自粛で思うように買えないため、家にある一筆箋を片っ端から使っていく生活でした。

そして課題を送る際のA4封筒のあて名書きも何枚書いたことでしょう。

書きながら思うわけです・・・。

このあて名書きを受け取った生徒さんが見て、「うわっ、宛名でっかい!しかもこんなに封筒の真ん中に堂々と書いてある!!!」と思ってくれるかなー・・・と。

たまに生徒さんが自分であて名書きをした封筒で私に送ってくれることがあるのですが、だいたい共通して感じるのが「うわっ、ちっちゃ!しかも住所が端っこ過ぎ・・・。」

私のレッスンを受けてくれてる人には、ときどき説明するのですが、封筒の宛名書きをするときに気を付けるのは書く順番です!

私のブログの中でもよく読まれている記事が、「封筒の宛名書きってなかなか上手くできないんですね」です。

ぜひこちらの記事を読んで、封筒の宛名を書くときの参考にしてください。
こんにちは。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

緊急事態宣言がやっと解除され、昨日から私の教室も再開いたしました。

大宮教室でベランダの戸を網戸にして少し開けたままにし、エアコンを入れ、除菌用のジェルが入ったボトルやウェットティッシュを用意して、「これで準備はいいかしらん。」と確認していると・・・。

なんとエアコンから暖かい風が・・・。

えっ?なんで熱い風が?と思ったら、エアコンが暖房になっていました。

『こーんなに季節が変わってしまうほど、教室に来られていなかったんだなー・・・。』

と思うと、今回のコロナの被害がかなり大きいことを実感いたします。

教室を始めて以来、こんなに教室をお休みにするなんてなかったですから、何とも良くわからない感覚を味わっております。

でも再開初日は、本講座の生徒さんと、書道の体験受講にいらした方で、しっかりみっちり濃いお稽古をいたしました。


(お稽古に夢中で写真を撮り忘れましたから、ちょっと前の写真を代わりに貼ってみました。すみません)

大宮教室はお部屋が大きくないため、ソーシャルディスタンスをとるために1レッスン2名にしております。

アクリルのパーテーションも用意し、除菌グッズも用意してありますので、安心してお稽古にいらしてくださいね。

来週も新しい生徒さんがお稽古を始めます!

コロナで外出できないというような滅多にない状況を経験しているので、今まで何年もやりたいな・・・と思っているだけで踏み出せなかった方が、どんどん踏み出しています!

あなたも「きれいな字になれたらいいな・・・」と思っているだけでなく、こんな時だからこそ『やりたいこと』を始めてみませんか?

まずは体験受講から!1歩踏み出してみましょうよ。


こんばんは。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

38都道府県で緊急事態宣言が解除されましたね。

まだ私の住んでいる埼玉県は解除されませんので、行き来はできないのですが、せめて手紙だけでも・・・と友人に手紙を書いてみました。



このところ快晴続きで気温も夏のようなので、スカッと爽やかなPILOTのink「blue」で。

ボトルインクは万年筆だけじゃありません。

このようなコンバーター式の筆ペンでも使えます。

PILOTさんだと色彩雫(いろしずく)がカラフルなボトルインクの先駆けで、私も大好きです。

この前の記事で、ガラスペンで使ったのは色彩雫の松露という濃い緑色のインクでした。

でも今日はスキっとした潔い青に心惹かれたので、オーソドックスな「blue」です。

軽さを出したいので、ペン先のインクをティッシュで少し拭き取って書きます。

写真の文字も、色はすっきりした青ですが、濃度は薄めだと思いませんか?

でもこれ、全部が薄いとダメなんです。

例えば書き出しの相手の名前は他よりも濃く書いているのがわかりますか?

これが「ごぶさたして」の「たし」が濃かったら、何だか変に見えますよ。

他の言葉よりも少し協調しておきたい部分で、ゆっくり書くとか、2重で書くなどの技を使って、濃さの調整をするとすてきに見えます。

ちなみに2重で書いて濃くするのは、2重に書いてもなぞったことがバレない人限定です。

書道で「二度書きはするな!」とよく言われますが、二度書きしても二度書きしたことがバレないようになぞれるなら、なぞっても良いんです。

それも立派な技ですから。

でも多くの方は、「あ、ここ二度書きしたでしょ。」と指摘されるような出来だから、やってはダメと言われるのです。

筆ペンで書くときも、ゆっくり書くとインクが多く紙に落ちますから、濃度が濃くなり、早く書くとインクの色が薄くなります。

そして文章でここは強調しておこうと思う言葉が濃くなるように、速度なりなぞるなりして濃淡を出します。

この濃淡は、カートリッジ式の筆ペンでは残念ながら出せません。

インクが常に同じように出てしまうため、薄い部分が作れないのです。

もしカートリッジ式の筆ペンで何か違いを出そうと思うなら、太細の変化をつければ良いでしょう。

あなたも久しぶりに友人や実家の両親にボトルインクで手紙を書いてみませんか?

きっと喜ばれますよー。

こんにちは。

字を書くのが楽しくなり、もっとお稽古したくなるペン字・書道教室の太田真采世です。

38都道府県で緊急事態宣言が解除されましたね。

私の住む埼玉も、銀座教室のある東京も、まだ解除されませんが・・・。

新聞の4コマ漫画でも、空き缶を太鼓のようにたたく場面で、ものすごく連打しているのを見て「ストレスたまってるんだねー。」とつぶやく1コマがありました。

たとえ緊急事態宣言が解除されても、今まで通りの生活に戻れるのか不安が募りますよね。

そこで今日は、ホンダの創業者 本田宗一郎氏の言葉をガラスペンで書いてみました。



竹にはフシがある
そのフシがあるからこそ
竹は雪にも負けない強さを持つのだ



詩の内容にちなんで竹のガラスペンで、インクも松露という緑のインクで書いています。

写真でみると黒っぽく見えるかもしれませんが、部分拡大すると緑なのがわかりますか?



何故ガラスペンを選んだかというと、ガラスペンて余裕がないとうまく使えない筆記具だと思うからです。

写真を見ておわかりかと思いますが、ガラスペンはガラスの先をねじり上げてペン先としています。

このねじる際にできた溝に、インクが入り込んで、1回インクをつけると600文字くらいは書けちゃいます。

きれいに字を書くには、次の3つに気を付けると良いでしょう。

1.普段よりも少しペンを寝かせ気味に使う

2.紙とペン先のこすれ具合を感じながら書く

3.1度インクをつけたら、ある程度はインクを付け直さずに書く


まず1つ目の角度ですが、

インクが紙に落ちていくのをスムーズにするためです。

次に2つ目のこすれ具合を感じるというのは、この3つの中でも最も重要なポイントです。

これが余裕がないとうまく書けないと言った最大の理由です。

ガラスペンは先ほども言ったように、ペン先のねじった部分にたまったインクが少しずつ紙に落ちていって字が書けます。

このときに、筆圧を強くかけるとガラスでできている繊細なペン先が欠けてしまいます。

また、先が欠けなくても、紙をガリガリとひっかいては線が汚くなります。

また力を入れすぎてスムーズにペン先が動いていかないと、線自体に硬さが出て、字がぎこちないというか自信がないような字に見えます。

したがって、ペン先が紙にどう触れ合っているのかをしっかりと感じながら、ペン先の動きは大きく、ある程度のスピードをつけて、筆圧はかけずに紙の上を滑るように書くのが一番です。

そうですね、イメージで言うなら氷上をスケート靴を履いてゆったり滑っていく感じです。

そして最後の3つ目は、インクを何文字かごとに付け足してしまうと、インクの濃淡が出ないので、もったいないと思います。

これは万年筆にも共通して言えることですが、ガラスペンで書くと、文章にインクの濃淡が出ます。

それは実際にペン先から紙に移るインクの量や、書いているときのスピードによって濃い部分と薄い部分が生じ、それが呼吸をしているような起伏になってカッコいいのです。

私も先ほどの文章は最初に1回つけただけで、付け足しはしておりません。

それでもこの程度の字数では、濃淡が出にくいです。

もっと濃淡を出すには、途中で紙でインクを拭き取るなどして、調整する必要がありますね。

普通に文章を書くには、そこまでしなくても、インクを付け足す回数を制限するくらいで良いでしょう。

この文章は「松露」という濃い緑色のインクを使用しています。

今は色んなメーカーさんが、色インクを販売していますから、黒とかブルーブラックなどの定番インクだけでなく、変わった色のインクに挑戦するのも楽しいですよ。

ただ、カードなどをポップに書きたい場合は、カラフルな色合いがきれいですが、一筆箋や便箋などにちょっと文章を書くのであれば、濃い色合いのインクをお勧めします。

濃い色なら、青でも緑でも茶色でも赤でも、凄くシックで落ち着いた印象になりますから、まずどのような色でも失敗しません。

とかく余裕がなくなりがちな今だからこそ、ガラスペンであえて心に余裕を持つ時間を持ってはいかがでしょうか。

そして、この本田宗一郎さんの言葉のように、人生の節目節目で不安になったり、苦しい思いをしたりすることも多いですが、そこを乗り越えていくからこそ、強くもなれると信じて、竹のようにこの苦しい時期を乗り越えていきたいと思います。