ALS,kawatetsuのブログ -68ページ目

ビフォーアフター

呼吸器を付ける前のこと。


なぜか、
胃ろうから栄養を入れると、
全身がしんどくなり車椅子に座ってられなくなります。


滴下スピードを下げ400mlを2~3時間かけて、
朝晩2回の計800カロリーを一日の摂取量としていました。


胃ろうというものがかなり億劫になり、
口から食べられるのも少量ということもあって、
かなりの栄養不足でした。



そして呼吸器装着後、
胃ろうしても全くしんどくなる事は無く常に絶好調です。


不思議ですが、
呼吸機能と関連はあるみたいですね。


今は400mlを朝昼晩、
計1200カロリーと毎食前の白湯250mlを45分で注入しています。


呼吸器を付ける前とえらい違いです。



変わったのは身体だけではありません。
思いも変わりました。


どういうことかというと、
人工呼吸器は一度付けると外す事はできません。


生きる希望を失っても、生かされ続けます。


もし、自分の意思で外すことができたら…


もし、尊厳死が認められていたら…


ほとんどの人が呼吸器を付けたと思います。

呼吸器をつける決断をして生きることを選びました。


しかし、自分の意志通り生き続けることができるのか?


今はそんな疑問と不安があります。


吸引の度に外す呼吸器、
取り付けが甘いと急に外れたりします。



もし一人の時にはずれたら…



誰にも気付かれなかったら…



今は生きることだけでなく、
死ぬことも他人の管理下です。


呼吸器を付ける前は、
はずせない恐怖がありましたが、


つけた後は、
外れる恐怖の方が大きいです。



命、
生死は管理されているんです。

 

 

 

 

病院

病院巡りした数年間でした。


始まりは、
奈良の病院での腰椎ヘルニア。


2件目は、
大阪市内のクリニックでヘルニアレーザー手術。


3件目は、
昔に山中教授が勤めていた整形外科へ。
ヘルニアではなく胸に腫瘍があると診断。


4件目は、
紹介状を持ち大学病院の脳神経外科へ。
腫瘍ではなく胸の脊髄ヘルニアと診断。


5件目は、
脊椎専門医のいる病院へ。
脊髄ヘルニアは軽度過ぎて、
他の疾患の可能性もあると言われる。


再び大学病院の神経内科へ。


6件目は、
セカンドオピニオンで、
青木教授のいる仙台の東北大学病院へ。
ALSと診断される。


7件目は、
エダラボンの治験を行なっている病院へ。
レーザー手術をしていた為に治験参加資格はないと言われる。


8件目は、
エダラボン自費治療する為に千葉県の吉野神経内科へ。


9件目は、
点滴指導と定期的な血液検査を行う為、
近所の診療所へ。


10件目は、
ニューヨークのコロンビア大学ALSセンターへ。

 

11件目は、
細胞提供の為に京大病院へ。


12件目は、
イスラエルのハダッサ病院へ。


そして最後、
現在入院中の病院。


 

こうして振り返ると、
よく行動したんだなと改めて思います。



ほんと、自分に一言。


お疲れさん。



そして、
いろんな医者がいました。


いいかげんな人や傲慢な人、
誤診なんてあたりまえ。


「人工呼吸器なんかつけない方がいい」


「死ぬだけだからね」


「最後は山奥で過ごせばいい」


こんなことを言うボンクラもいました。


 

そんな中、
素晴しい人達もたくさんいました。


特に今の主治医は本当に優しく親身になってくれます。


こんなお医者さんもいるんですね。


最後にふさわしい人格者でした。
 

ナースの皆さんにもお世話になりました。

明るく優しく、
快適に過ごせた入院生活でした。


ありがとうございました。


また会う日まで、


お元気で。

 

 

 



 

幸男

オペが終わり、人工呼吸器での呼吸です。

 




最初の感想は、
息を止めてる…って感じでした。


息してないのにしんどくない。


自分で呼吸できない。


どうやってするんだっけ…


水槽にいる魚か…


なんともまあ不思議な感じでした。


 

今は、
オペから数日が経ちさすがに慣れてきました。


自発呼吸もちょこちょことこなしています。
どれくらい外せるか今度試してみようかな。

 


アイテムに関しては、
1週間に一度、喉のカニューレを交換します。

 

これが少し痛むのですが、
だんだんと痛みは和らぎそうです。


 

入院して3週間が経ちました。

 

昨日、
友人に散髪してもらいお風呂も入り、

身も心もリフレッシュできました。

 


 

退院も月末に決まり、
また新たな生活が始まります。

 

不安もありますが頑張ります。


そして、

今回もたくさんの人達に癒されました。

 

お見舞いやお見舞金、マッサージや散髪。
 

友達の多さと優しさにナースもびっくりしています。

 

「愛されていますね」と

 

私は幸せ者のALSなんですね。

 

みんな、ありがとう。