幸男
オペが終わり、人工呼吸器での呼吸です。
息してないのにしんどくない。
自分で呼吸できない。
どうやってするんだっけ…
水槽にいる魚か…
なんともまあ不思議な感じでした。
今は、
オペから数日が経ちさすがに慣れてきました。
自発呼吸もちょこちょことこなしています。
どれくらい外せるか今度試してみようかな。
アイテムに関しては、
1週間に一度、喉のカニューレを交換します。
これが少し痛むのですが、
だんだんと痛みは和らぎそうです。
入院して3週間が経ちました。
昨日、
友人に散髪してもらいお風呂も入り、
身も心もリフレッシュできました。
退院も月末に決まり、
また新たな生活が始まります。
不安もありますが頑張ります。
そして、
今回もたくさんの人達に癒されました。
お見舞いやお見舞金、マッサージや散髪。
友達の多さと優しさにナースもびっくりしています。
「愛されていますね」と
私は幸せ者のALSなんですね。
みんな、ありがとう。
オペ
午後4時からのオペでした。
30分ごとにバイバップをしないと苦しくなるのに…
大丈夫なのか!
不安は的中でした。
オペ室に移動すると、
だんだん苦しくなり身体には赤い斑点が…
ドクターもビックリして担当ナースに確認します。
『身体がしんどくなるとでるみたいです』とだけ、
伝えられそのまま放置。
苦しい…
…
そして気絶。
今回は二度目ということもあって、
気絶もなんとなく冷静でした。
冷静に気絶?っておかしな例えですが、
なんかそんな感じです。
そして目覚めた頃にはオペ終了。
急遽、局所麻酔から全身麻酔に変更です。
理由は、
脈がかなり高くなり血中酸素濃度が40%まで落ち込んだので。
命に危険があった為と妻は説明されました。
それと、
こんなことも言われたみたいです。
人工呼吸器を外すことはできないと説明したところ、
急に取り乱し気絶したと…
今さらどうでもいいけど、
なぜそんな嘘をついたんだろうか?
不思議でなりません。
今日は、病院主催のカンファレンスがありました。
自宅で快適に過ごせるように、
訪問看護やお医者さん、医療機器メーカーに保健士さんが集まりました。
一つの命に関わる新しい出会い。
淘汰されることのない環境に
感謝です。
声
呼吸器をつける決断をして、
お次はオペ日です。
明日か四日後と言われたんですが、
さすがに次の日は断りました。
声を失う、四日後に。
後四日…
一般病棟にバイバップを備え、
これでオペまでしのぎます。
初日は三時間後とに装着してたと思います。
二日目は二時間後と。
三日目は一時間後と。
だんだん息苦しさが増してきました。
不思議と、
しんどくなると身体に赤い斑点がでます。
装着時間はおよそ30分。
この時だけ少し眠れる感じです。
バイバップは付けると楽ですが、
マスクは痛いし取付けは手間取るので煩わしかったです。
四日目、オペ当日。
声を失う日。
妻と二人の時間を過ごしました。
30分ごとに付けるバイバッフ゜は、
何気ない会話も邪魔をする。
最後に言った言葉。
二人の涙は、決して暗いものではありません。
もう二度と言えないのでなく、しばらくの間の辛抱です。
もう一度、名前を呼べる日が来る。
そう信じて。

