ALS,kawatetsuのブログ -69ページ目

オペ

午後4時からのオペでした。


30分ごとにバイバップをしないと苦しくなるのに…
大丈夫なのか!


不安は的中でした。


オペ室に移動すると、
だんだん苦しくなり身体には赤い斑点が…


ドクターもビックリして担当ナースに確認します。


『身体がしんどくなるとでるみたいです』とだけ、

伝えられそのまま放置。


苦しい…


 

そして気絶。


今回は二度目ということもあって、
気絶もなんとなく冷静でした。


冷静に気絶?っておかしな例えですが、
なんかそんな感じです。



そして目覚めた頃にはオペ終了。



急遽、局所麻酔から全身麻酔に変更です。


理由は、
脈がかなり高くなり血中酸素濃度が40%まで落ち込んだので。


命に危険があった為と妻は説明されました。


それと、
こんなことも言われたみたいです。


人工呼吸器を外すことはできないと説明したところ、
急に取り乱し気絶したと…


今さらどうでもいいけど、


なぜそんな嘘をついたんだろうか?

不思議でなりません。

 

 

今日は、病院主催のカンファレンスがありました。


自宅で快適に過ごせるように、
訪問看護やお医者さん、医療機器メーカーに保健士さんが集まりました。


一つの命に関わる新しい出会い。


淘汰されることのない環境に


感謝です。


 

 

 

 

呼吸器をつける決断をして、
お次はオペ日です。


明日か四日後と言われたんですが、
さすがに次の日は断りました。


声を失う、四日後に。


後四日…



一般病棟にバイバップを備え、
これでオペまでしのぎます。


初日は三時間後とに装着してたと思います。


二日目は二時間後と。


三日目は一時間後と。


だんだん息苦しさが増してきました。


不思議と、
しんどくなると身体に赤い斑点がでます。


装着時間はおよそ30分。
この時だけ少し眠れる感じです。


バイバップは付けると楽ですが、
マスクは痛いし取付けは手間取るので煩わしかったです。




四日目、オペ当日。


声を失う日。


妻と二人の時間を過ごしました。


30分ごとに付けるバイバッフ゜は、
何気ない会話も邪魔をする。



最後に言った言葉。


二人の涙は、決して暗いものではありません。


もう二度と言えないのでなく、しばらくの間の辛抱です。


もう一度、名前を呼べる日が来る。

 


そう信じて。

 


 

決断

ICUで落ち着きを取り戻しマスクを外しました。


普段と変わらない呼吸がそこにはあります。


苦しみから解放され、

心地良い朝でもありました。


そして、
しばらくの間…

考えました。


ずっと避けていた事を決断しないといけない。
あまり時間がないこと。

 


そして、
午後になり一般病棟へ移りました。

 


主治医と会い、選択を迫られます。

 


答える前に、
私は涙しました。

 

 

一つの節目を終え、長かった闘いが終わったような。
そんな感じがしました。
 

 

 

私はALSと診断されてから、
人工呼吸器はつけないと決めていました。

 

 

そこまでして生きたいとは思いませんでした。

 


しかし、
今はそう思いません。

 


なぜ気持ちが変わったか。

 


もうすでに、
ほとんど喋れなくなっていたのと、
この息苦さがなくなるのならと、
気管切開の怖さはありませんでした。

 


病気のマンネリです。

 

 

そして、
この病気は近い未来に必ず治りそうです。

 


その時が来る日まで、

 


もう一度、人生を取り戻すまで、

 


頑張ろうと思い決断しました。



それと、
自分の運の強さを信じます。

 


「あの時の決断は正しかった」と
そう言える日が来るまで。

 


どっちが勝つか!

 


博打のような…

 


いや投資です。