Infinite Connection -9ページ目

Infinite Connection

私たちINCONNEは“教育の充実から国の充実へ”をモットーにしている関西最大規模の学生ボランティア団体です。ラオス南部のノンテノイ村に幼稚園と小学校を建設、現在はそれらの教育プログラムの充実と中学校建設、医療支援や道路整備を並行して活動中です。




今日のブログリレー担当は、関西大学人間健康学部3回生の村井志緒です!


人間健康学部って聞き慣れないし、何を勉強しているの?と言われがちなのですが、わたしは福祉関連の勉強をしています。



ところで、皆さんは福祉と聞くと何を思い浮かべますか…?

これまでのわたしの経験上、福祉=介護と思われがちなのですが、一言で福祉と言っても、高齢者福祉・障がい者福祉・児童福祉などさまざまあって、生活保護や就労支援なども、社会福祉の一環で行われています。



今回のブログリレーのテーマは「あなたが伝えたい日本の問題」ということで、国際協力団体であるインコネに所属して、いつもはラオスのために活動しているわたしですが、今日は日本国内で起こっていることについて、少し長くなってしまいますが、皆さんにお伝えできればと思います。





突然ですが、皆さんは乳児院という施設をご存知ですか…?


乳児院は、主に1歳未満の乳児を養育することを目的とし、全国に130ヶ所以上あり、そこで3,000人以上の小さな子どもたちが生活しています。

かつては、戦争孤児を養育するための施設とされていた乳児院ですが、現在の入所理由のほとんどを、児童虐待やさまざまな理由による養育者の不在、また本人の障がいが占めています。

退所後も、多くの子どもが、主に1歳から18歳の幼児と少年を養護する、児童養護施設へ措置変更となります。



わたしは大学のある授業で、乳児院の現状を写したドキュメンタリーを見て、衝撃を受け、この現状を解決するために何か自分にできることはないのか考えました。


入所している子どもに対して、充分とは言えない保育士や児童指導員。

その中で必死に子どもたちのお世話をし、ヘトヘトになっている姿。


養育者がいない子どもたちにとって、乳児院や児童養護施設などは必要不可欠な居場所ではあるものの、そこで守られているのは最低限度の生活だけで、幼いときに親から受けるべき"愛情"が存在していないように見えました。





いま日本では、さまざまな理由から、親と一緒に暮らすことができない子どもが、約47,000人もいると言われています。

その子どもたちを、社会の責任で公的に育てていこうとすることを社会的養護と言います。

親と暮らすことができない約47,000人の子どものうち、乳児院や児童養護施設などの施設養護で育つ子どもが85%、里親制度などの家庭養護で育つ子どもは15%です。


日本を離れて見てみると、アメリカやヨーロッパでは70%、オーストラリアでは90%が、家庭養護で里親と共に暮らし、里親からの愛情を受け生活をしています。


もちろん、施設養護では愛情を受けられないというわけでも、施設養護を批判するわけでもありませんが、わたしは、家庭的な環境で育てられることが子どもの権利でもあるし、その子に"だけ"注がれる愛情がある家庭養護が広まればいいなと思います。



家庭養護のひとつである里親制度は、良く知られている養子縁組里親に加え、養育のみを行う養育里親、さらに、普段は施設で生活している子どもの外出や外泊を定期的に受け入れる、週末里親や季節里親というものもあります。

短期的なものなら自分の家庭でもできるかもしれないと思いませんか?


まだまだ里親認定の手続きが容易ではないなどの課題が残っていますが、これからの日本の未来を担う子どもたちにとって、成長しやすい環境を作っていくことが必要だと思います。






インコネの活動をしていて、「日本にも困っているひとはいるのに、なぜ海外支援をするのか」と言われることがあります。


自分たちの力だけでは問題を解決することができない国もあるから。

日本も戦後や災害時、海外からのたくさんの支援を受けて来たから。

理由はたくさんあります。




しかし、わたしが一番に思うのは、

わたしがたまたま出会って、「このひとたちのために協力したい」と思ったのが、ラオスのノンテノイ村とカブー村のひとたちだったから。

だれかひとりが、世の中の困っているひと全員を助けることはできないのなら、せめて自分が出会ったひと、自分の目の前にいるひとを助ければいいんじゃないか。


その代わり、他を知ることを止めずに、伝え続けていく必要があるということです。




わたしも、引退の時期が近づいて来て、ノンテノイ村とカブー村のひとたちのために最前線で活動できる期間も残りわずかとなり、次のアクションを模索している最中です。


このブログを読んでくださっている皆さんも、まずは、いま世界で起こっていることを知ることからはじめてみてください。







最後までご覧いただき、ありがとうございました。



関西大学
村井志緒




私、ブース出展が好きなんです。

いきなりですが、日本の活動で何が好き?と聞かれたら
即答で答えられるぐらい、ブース出展が好きなんです。


だって、自分の言葉で直接話をさせてもらえることってそうそうないですよね。


でも、ブース出展させてもらえる機会があって、

好きなインコネのこと、
ラオスのこと、
バイバイするギリギリまで手を握って、ほのか!と何回も呼んでくれたあの子たちのこと、
娘みたいなものよと言ってくれたお母さんのこと。

その全部を出会った人に話させてもらえる機会がある。

そして、話をするたびに実感する
私の大好き。


ほんっとうに、ありがたい。

ほんっとうに、贅沢。





はじめは、
初めて会う人と話をするのが苦手で、ブース出展もなんやねんそれ状態。

でも、気づいたらいちばん好きな活動!


私の話を聞いてくれる。
鋭い質問もあるけど、頑張ってねと応援してくれる。
自分が知らない世界の話、ラオスのことを聞かせてくれる。

すてきな出会いに感謝!


関西大学
広報部
川原ほのか



思ってるだけ。考えてるだけ。

では、だめなこと。
何も変えられないこと。

動くことで何かを変えられる。当たり前だけどなかなかできなかったこと。

そのことに踏み込む勇気をくれた。
信じてくれた。
背中を押してくれた。

いつも全力投球で、周りを笑顔に明るくできる
話していると本当にメンバーのことを考えて、目の前にいる人と向き合っている尊敬できる人

いつもうん、うんって話を聞いて、背中を押してくれる
一歩踏み出すための勇気をくれる人

自分がどれだけ大変でも、話を聞いてくれる
足りないところを教えてくれる、そして誰からも頼りにされている人

この3人のメンバーがいたから、変われたことがたくさんあった。
このブログの場を借りて、今伝えたい。








ありがとう、って心から。

学生団体Infinite Connection
甲南大学
大岡 明香里




こんにちは!
今回の、私のブログテーマは「私が伝えたい、世界の問題」です。
重いな〜とは思わず、どうか最後までお付き合いを😊



私は日本が戦争を経験したなんて、
今の日常生活で感じることは正直ありません。
皆さんはありますか?
テレビとかで日本であった戦争について報道されていても、
「ふーん、そうなんだ。大変だったんだな。」
と感じるだけで、どこか他人事です。





でも最近、広島生まれで今、院生として平和について学んでいる人と知り合いになり、
ある日、その人がシェアしてる記事を読みました。

http://www.huffingtonpost.jp/masaaki-murakami/okinawa_day_b_17265468.html?ncid=fcbklnkjphpmg00000001

沖縄で地上戦があったことは知っていたけど、そのことに関して興味を持ってない自分が恥ずかしくなりました。
ラオスの子どもたちのためって言ってるけど、自分の国についても知る必要があることを痛感。
8月になったら戦争のことを知りに、広島に、長崎に、沖縄に行こうと思って結局行けない毎年。
この記事を読んで、8月に行かないと行けないわけではないから、行ける時に行こうと思いました。





また、こういう活動をしている同じ年代の人がいるんだということが衝撃的でした。
この人がこういう想いを持って、頑張ってるなら、私もこの問題に興味を持とう!
少しでも同じ年代や下の世代に知ってほしいと思いました。

この記事もぜひ読んでみてください。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=27253






ある問題があっても、発信するかしないかは、それに携わる人たち次第。
今、世の中にある問題は誰かが、このままじゃいけない、現状を変えたいという意思により、
勇気を持って声をあげたのが全ての始まりではないかと思います。

声をあげた人すごいな〜と、ふと思います。
きっと私の暮らしの周りにも、たくさん問題や解決すべきものはあるんだろうけど、
気づいていない自分がいたり、一人で声をあげるのは勇気がいるなと思うからです。
世界を少しでも変えたいって言葉では簡単に言えるけど、
それを本当にやろうとすることって、実はいくつもの壁が立ちはだかって、何度も心が折れてしまう。

だから、私は誰かが発信している問題に対して、
大きな行動はできなくても、意識的に少しずつ行動するようにしています。
そうすれば、また次の誰かに繋がるだろう。
例えばSNSでシェアされている記事を読んで、まずはその事実を知ること。
そして、これをより多くの人に読んでほしいと思ったら、シェアすること。
誰かに繋がってればいいな〜〜と、毎回そう思っています。

そんなこんなで、
このブログを読んで問題を知り、
あなたなりに解釈していただけたらなと思います。

ぜひ、シェアしてみましょう☺︎


甲南女子大学 看護学科 3年
向谷萌音
Facebook→Mone Mukaidani
twitter→@ohmy116







こんにちは!企画部2回の倉田汐梨です😌✨

今回のブログのテーマは「インコネの好きな活動」です!イベント作りも大好きだし、募金の時間も好きだし、今こうやってブログを書いてるのも好きだけど、今とてもわくわくしていて"むっちゃ好き!"と言える活動が『ラオス支部』です🇱🇦


私たちはちょうど1年前のスタツア9thにて、ラオス国立大学とチャンパサック大学に『インコネラオス支部』を結成しました。私たちが半年に一度しかラオスの支援先を訪れることができない中、その半年の間にラオスのことや村のことを私たちに教えてほしい、というのが目的の1つです。もちろんまだ結成して1年も経っていないのでそこまでには至っていませんが、国立大学の学生は彼らの大学の食堂で、私たちの支援先の学校建設費用のための募金活動を行ってくれたり、前回のスタツア10thでは両方の大学から3名ずつの生徒が一緒に支援先の村に入ってくれて、通訳さんとして私たちを助けてくれたりと、活動の幅を広げつつあります。

実は今私はこのラオス支部のリーダーをさせてもらっています。何も基盤もなければマニュアルもないし、自分が理想とするラオス支部の形、そのために何をするのかを考えるのって思っていたよりも大変で、正直まだまだ模索中でもあります。だけどそんなときこそ思い出すのがラオス支部のメンバーです。








--------------------------
Taa『いいアイデアがあるんだけど!』

私『どんなアイデア??』

Taa『あなたたちがラオスに来たとき、村人たちにろ過のやり方を教えるの!どう?おもしろそうじゃない!?』

私『むっちゃいいやん!!』

1ヶ月ほど前、チャンパサック大学で仲良くなったラオス支部のTaaという女の子とのLINEでのやりとりです。彼女は私がいつ次ラオスに行くのかを伝えると、めちゃめちゃ喜んでくれました。

こうやって次会うのを楽しみに待ってくれる"友達"でもあり、支援先の村のために一緒になって真剣に向き合ってくれる"仲間"でもある、かけがえのない存在がラオスにはいます。

Taaを始め、そうやってラオスで待っていてくれる、一緒になってインコネと全力で活動してくれる人たちがいるからこそ、私は頑張れるしそれが原動力にもなっています。だからこそ私はラオス支部の活動が大好きだし、もっともっといい活動にしていきたいって思うんです。


もうすぐスタツア11th、私にとって早くも3度目のラオスがやって来ようとしています。3回生と行く最後のスタツア。先輩が大好きな私はきっと涙なしじゃ終われないとは思いますが、ラオス支部としての大学訪問、ヒアリング、プロジェクト…、日本での準備をしっかりと行い、また、次は自分たち2回生がインコネを引っ張って、大きくしていくという意識を忘れずに、自分の責務をすべてしっかりと果たせるスタツアにします。


長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました!🌻


関西学院大学
企画部リーダー
倉田汐梨