漢方食薬で使っている
ベニバナ
生薬名は「紅花(こうか)」
といいます。
よく、「ベニバナとサフランは同じですか?」
と聞かれますが、
別物になります。
サフランはアヤメ科・ベニバナはキク科
■サフラン(漢名:番紅花)…アヤメ科サフラン属
サフランは「めしべ」の部分を
料理に使う植物。
色と香りの両方の働きがある植物で、
1つの花に3本しか取れず、
300個の花からわずか1gしか採取できないという
世界一高価なハーブ・スパイスとして有名です。
効能的には、
理血剤(血行循環改善)
解欝安神(ストレス緩和)作用の他、
ストレス性の睡眠不足や不眠症、
生理不順緩和
更年期障害改善
冷え性解消
頭痛解消
などの作用があると言う事で、
漢方薬などにも用いられています。
血流を良くするので、
妊娠中や月経過多などの際の使用は禁忌とされています。
性質は「寒性」です
■紅花(ベニバナ・コウカ)…キク科ベニバナ属
摘み取った「花弁」をそのまま乾燥させたものを
生薬では「コウカ」と呼ばれています。
紅花の種子からはリノール酸を含むサフラワー油がとれ、
サラダ油などの食用油として使われていますね。
漢方的にはサフランと同様で
月経痛や更年期障害など女性特有のトラブルの他、
血流改善に有効なので、
冷えやこりなどの痛みも緩和する働きがあります。
こちらもサフランと同様で妊娠中や
月経過多などの際の使用は禁忌とされています。
性質は「温性」です。
効能やはたらきは、ほぼ一緒
上記にもありますが、
サフランもベニバナも
はたらきは、ほぼ一緒です。
漢方養生視点でみると
さんにおススメの食薬になります。
上手に取り入れてみてくださいね。










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