○方法俳句696・同質因果25/60・志摩陽子01・2025-04-15(火)
○「花疲れ癒すに花を見てゐたり」(『風の行方』1990)(志摩陽子01)
○季語(花疲れ・晩春)(「→栗林のブログ」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえせそにぬねのはひめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:花に疲れた心身を花を観て癒す。花の中で気持ちが循環している。桜の花三昧といえよう。


志摩陽子(しまようこ)
○好きな一句「盲導犬待つ外来のあたたかし」02
○季語(あたたか・三春)(「『俳人年鑑』2004年版(北溟社)」より引用)

【Profile】:1941年長野県出身神奈川県横須賀市在住。1990年から「遠矢」「」を経て、→大輪靖宏主宰「」、→武藤紀子主宰「円座」から→高野ムツオ主宰の「小熊座」に入会。

○色彩俳句696・純白2・中西愛01・2025-04-14(月)
○「純白のセーター撰りぬ花満つ夜」(『雄鹿』2007)(中西愛01)
○季語(花満つ・晩春)(「名句集100冊から学ぶ俳句発想法(ひらのこぼ)(草思社)」より引用)→色彩俳句-索引1索引2索引3索引4索引5】【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめも)】【→俳句結社索引

【鑑賞】:染井吉野の花も白に近い桜色。そんな花の夜の衣料店で純白のセーターを選んでいる。


中西愛(なかにしあい)
○好きな一句「幣掛けて寂しき巨石初桜」(「秋草」201206)02
○季語(初桜・仲春)(「→閑中俳句日記(別館)-関悦史-」より引用)※ぬさ・へい【幣】:神に祈る時に捧げ、また祓いに使う、紙・麻などを切って垂らしたもの。幣帛(へいはく)。ごへい。

【Profile】:1929年生まれ。→波多野爽波(1923~1991)主宰「」(1953~1991)の門下。

【挿絵俳句696a】2025-04-13(日)
○「春満月古庇にて待つてゐる」(『転生』2025)(鎌田透次710a)【→Haiku and Illustrationへ →第15句集へ】
○季語(春満月・三春)

spring full moon-
I'll wait for you under the
eaves of an old house / Touji

【作句メモ】:今夜の二階からの満月は雨模様で見えない。ともに暮らした集合住宅の庇(ひさし)に春満月の光が差し込んだ。五階は満月に少し近い。

○色彩俳句695・焦げ色5・小倉緑村01・2025-04-12(土)
○「地階の体臭耳まで焦がし焼けるパン」(小倉緑村01)
○季語(無季)(「→俳句例句データベース」より引用)→色彩俳句-索引1索引2索引3索引4索引5】【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめも)】【→俳句結社索引

【鑑賞】:「体臭」「パンの焦げる匂い」と五感嗅覚の要素も強い句。そして色彩。地階の暗さとパンの焦げ色。今日は「パンの記念日」。


小倉緑村(おぐらりょくそん)(1912-2001)
○好きな一句「木枯の背後はくらい水の反り」(『抛物線』1992)02
○季語(木枯・初冬)(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)

【Profile】:神奈川県川崎市年出身。→佐藤惣之助に師事。1949年東京で「山河」創刊主宰。

○五感俳句695・感情65含羞1・桑原視草01・2025-04-11(金)
○「里の子のはにかみにそら豆の咲く」(桑原視草01)
○季語(そら豆の花・晩春)(「Twitterいちご俳句会」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえけこすせそちつてとにぬねのふへほゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:そら豆の開花に里山の子供の「はにかみ」という純粋な感情が作用した。


桑原視草(くわばらしそう)(1908-1994)
○好きな一句「昼深きひかりを分つ簾かな」02
○季語(簾・三夏)(「新版俳句歳時記夏の部角川書店編(1977)」より引用)

【Profile】:島根県湖陵町(現出雲市)出身。「出雲俳壇の人々」が俳人協会第2回俳句評論賞受賞。出雲市胎泉寺に句碑がある。