【今回の表現】cari muka「顔を探す」とは
【難易度】初級 ★★☆(少し難しい)

 

Halo, selamat siang.「こんにちは」

INJインドネシア語講師のイワンです。

Apa kabar?「お元気ですか?」

 

今回は、インドネシア人が会話でよく使う表現を紹介します。

それは cari muka という表現です。

 

次の会話を見てみましょう。

 

A : Tumben, Anton hari ini rajin sekali. 

  Sampai bantu kerjaan yang lain.

 

B : Biasa, cari muka.

       Di depan bos, dia memang begitu.

 

 

A :  今日は珍しく、アントンさんがとてもやる気があるね。

       他人の仕事まで手伝っているよ。

 

B :  いつものことだよ、cari mukaだ。

  上司の前ではいつもそうなんだ。

 

この会話の場面は次の通りです。

 

アントンさんは、普段、それほど熱心な職員ではなく、他人の仕事どころか、自分の仕事さえ積極的にやらない人です。

 

しかし今日は珍しくやる気を見せ、同僚の仕事まで手伝いました。

 

それを見て驚いたAさんに対して、Bさんは「アントンさんは cari muka をしている」と言ったのです。

 

cari は「探す」、muka は「顔」という意味なので、直訳すると「顔を探す」となります。「へえ、なぜアントンさんは顔を探すの?」と思いますよね。

 

実は、この cari muka はイディオムで「他人の機嫌を取る」「他人に気に入られるように努める」という意味です。

 

アントンさんは上司の前で「やる気のある職員」と見せかけて、上司の注目を集めたいのです。では、どうして注目を集めるのに cari muka を使うのでしょうか?

 

ここでの muka は自分の muka ではなく、他人の muka です。

 

この場面では atasan「上司」の muka で、その顔が自分のほうに向くように努力しているのです。

 

上司の顔が自分に向けば、自分はその顔をはっきり見ることができ、それは「顔を見つけた」ことになります。「顔を見つけた」ことが結果だとすれば、その努力は「顔を探す」と同じですね。そこで、cari muka は「他人の歓心を買う」という意味であることがわかります。

 

cari を使ったイディオムはほかにもあるので、次回は別のイディオムを紹介します。

 

授業ではイディオムの意味を教えるだけでなく、なぜそのような意味になるのかという考え方も説明します。

 

そうすると単語もイディオムも自然に覚えることができ、インドネシア語がもっと面白くなります。私と一緒にインドネシア語が上達するように勉強しましょう。

 

現在、INJカルチャーセンターではグループレッスンは、通学、オンラインの両方で行っています。

 

最近は、首都圏以外の地方の方、インドネシアやシンガポールなど国外在住の受講生が増えています。

 

今回のブログのように、講座では、日本人が苦手なわかりにくい部分も詳しく説明しています。レベルや目的に合った講座で勉強して、インドネシア語がどんどん上達するようにがんばりましょう!

https://www.indonesia.co.jp/lesson/group/

 

Ayo, belajar bahasa Indonesia bersama saya.

さあ、私とインドネシア語を勉強しましょう。

Sampai jumpa lagi!

それでは、また!

 

 

次回のブログのテーマは、cari を使った別のイディオムです。

 

もしインドネシア語を勉強していて疑問に思うことがあれば、参考にしたいのでコメントで教えてください!

 

お楽しみに!

 

【今回の表現】DVDを借りたのに、なんで払うの?
【難易度】初級 ★☆☆(やさしい)

 

Halo, selamat siang.「こんにちは」

INJインドネシア語講師のイワンです。

Apa kabar?「お元気ですか?」

 

今回は「借りる」に関する話です。

 

こんな場面がありました。

 

ある日本人は、インドネシアから来た友人に「日本の映画を見たい」と言われました。


そのインドネシア人の友人は日本語がわからないため、日本語で上映する映画館に行くよりも英語字幕付きのDVDで鑑賞することを勧めて、近くのDVDレンタル店に行くことにしました。

 

 

インドネシア語が話せるその日本人は、こう言いました。

 

Ayo pergi ke TSUTAYA.                                             TSUTAYAへ行こう。

Nanti kamu bisa meminjam DVD di sana.    そこでDVDを借りられるよ。

 

そして、2人はTSUTAYAに行き、DVDを5枚借りることにしました。

 

面白いのは、会計のときにそのインドネシア人の友人がこう言ったことです。

 

Lho, bayar, ya?  え、払うの?

Katanya pinjam? 「借りる」って言ったよね?

 

はい、この話はここまでです。

 

では、問題です。

 

なぜそのインドネシア人の友人は Lho, bayar, ya? Katanya pinjam?「え、払うの?借りるって言ったよね?」と言ったのでしょうか?

 

図書館ではなくレンタル店なので、お金を支払うのは当然ですよね?

 

はい、答えは pinjam/meminjam の使い方にあります。

 

meminjam と menyewa の違い

 

インドネシア語の meminjam(語幹:pinjam) 「借りる」 は、図書館や友人から無料で借りるときに使います。

 

そのため、そのインドネシア人の友人は「Tsutayaは図書館のようなもので、メンバーになれば無料で借りられる」と勘違いしたのです。

 

では、レンタル店で「借りる」はインドネシア語で何と言うのでしょうか?

 

答えは  menyewa(語幹:sewa) です。

 

この場合、日本人は次のように言うべきでした。

 

Nanti kamu bisa menyewa DVD di sana.
そこでDVDを借りられるよ。

 

menyewa はDVD以外にも使えます。

たとえば、自転車、車、家など、お金を払って借りるものにも使います。

 

例文:

Banyak wisatawan menyewa sepeda untuk berkeliling di Tokyo.
多くの観光客が東京を回るために自転車をレンタルしている。

 

練習問題

 

次の空欄に、meminjam か menyewa のどちらかを入れてください。

 

1. Saya sering ________ mobil di depan stasiun.

 

2. Kakak _________ komik dari temannya.

 

解説

 

まず、単語を調べてみましょう。

  • saya      :私
  • sering   :よく〜する
  • mobil    :車
  • di depan  :〜の前で
  • stasiun  :駅
  • kakak    :兄・姉
  • komik    :漫画
  • dari     :〜から
  • temannya   :彼/彼女の友達

そして、それを有料で借りるか、無料で借りるかを確認して、適切な単語を選びましょう。

 

練習問題解答は、一番下にあります。

 

現在、INJカルチャーセンターではグループレッスンは、通学、オンラインの両方で行っています。

 

最近は、首都圏以外の地方の方、インドネシアやシンガポールなど国外在住の受講生が増えています。

 

今回のブログのように、講座では、日本人が苦手なわかりにくい部分も詳しく説明しています。レベルや目的に合った講座で勉強して、インドネシア語がどんどん上達するようにがんばりましょう!

https://www.indonesia.co.jp/lesson/group/

 

Ayo, belajar bahasa Indonesia bersama saya.

さあ、私とインドネシア語を勉強しましょう。

Sampai jumpa lagi!

それでは、また!

 

次回のブログのテーマは、まだ考え中です。

皆さんが正しいインドネシア語を使えるようにあれこれ考えています。

 

もしインドネシア語を勉強していて疑問に思うことがあれば、参考にしたいのでコメントで教えてください!

 

お楽しみに!

 

練習問題解答

 

1. Saya sering menyewa mobil di depan stasiun.

 私はよく駅前で車をレンタルします

 

2. Kakak meminjam komik dari temannya.

 兄は友人から漫画を借りました

 

 

【今回の表現】「きらきら」のインドネシア語は?
【難易度】初級 ★☆☆(やさしい)

 

Halo, selamat siang.「こんにちは」

INJインドネシア語講師のイワンです。

Apa kabar?「お元気ですか?」

 

日本語には、擬態語や擬音語がたくさんあります。

 

授業では、受講生から「この擬態語/擬音語をインドネシア語でどう表現するの?」とよく聞かれます。

 

しかし、インドネシア語には擬態語や擬音語はあまり多くありません。

 

そのため、日本語の同じ言葉でも、文脈によってさまざまな単語に訳されることがあります。

 

擬態語や擬音語には面白いものがたくさんあります。

 

今回は「きらきら」という擬態語に注目してみましょう。

 

1. 「きらきら」とは?

 

「きらきら」は光が明るく輝く様子を表す擬態語で、さまざまな場面で使われます。

 

まず、いくつか例文を見てみましょう。

 

1)空の星はきらきら光る。

2)その子供の目はきらきらしている。

3)ダイヤモンドはきらきら光る。

 

これらの文をインドネシア語に訳すと、次のようになります。

 

 

1)Bintang di langit berkelip-kelip. 空の星はきらきら光る。

 

2)Mata anak itu berbinar-binar.  その子供の目はきらきらしている。

 

3)Intan itu berkilauan.       そのダイヤモンドはきらきら光っている。

 

このように、「きらきら」はそれぞれ berkelip-kelip, berbinar-binar, berkilauan と訳されます。

 

2. なぜ同じ「きらきら」なのにインドネシア語の単語は違うのか?

 

それでは、同じ「きらきら」なのにインドネシア語の単語に違いがあるのはなぜでしょうか?

 

それは、日本語の「きらきら」は、さまざまな場面で使えるからです。

 

一方、インドネシア語の「きらきら」は、それぞれの場面や状況に応じて、異なる単語を使い分ける必要があります。

 

インドネシア語の各単語について、もう少し詳しく見ていきましょう。

 

1)berkelip-kelip「遠くに見える小さな光がチカチカする」

 

   この単語は、星やホタルなど、遠くで小さく光が点滅するものに使います。

 

1-1)Bintang di langit berkelip-kelip.

    空の星がきらきら光る。

 

1-2)Banyak kunang-kunang berkelip-kelip di sawah.

    田んぼにはきらきら光るホタルがたくさんいる。

 

2)berbinar-binar「目や表情が輝く」

 

  この単語は、人の目や顔が、うれしさや感動で輝いている様子を表します。

 

2-1)Mata anak itu berbinar-binar.

   その子供の目はきらきらしている。

 

2-2)Wajahnya berbinar-binar karena mendapat bonus.

   ボーナスをもらって、彼の顔がきらきら輝いている。

 

3)berkilauan「光を反射して輝く」

 

 この単語は、ダイヤモンドや水面など、光を反射して光るものに使います。

 

3-1)Intan itu berkilauan.

  そのダイヤモンドはきらきら光っている。

 

3-2)Air danau itu berkilauan di siang hari.

   昼間の光の中で湖水がきらきらしている。

 

3. 3つの単語は入れ替えられる?

 

場合によっては、入れ替えても意味が通じます。

 

たとえば、

berkilauan は「光を反射して輝く」ので、星にも使うことができます。

 

〇 Bintang di langit berkelip-kelip.

〇 Bintang di langit berkilauan.    

  空の星はきらきら光る。

 

ただし、すべての単語を入れ替えることができるわけではありません。

 

たとえば、

 

❌ Mata anak itu berkilauan. その子供の目はきらきらしている??

   なんとなく意味はわかりますが、不自然で違和感があります。

 

❌ Intan itu berkelip-kelip.  そのダイヤモンドはきらきら光っている??

   ダイヤモンドは点滅しないので、この表現は不自然です。

 

このように、同じ「きらきら」でも、インドネシア語では文脈に合わせた訳語を選ぶ必要があります。

 

4. まとめ

 

今回紹介したように、「きらきら」はインドネシア語でいくつかの表現に訳されます。

 

日本語

インドネシア語

場面・状況

きらきら(星、ホタル)

 berkelip-kelip

 小さく点滅する光

きらきら(目、表情)

 berbinar-binar

 人の感情や目の輝き

きらきら(ダイヤ、水)

 berkilauan

 光を反射する輝き

 

「きらきら」以外にも、日本語には興味深い擬態語・擬音語がたくさんあります。

 

ほかの擬態語・擬音語のインドネシア語が知りたいは、ぜひ私の授業に来てください。例文を交えながら、日本人にもわかりやすく丁寧に説明します。

 

現在、INJカルチャーセンターではグループレッスンは、通学、オンラインの両方で行っています。

 

最近は、首都圏以外の地方の方、インドネシアやシンガポールなど国外在住の受講生が増えています。

 

今回のブログのように、講座では、日本人が苦手なわかりにくい部分も詳しく説明しています。レベルや目的に合った講座で勉強して、インドネシア語がどんどん上達するようにがんばりましょう!

https://www.indonesia.co.jp/lesson/group/

 

Ayo, belajar bahasa Indonesia bersama saya.

さあ、私とインドネシア語を勉強しましょう。

Sampai jumpa lagi!

それでは、また!

 

 

次回のブログのテーマは、まだ考え中です。

皆さんが正しいインドネシア語を使えるようにあれこれ考えています。

 

もしインドネシア語を勉強していて疑問に思うことがあれば、参考にしたいのでコメントで教えてください!

 

お楽しみに!