ケガや病気で、生活に支障があるときに

もらえる障害年金。

 

一体、いくらぐらいもらえるのでしょう?

 

今日は、障害年金の受給金額について

ご説明します。 

 

 

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障害年金の等級と
受給金額

障害年金の受給金額は、

障害年金の種類や、等級によって

変わってきます。

 

 

目次

 

つみきで遊ぶ女の子の画像

 

初診日によって変わる
障害年金の種類

障害年金には、種類があります。

「障害基礎年金」と「障害厚生年金」です。

 

これは、初診日に加入していた年金によって、

決まります。

 

初診日のときに加入していた年金が

国民年金 ➡ 障害基礎年金 
厚生年金 ➡ 障害厚生年金 

20歳前に初診日がある場合
➡ 障害基礎年金

 

 

 

 

障害年金は2階建て

障害年金は2階建てになっています。

 

年金額の説明図

 

上の図のとおり、

・障害基礎年金 

 ➡1階部分のみ

 

・障害厚生年金1、2級 

 ➡1階と2階の両方もらえる

 

 

注意したいのは、

障害厚生年金3級の場合。

 

2階部分のみで、

1階はありません。

 

 

 

(図※4)障害手当金については、

今回は説明を省きます。

 

 

 

障害基礎年金の金額

障害基礎年金は定額です。

等級が同じなら、みんな同じ金額です。

 

細かい金額は、物価などを考慮して

毎年見直されますが、

大まかな金額は、以下のとおり。

1級の方が障害が重いので、

金額も多くなります。

 

1級・・・約100万円(2級の1.25倍)
2級・・・約80万円


ひと月で考えると、障害基礎年金2級は

約6万6千円になりますね。

 

 

右差し子の加算(図※2)

高校生までの子どもがいると加算がつきます。

子の加算・・・約23万円(1人につき)

(3人目以降は金額が変わります)

 

 

障害厚生年金の金額

障害厚生年金は、人によって金額が異なります。

厚生年金に加入していた期間の長さや

給与額などで計算されます。

=報酬比例(図※1)

 

1級・・・報酬比例(2級の1.25倍)
2級・・・報酬比例
3級・・・報酬比例(図※3)
    (最低保証額 約60万円)

 

障害厚生年金の金額は、人それぞれ違いますが

大まかなイメージをお伝えしますと…

 

【障害厚生年金2級の場合】

給与額の平均 月25万円

障害厚生年金 約40万円

障害基礎年金と合わせて、約120万円

つまり、ひと月 約10万円となります

 

 

右差し配偶者の加給年金(図※2)

1、2級の場合は

65歳未満の配偶者がいると加算がつきます。

(3級には加算はありません。)

配偶者の加給年金・・・約23万円

 

 

右差し3級の報酬比例(図※3)

3級は、最低保証額 があり、

約60万円です。

 

3級には1階部分がないため、

最低限もらえる金額が決まっているのです。

 

 

人生の選択肢を増やすために

 

障害年金を受給できると、

決まったお金が手元に入ってきます。

 

その金額は、満足する生活ができるほど

多くはないかもしれません。

 

でも、今後の人生を考える機会には

なるのではないでしょうか。

 

・勤務日数を減らして、仕事と治療を両立する

・パートや障害者雇用枠で働いてみる

・思い切って仕事を辞めて、治療に専念する

などなど。

 

仕事、治療、心身の負担などの

バランスを考えながら、

人生を選択することが

できるようになるかもしれません。

 

 

障害年金を受給することは、

人生の選択肢を増やすこと

 

だと、私は思います。

 

頑張って無理するのではなく、

必要なサポートに頼りながら、

少し楽に、楽しく

人生を送ることができたら

と、思いますニコニコ

 

 

必要な人に障害年金が届きますように虹