2018年11月、茨城県古河市の飲食店で
食事をした客2人が食中毒の症状を訴え、
このうちの1人が
「ギラン・バレー症候群」という病気を発症
していたことがわかりました。
茨城県によりますと、
2018年11月2日、
古河市の飲食店「はたがやレバー古河店」で、
牛レバ刺しやセンマイ刺しなどのコース料理を
食べた50代の男性2人が、
腹痛や下痢などの症状を訴え、
「カンピロバクター・ジェジュニ」による
食中毒であると断定されました。
そのうちの1人は
「ギラン・バレー症候群」を発症して、
手足の麻痺や呼吸困難などがおき、
重体だということです。
店側は、
レバ刺しなどについて、
厚生労働省が定める基準通りに低温殺菌した
と話しているということですが、
茨城県はさらに状況を調べています。
古河保健所は2018年12月6日、
この店舗を営業禁止処分としました。
 
 
 
~参考~
 
【自己免疫疾患】:
異物を認識し排除するための役割を持つ免疫系が、
自分自身の正常な細胞や組織に対してまで
過剰に反応し攻撃を加えてしまうことで
症状を来す疾患の総称。
⇒つまり、本来的な「免疫力の低下」としての
「異物を認識し排除するための役割」機能の低下
のみならず、
「免疫力の低下」が過度に進行すると、
「自分自身の正常な細胞や組織に対してまで
過剰に反応し攻撃を加えてしまうこと」
いわば、免疫機能の暴走に伴い
「自殺型の自虐的生体反応」が生じる
わけですが、
【自己免疫疾患】:
A)特定の臓器だけが影響を受ける臓器特異的疾患
B)全身にわたり影響が及ぶ全身性自己免疫疾患
の2種類に分けられ、それぞれ多岐に渡る症例のため
一概には言えませんが、
〔Aが「神経・筋」組織に表出した具体的症例として〕
「ギラン・バレー症候群」があります。
〔Bが全身に表出した症例として〕
「膠原病」としての各種症状があります。
20世紀初頭には
ドイツの細菌学者・生化学者
パウル・エールリヒ
(1854年3月14日 - 1915年8月20日)
によって
免疫系は
自分自身を攻撃しないとする「自己中毒忌避説」が
主流であったわけですが、
何ゆえか、その後の研究により自分の体の
構成成分を抗原とする自己抗体が発見されるにつれ、
自己免疫疾患の存在が明らかになっていきましたが、
現在でも根本的な原因は分かっていません。
胸腺が破壊されてリンパ球T細胞がない状態(免疫不全)】
ヤブロコフ博士によると
「免疫システムが破壊され、
「チェルノブイリエイズ」と呼ばれる状況が出現。
そのメカニズムとしてまず、
セシウム137による内部被爆で胸腺が破壊され、
ヘルパーT細胞を含む、
リンパ球のT細胞系が作れなくなっている
(反対に顆粒球は過剰で、
リンパ球と顆粒球とのバランスが崩れ、
免疫力が低下している)。」
とのことですが、
セシウム137による内部被爆で胸腺の破壊の程度が
低いと、「ヘルパーT細胞を含む、リンパ球のT細胞」
セシウム137による内部被爆で胸腺の破壊の程度が
そのものが減少するというよりも、
「異常〔変異〕化したT細胞」が
作出されることによって
免疫機能の暴走に伴い「自殺型の自虐的生体反応」
が生じているとも考えられますが、
どのように思われますか?
 
PS
 
例えば、前述した
(10万人に1人の発症確率の難病)
「ギラン・バレー症候群」がありますが、
(福島第一原発以前に発症しているため
今回の被ばくとは無関係ですが)
俳優の
のケースにしろ
【自己免疫疾患】の原因は、
過去の大気圏核実験やチェルノ原発事故の
影響も十分考えられると思うのですが。
何れにせよ長期的には福島第一原発事故に
起因して【自己免疫疾患】も増えると思いますが
どのように思われますか?
~参考~
 
 
 
 

 
参考
 
 
【脱被ばく実現ネット】
〔臨床医が語る、原発事故からの7年
~子どもの甲状腺がんは?健康被害は?〕

~牛山元美さん(内科医)
(2018年2月25日)
 
 
 
 
参考
~「骨髄異形症候群」(前「白血病」としての側面)~
 
 
 
 
 
 

参考

 

 
ウクライナの生化学者セルゲイ・コミサレンコ(1943年- )は、
1978-1985年に
ウクライナ免疫科学プログラムの責任者を務め、
続いて1986-1988年に同研究を指導した。
ここで、
事故による放射性降下物からの低線量放射線のために、
ヒトのナチュラルキラー細胞の数と活性が
劇的に低下することを見出し、
この免疫抑制現象を"チェルノブイリ・エイズ"と名づけた。
事故後にベラルーシで診療にあたった
医師の菅谷昭(現松本市長)は以下のように述べている。
子どもたちに、免疫機能が落ち抵抗力が下がって、
感染症にかかりやすく、
風邪は長引きぶり返し、異常に疲れやすい、貧血状態、
などの症状が出ており、
学校の授業なども短縮しなければならないほどである。
被曝した女の子たちが出産する時期を迎えているが、
産婦人科医の話では、
胎児の発育も悪く、
早産、未熟児、先天性異常などが増えている。
出産前に異常が見つかれば、
統計上発生率を減らすため、
半強制的に人工妊娠中絶が行われている。
[
ヤブロコフらによる研究]
ロシアの科学者
アレクセイ・ヤブロコフ、ワシリー・ネステレンコ、
アレクセイ・ネステレンコは、
2007年、『チェルノブイリ:大惨事が人々と環境に与えた影響』
を出版した。
同書は、チェルノブイリ・エイズの発生機序について、
セシウム137による内部被曝で胸腺が破壊され、
ヘルパーT細胞を含むリンパ球のT細胞系が作れなくなり、
B細胞に抗体グロブリンを作るように命令してくれるはずの
T細胞が存在しないので、
血中の免疫グロブリンの数が激減してしまう、等と述べている。
[胸腺の特性]
胸腺は
放射線や副腎皮質ホルモンなどに暴露されると萎縮するが
特にT細胞を盛んに産出している時期は感受性が高い。
胸腺中のリンパ球が最も多いのは
思春期(10代前後)でピーク時の胸腺は30~40gに達する。
その後は急速に萎縮し脂肪組織に置き換わる。
そのため胸腺は最も老化の早い器官といわれる。
逆にいえば
胸腺は発達が早く、
たとえば、
出生直後のマウスで胸腺摘出を行うと、
マウスは免疫不全に陥るが、
成熟マウスで摘出をしても免疫系に影響は少ない。
これは、
成熟した個体では十分なT細胞のプールができ、
末梢でもリンパ球が生理的増殖を行うようになるからである。
 
胸腺
胸腺は
胸腔に存在し、
T細胞の分化、成熟など
免疫系に関与する一次リンパ器官
胸小葉とよばれる二葉からなっており、
胸骨の後ろ、心臓の前に位置し、心臓に乗るように存在する。
子牛の胸腺はフランス料理などの食材として使用される(シビレ)。
 

 

〔ウクライナ報告【低線量長期被ばくの初期症状】

エフゲーニャ・ステパノワ博士 〕

〔1986年の事故当年の初期症状〕

〔1986年の事故当年の最も典型的な反応〕
〔1987年~1991年の初期症状〕

l略
〔1987年~1991年の初期症状『機能障害』〕
①動脈圧の不安定(70.3%)
②肺の呼気機能障害(53.5%)
③心臓の機能変化(40.0%)
④胃の機能障害(39.6%)
⑤運動後の疲れやすさ(31.5%)
⑥免疫力の低下(60~70%)
⑦肝臓機能の一時的障害(52.8%)

 

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【現在でも200万人の子供達が

放射能被害で治療を必要としている

~チェルノブイリ26年目】

 (現EU議会環境委員会・副委員長コリーン・ルパージュ氏)

現実には、チェルノブイリの被害は終わっていない。
そして、今後何世代にもわたって、
私たちはその影響に悩まされ続けなければならない。

現在200万人の子どもたちが放射能による被害で起きた病気
への治療を必要としている。
しかし(被害者の数は今後も増え続けることが見込まれることから)、
2016年までは

最終的な放射能による重病患者の数を確定することができない。

これらの被曝による被害者達は、
白血病、脊柱や肺への癌、膀胱癌、腎臓癌、甲状腺癌、乳癌といった
放射線による病に苦しめられている。
また、被曝によって通常より多くの人が亡くなっている。
心臓や血管への疾患が発生するからだ。

放射能に汚染されたある地域では、

80%にものぼる子どもたちが
心臓疾患、肝臓障害、腎臓病、甲状腺疾患、
抗体への異常

を抱えている。
また、母親の子宮の中にいるうちに
被曝を受けて生まれてきた子どもたちの中には、
脳の発達停止、白内障、遺伝子の突然変異、先天性の奇形、
神経系異常や水頭症などの疾患が発生している。


最も深刻な影響を被っているのは、

今日、汚染地域に生活する子どもたちである。
例えば
チェルノブイリから30キロ以内に位置するイワコフ地区では、
5600人の子どもの中でチェルノブイリの放射能汚染による
健康被害を受けていない子どもは40人しかいない。