~約24分から~
(当時)信州大学医学部講師・小池健一医師
小池医師たちは住民たちの免疫、
つまり体の抵抗力の変化に注目しています。
放射能の長期間の被曝によって、免疫の異常が起き、
それが頭痛や疲労感等の症状を
引き起こしているのではないかと考えたのです。

血液中の免疫細胞の一つ、
ナチュラルキラー[NK]細胞の働きを調べました。

非汚染地域と比べると、
汚染地区[チェルチェルスク地区]では、
正常な免疫機能の範囲から、
大きく外れる人が数多くいる
ことが分かります。
 
参考
 
小池健一医師
ナチュラルキラー[NK]細胞の働きが弱くなるということが、
白血病の前の段階でみられる

というデータもあります。
ですから、
ナチュラルキラー[NK]細胞に異常が出たような方が、
今後、抵抗力だけではなくて、
ガン、白血病[血液のガン]が1人か2人出てくるのであれば、
今後、大きな問題になってくると思いますね。」
 
【脱被ばく実現ネット】
〔臨床医が語る、原発事故からの7年
~子どもの甲状腺がんは?健康被害は?〕

~牛山元美さん(内科医)
(2018年2月25日)
 
 
 
 
参考
~「骨髄異形症候群」(前「白血病」としての側面)~
 
 
 
 
 
 

✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴✴

参考

 

チェルノブイリ原子力発電所事故後に、
作業員や住民にみられる症状のひとつ。
[概要]
チェルノブイリ原発事故の処理にあたった
作業員(リクビダートル)や現地住民に、
癌以外に
免疫機能の低下、貧血、非常に疲れやすい、
胎児の発育不全、先天性異常など
様々の症状が現れている。
これらのうち、
免疫機能の低下とそれによる症状や病気は、
後天性免疫不全症候群(AIDS)になぞらえて
「チェルノブイリ・エイズ」とよばれている。
原因は未解明であるが、
内部被曝が関係するとの見方がある。

ウクライナの生化学者セルゲイ・コミサレンコ(1943年- )は、
1978-1985年に
ウクライナ免疫科学プログラムの責任者を務め、
続いて1986-1988年に同研究を指導した。
ここで、
事故による放射性降下物からの低線量放射線のために、
ヒトのナチュラルキラー細胞の数と活性が
劇的に低下することを見出し、
この免疫抑制現象を"チェルノブイリ・エイズ"と名づけた。
事故後にベラルーシで診療にあたった
医師の菅谷昭(現松本市長)は以下のように述べている。
子どもたちに、免疫機能が落ち抵抗力が下がって、
感染症にかかりやすく、
風邪は長引きぶり返し、異常に疲れやすい、貧血状態、
などの症状が出ており、
学校の授業なども短縮しなければならないほどである。
被曝した女の子たちが出産する時期を迎えているが、
産婦人科医の話では、
胎児の発育も悪く、
早産、未熟児、先天性異常などが増えている。
出産前に異常が見つかれば、
統計上発生率を減らすため、
半強制的に人工妊娠中絶が行われている。
[
ヤブロコフらによる研究]
ロシアの科学者
アレクセイ・ヤブロコフ、ワシリー・ネステレンコ、
アレクセイ・ネステレンコは、
2007年、『チェルノブイリ:大惨事が人々と環境に与えた影響』
を出版した。
同書は、チェルノブイリ・エイズの発生機序について、
セシウム137による内部被曝で胸腺が破壊され、
ヘルパーT細胞を含むリンパ球のT細胞系が作れなくなり、
B細胞に抗体グロブリンを作るように命令してくれるはずの
T細胞が存在しないので、
血中の免疫グロブリンの数が激減してしまう、等と述べている。
[胸腺の特性]
胸腺は
放射線や副腎皮質ホルモンなどに暴露されると萎縮するが
特にT細胞を盛んに産出している時期は感受性が高い。
胸腺中のリンパ球が最も多いのは
思春期(10代前後)でピーク時の胸腺は30~40gに達する。
その後は急速に萎縮し脂肪組織に置き換わる。
そのため胸腺は最も老化の早い器官といわれる。
逆にいえば
胸腺は発達が早く、
たとえば、
出生直後のマウスで胸腺摘出を行うと、
マウスは免疫不全に陥るが、
成熟マウスで摘出をしても免疫系に影響は少ない。
これは、
成熟した個体では十分なT細胞のプールができ、
末梢でもリンパ球が生理的増殖を行うようになるからである。
 
胸腺
胸腺は
胸腔に存在し、
T細胞の分化、成熟など
免疫系に関与する一次リンパ器官
胸小葉とよばれる二葉からなっており、
胸骨の後ろ、心臓の前に位置し、心臓に乗るように存在する。
子牛の胸腺はフランス料理などの食材として使用される(シビレ)。
 
 

~参考~

〔水面下で急増する (福島県を中心とする)東日本広域の「被曝被害」の悲惨な現状〕

~参考~

〔2017~2011 / 「被曝関連死」が 既に約100万人を突破か!〕

 

ae46b1f460ee46f789c27b264a6cb42114.jpg

 

TKY201110110145.jpg
 

 2015070211.jpg

 

 〔学術雑誌ネイチャーが公表した日本の放射能汚染の実態〕

 

srep01742-f3.jpg

【放射線管理区域の10分の1(3700Bq/㎡)がデッドゾーン】

チェルノブイリ専門家も総じて、

「3000Bq/㎡」(⇒50Bq/kgに相当)

が、究極的には生死にかかわる健康被害の大きな分岐点と指摘。

 
 
b268a3be-s.jpg
 
参考
   <「被ばく感受性」に関する一般法則>
 
一般に、
放射線に対する生物細胞の感受性は
細胞分裂が活発な若いものほど大きく、
安定した状態の細胞では感受性は小さい。
放射線が生物に作用する場合、
主に細胞の分裂を阻害するように
作用する場合が多い。
従って、
放射線によって細胞はただちに死亡するのではなく、
細胞は分裂能力を失うことにより
老化等を起こし徐々に死亡することになる。
*また、このことは、以上の「年齢的」素因に限らず、
既存疾患(潜在的疾患)に関しても、
悪化(再発)リスクが飛躍的に高まるといえ、
その意味においても、「被ばくリスク」が高いと言える。
 
  2017-03-26 (42).png
 
 my46108NnrYtr-QYYX_TCvM.jpg 
 
cbbc5584.jpg
 

 201301280955357b4.jpg

 

  2017-03-26 (44).png 

 

 
     2017-03-26 (52).png 
 
2017-03-26 (53).png 
 
2017-03-26 (54).png 
 
2017-03-26 (55).png 
 
2017-03-26 (56).png
 
2017-03-26 (51).png
 
img3445.jpg 
 
78zuhyou3.jpg
 
 
380PX-~1.PNG
 
 
2017-03-26 (57).png 
 
2017-03-26 (58).png 
 
2017-03-26 (59).png
 

 

〔ウクライナ報告【低線量長期被ばくの初期症状】

エフゲーニャ・ステパノワ博士 〕

〔1986年の事故当年の初期症状〕

〔1986年の事故当年の最も典型的な反応〕
〔1987年~1991年の初期症状〕

l略
〔1987年~1991年の初期症状『機能障害』〕
①動脈圧の不安定(70.3%)
②肺の呼気機能障害(53.5%)
③心臓の機能変化(40.0%)
④胃の機能障害(39.6%)
⑤運動後の疲れやすさ(31.5%)
⑥免疫力の低下(60~70%)
⑦肝臓機能の一時的障害(52.8%)

 

 o0600041212238877254.jpg

 

 

i=http://pds2_exblog_jp/pds/1/201305/10/96/e0068696_954155.jpg
 
 
~チェルノブイリ原発事故
(1986年4月26日)から約14年後~

(2000年12月発表の研究寄稿)
川野眞治氏(京都大学原子炉実験所) 
<リクビダートル(事故処理作業従事者)>


• ウクライナ内被曝者数、
約342万7000人、
そのうち、病気にかかっているのは、
10代の子どもを含む大人では82.7%、
10歳未満の子どもは73.1%で、
作業員は86.9%で最高と指摘

(ウクライナ非常事態省)


~チェルノブイリ原発事故
(1986年4月26日)から約19年後~

【ウクライナ犠牲(だけでも)150万人か
~チェルノブイリ原発事故】
(2005/04/24 【共同通信】)
~旧ソ連ウクライナ共和国だけの2005年度データ
(⇒ベラルーシ、ロシア除く)~


被曝者:約350万人(⇒うち120万人が子供)

被曝関連死:150万人以上(被曝者の約43%)

 

【現在でも200万人の子供達が

放射能被害で治療を必要としている

~チェルノブイリ26年目】

 (現EU議会環境委員会・副委員長コリーン・ルパージュ氏)

現実には、チェルノブイリの被害は終わっていない。
そして、今後何世代にもわたって、
私たちはその影響に悩まされ続けなければならない。

現在200万人の子どもたちが放射能による被害で起きた病気
への治療を必要としている。
しかし(被害者の数は今後も増え続けることが見込まれることから)、
2016年までは

最終的な放射能による重病患者の数を確定することができない。

これらの被曝による被害者達は、
白血病、脊柱や肺への癌、膀胱癌、腎臓癌、甲状腺癌、乳癌といった
放射線による病に苦しめられている。
また、被曝によって通常より多くの人が亡くなっている。
心臓や血管への疾患が発生するからだ。

放射能に汚染されたある地域では、

80%にものぼる子どもたちが
心臓疾患、肝臓障害、腎臓病、甲状腺疾患、
抗体への異常

を抱えている。
また、母親の子宮の中にいるうちに
被曝を受けて生まれてきた子どもたちの中には、
脳の発達停止、白内障、遺伝子の突然変異、先天性の奇形、
神経系異常や水頭症などの疾患が発生している。


最も深刻な影響を被っているのは、

今日、汚染地域に生活する子どもたちである。
例えば
チェルノブイリから30キロ以内に位置するイワコフ地区では、
5600人の子どもの中でチェルノブイリの放射能汚染による
健康被害を受けていない子どもは40人しかいない。

 

 
 
 

【 WHO報告書~抗生物質効かなくなっている 】

(NNN 2014年5月1日)

~参考~

【 抗生物質が効かない時代が来る? 】 

~参考~

【放射線照射した微生物の突然変異~凶暴化する細菌類、ウィルス】

【放射線の生物学的効果~下等生物ほど強い放射線耐性】

【放射性物質、9日間で北半球をほぼ1周 九大・東大研究グループ発表】

 

放射線の影響の発現は下等生物ほど高い被ばく線量を必要とし、

カビや細菌、ウイルスでは人間の1千~10万倍も放射線に
対して耐性がある。

DNA含量は、

細菌類の場合を1とすると、
ウイルスで0.01~0.1、
カビや酵母菌で10、
虫で20、
哺乳動物で1,000、
植物で5,000~50,000となる。


DNA含量比からみても

微生物は放射線に対して非常に強いことがわかる。

 

特に(1F由来の)環境&人工放射線の特性として
免疫反応における「抗体」の退化。
更に最悪な状況は、
突然変異による「抗原」(細菌類等)の進化も。

「抗体」の退化⇔「抗原」(細菌類等)の進化
の著しい乖離は、
深刻な免疫不全の徴候を示し、


既に、フクイチ被曝(初期被曝+慢性被曝)

によって潜在的に免疫力が著しく減衰し、
諸々のウィルスの突然変異&進化

の土壌となりやすい東日本を中心とする

日本国内人にとっては非常に危機的状況と言えるのでは?