突貫工事(SEM Kim Angenieux CROSS F2.9)
前のエントリで、巻上げが不完全だったPONY135Angenieuxの
かわりに夜なべして整備した機体を出動させたって話を書きました。
それがこれです。フランス製のSEM Kim。45mm CROSS F2.9付き。
1947年に登場したシリーズで、シャッタースピードが1/25~1/200なのと
デザインからみてどうやら初期型の様です。
ebayで発見、シャッター不動、文字盤も少しキズ有りという不具合品で、
値段交渉の結果送料合わせて国内相場よりちょっと安いかなって
とこで手を打ちました。もっと値切れば良かった(笑)
やって来た機体は金属部分は真っ白、年式相応に汚れてました。

やって来たばかりのSEM Kim
キタネーー!と叫んで気がついたら磨きまくってました。
自分的にレベル1磨き、指が届く範囲は磨くって感じです。
一応塗装が剥げないレベルで丹念にやりました。
なんというか、翌朝早いのでもう寝ない覚悟、行ったレーって感じです。
するとメタル部分は鏡面のように。塗装も手あかが退いてイイカンジに。

清掃、磨き後のSEM Kim。ピカーー!
Kimのボディはアルミかなんかのメタルの固まりって感じで、
表面は赤っぽいシワ模様のモールドが入ってました。
細かい塗料の剥げはなんとなく黒でタッチアップ。
磨けば光るもんですね。一応保護つや出し剤を塗ってます。
ノブの部分もなかなか取れない金属のくすみ以外は光ってます。
ファインダーレンズも奇麗にしました。

どぉーですかおきゃくさーん!
今回分解中の写真は撮れてません(笑)
文字盤ですが、少し浮かしながら上方向にスライドさせるとパイーンと
取れました。もっと良い外し方はないものか。
文字盤には前玉の回転止めの爪があるのですが、これがもう破断寸前。
気休めに瞬間接着剤で補強しましたが、強く回すと折れそうな気配。。
メカはビックリする位非常にシンプルで、はじめ何かパーツが
足りないんじゃないかと疑ってしまいました(笑)
調べてみるとシャッター羽根、絞り羽根ともに異常なし。あれ?
一部外して清掃微々注油で組み直すとすんなり動きますが、
レバーが一旦完全に上に戻ってないので次のシャッターが
切れないのですよね。
あれ~。。
鏡銅の横に生えているシャッターレバーの指あて?の部分のネジを
外してみてわかったのですが、このコの字レバー部分てシャッターレバー
とボディから来ているロック用レバーをネジでつないだものなんですね。
なので、ネジを外して前後のレバーを分離してやると、シャッターレバーは
完全に上位置に戻り、次のシャッターが切れるようになりました。
なるほど、そういうことか。
そこでフィルム室のスプロケットを回しながら巻き上げノブを
回してやると、今度は巻き上げノブにロックがかかり、ロック用レバーが
上位置にあがりました。
こうやって、毎回巻き上げないとシャッターが押せない様にしてたんですね。
一挙に解決しました。
あとは清掃グリスアップして元通り組み直し、修理完了。
そうして直ぐに出動となった訳です。
なんという最短記録(笑)

瀬戸内の島( Kodak ColorPlus 200)
入手時と同じように組んだのですが、フォーカスはチェックした方がいいかも。

逆光( Kodak ColorPlus 200)

椅子( Kodak ColorPlus 200)
1947年の古の三枚玉、これでアンジェニューの写りについてどうこう
言えるとは全然思ってませんが、柔らかいというか非常に良い感じデス。
後ろ玉よく見ると気泡が入ってましたしね。
かわいらしいレトロデザインのボディもコンパクトで重量感あり、
フィルム巻き上げからシャッター切るまでの一連の動作がまた楽しいのですよね。
シャッター音もパキャッという感じで気持良いです。
これは、結構稼働率高くなるかもしれません。
またお気に入りが増えてしまった。どうしよう(笑)
まずケースをなんとかしたいですねぇ。
あるのかな。探してみよっと。
かわりに夜なべして整備した機体を出動させたって話を書きました。
それがこれです。フランス製のSEM Kim。45mm CROSS F2.9付き。
1947年に登場したシリーズで、シャッタースピードが1/25~1/200なのと
デザインからみてどうやら初期型の様です。
ebayで発見、シャッター不動、文字盤も少しキズ有りという不具合品で、
値段交渉の結果送料合わせて国内相場よりちょっと安いかなって
とこで手を打ちました。もっと値切れば良かった(笑)
やって来た機体は金属部分は真っ白、年式相応に汚れてました。

やって来たばかりのSEM Kim
キタネーー!と叫んで気がついたら磨きまくってました。
自分的にレベル1磨き、指が届く範囲は磨くって感じです。
一応塗装が剥げないレベルで丹念にやりました。
なんというか、翌朝早いのでもう寝ない覚悟、行ったレーって感じです。
するとメタル部分は鏡面のように。塗装も手あかが退いてイイカンジに。

清掃、磨き後のSEM Kim。ピカーー!
Kimのボディはアルミかなんかのメタルの固まりって感じで、
表面は赤っぽいシワ模様のモールドが入ってました。
細かい塗料の剥げはなんとなく黒でタッチアップ。
磨けば光るもんですね。一応保護つや出し剤を塗ってます。
ノブの部分もなかなか取れない金属のくすみ以外は光ってます。
ファインダーレンズも奇麗にしました。

どぉーですかおきゃくさーん!
今回分解中の写真は撮れてません(笑)
文字盤ですが、少し浮かしながら上方向にスライドさせるとパイーンと
取れました。もっと良い外し方はないものか。
文字盤には前玉の回転止めの爪があるのですが、これがもう破断寸前。
気休めに瞬間接着剤で補強しましたが、強く回すと折れそうな気配。。
メカはビックリする位非常にシンプルで、はじめ何かパーツが
足りないんじゃないかと疑ってしまいました(笑)
調べてみるとシャッター羽根、絞り羽根ともに異常なし。あれ?
一部外して清掃微々注油で組み直すとすんなり動きますが、
レバーが一旦完全に上に戻ってないので次のシャッターが
切れないのですよね。
あれ~。。
鏡銅の横に生えているシャッターレバーの指あて?の部分のネジを
外してみてわかったのですが、このコの字レバー部分てシャッターレバー
とボディから来ているロック用レバーをネジでつないだものなんですね。
なので、ネジを外して前後のレバーを分離してやると、シャッターレバーは
完全に上位置に戻り、次のシャッターが切れるようになりました。
なるほど、そういうことか。
そこでフィルム室のスプロケットを回しながら巻き上げノブを
回してやると、今度は巻き上げノブにロックがかかり、ロック用レバーが
上位置にあがりました。
こうやって、毎回巻き上げないとシャッターが押せない様にしてたんですね。
一挙に解決しました。
あとは清掃グリスアップして元通り組み直し、修理完了。
そうして直ぐに出動となった訳です。
なんという最短記録(笑)
瀬戸内の島( Kodak ColorPlus 200)
入手時と同じように組んだのですが、フォーカスはチェックした方がいいかも。
逆光( Kodak ColorPlus 200)
椅子( Kodak ColorPlus 200)
1947年の古の三枚玉、これでアンジェニューの写りについてどうこう
言えるとは全然思ってませんが、柔らかいというか非常に良い感じデス。
後ろ玉よく見ると気泡が入ってましたしね。
かわいらしいレトロデザインのボディもコンパクトで重量感あり、
フィルム巻き上げからシャッター切るまでの一連の動作がまた楽しいのですよね。
シャッター音もパキャッという感じで気持良いです。
これは、結構稼働率高くなるかもしれません。
またお気に入りが増えてしまった。どうしよう(笑)
まずケースをなんとかしたいですねぇ。
あるのかな。探してみよっと。
PONY兄弟(Kodak PONY135)
メインの整備の隙間で、変なモノに手を出す相変わらずな毎日。
コダックのPONY135です。
Wikiによると1950-1954年とあります。
コダックらしいいかにもなプラスチックボディ、大衆カメラって感じですね。
レンズは沈胴式。しかしそんなにサイズが小さくなる訳でもなし。
一応ボディリリースで、普通のチャージ&リリースのシャッターなので、
手ブレしやすい感じでもないです。
重量も思ったよりあります。
一応、フィルムのコマ止め機構はあり、一コマ撮っては
都度ロックを外して一コマ巻くって感じです。
単なるオートマットですね。
コマ止めはやりますが二重露出防止ロックでは無いので、
巻かずにそのまま何枚もシャッターチャージしては撮れます(笑)

Kodak PONY135
これはオクでかなり安かったです。もう捨て値。
誰も手を付けねぇ。。。
現物はどこも悪いとこもなく、特に開けたりはしてません。
ちょっと掃除してそのまま試写。
年代と通常の三枚玉のアナスチグマットレンズ、35mmフィルム使用と、
まぁ映像的には全然期待してなかったのですが。
撮ってみたら意外にイイカンジ!

おうまさん( Kodak ProFotoXL 100)
結構絞ってたとは思いますが、奇麗に撮れてます。
お馬さんあたりを狙ったのですが。。(笑)

谷風が吹いてました( Kodak ProFotoXL 100)
夕方、F3.5辺りで撮影。
こういうモヤモヤって好きですねぇ。
で。
タイトルにPONY兄弟って書いたのは、
実はコダックには各国で作ってる兄弟モデルがありまして。
じゃん。

Kodak PONY135 Angenieux
おフランスのPONY135です。
細かいとこ見るとちょっと違いますね。
シャッターがエバーセット方式で、ひたすら押すだけ仕様です。
巻き上げロック解除は別レバーではなく、シャッターボタンを押すと
アンロックされる仕様です。
絞り、レンズF値などは米国モデルと同じです。が。
レンズがアンジェニュー!
たとえアナスチグマットの三枚玉でもアンジェニュー!(笑)

アンジェニュー。(ひつこいw)
これは、おそらく一番安く買えるアンジェニューではないかと(笑)
コダックのこの辺の似たような機種にレチネッテがありますけど、
レチネッテにもFというアンジェニューレンズ搭載モデルがありますね。
今回のこの機体は前玉膠着しシャッターが降りない故障品でしたが、
調べた所なんとシャッター回りは異常なしでした。拍子抜け。
シャッターボタンの押し下げ動作を回転動作にしてシャッターに
伝えているカム部分の動作が渋ってて、
シャッターが降りた後のメカの戻り動作が途中で止まってしまって
次のアクションに移行出来てなかったのですよね。
一応動かしてはみたものの、まだまだ完全ではなく、
一度は外して奇麗にする必要があります。それはそのうち。
今はシャッターを押した後、ボタンをパっと離したショックで
動作を完了させてます。(←やりすぎるとプラが割れそう)
さて、肝心のアンジェニューはどんな感じでしょうか。
追々テストしてみまーす。
追記(2013/10/23)----------------------------
無用な分解は避け、ジッポオイルを使って軸の汚れを少しずつ溶かしたところ
エラー率1/20以下で動くようになりました。
普通に確実にシャッターボタンを押し離しすればまず大丈夫です。
清掃のついでにシャッターリングにはモリブデングリスを流布。
普段手が届かない後ろ玉の前面も一応アルコール消毒(笑)
あと気付き点としては、シャッターボタンは実はゲタを履いてまして、
シャフトの上に蓋みたいにかぶさってます。
シャフトはシャッターリングを完全に押し込むための長さと、戻り動作の
ためのクリアランスの二つに注意して長さを固定する必要があります。
タペット調整みたいだな。。
つまり、緩すぎるとシャッターが開かなくなり、
ぎちぎちに締めすぎると戻りが悪くなるようです。
何事も中庸が肝要ですね。ご注意(笑)
あとは、念のためフォーカスをチェックしてからシェイクダウンと行きます。
いつかなぁ。。取り敢えず週末にでも。
追記(2013/10/27)----------------------------
さっそくお供にするべくフィルムを入れて巻いていると、
なんとフィルム巻きロックがかかったまま外れない事が発覚。
急遽、別のカメラを稼働させてPONYアンジェニューはお休みと
なったのですが。。
調べた所、シャッターボタンの取付位置が微妙に高すぎて
シャッターアンロック機構を完全に押し下げられなかった様です。
またここの調整部分かよ(笑)
シャッターボタンの高さ調整は、アンロックがちゃんと動くかどうかも
チェックする必要がありますね。なんつー微妙なセッティングを要する
メカなんだ。。
まぁ古い機構にありがちなんですが、ただ組んだだけではちゃんと
動かない所がまた面白いですね。
追記-------------------
PONY135 Angenieuxで撮影してみました。
絞った事もありしっかりうつる印象。
でもかなり意識しないと手ブレを量産しますね。。

おうまさん2( Kodak ProFotoXL 100)

参道( Kodak ProFotoXL 100)

灯籠( Kodak ProFotoXL 100)

身近な秋( Kodak ProFotoXL 100)
コダックのPONY135です。
Wikiによると1950-1954年とあります。
コダックらしいいかにもなプラスチックボディ、大衆カメラって感じですね。
レンズは沈胴式。しかしそんなにサイズが小さくなる訳でもなし。
一応ボディリリースで、普通のチャージ&リリースのシャッターなので、
手ブレしやすい感じでもないです。
重量も思ったよりあります。
一応、フィルムのコマ止め機構はあり、一コマ撮っては
都度ロックを外して一コマ巻くって感じです。
単なるオートマットですね。
コマ止めはやりますが二重露出防止ロックでは無いので、
巻かずにそのまま何枚もシャッターチャージしては撮れます(笑)

Kodak PONY135
これはオクでかなり安かったです。もう捨て値。
誰も手を付けねぇ。。。
現物はどこも悪いとこもなく、特に開けたりはしてません。
ちょっと掃除してそのまま試写。
年代と通常の三枚玉のアナスチグマットレンズ、35mmフィルム使用と、
まぁ映像的には全然期待してなかったのですが。
撮ってみたら意外にイイカンジ!
おうまさん( Kodak ProFotoXL 100)
結構絞ってたとは思いますが、奇麗に撮れてます。
お馬さんあたりを狙ったのですが。。(笑)
谷風が吹いてました( Kodak ProFotoXL 100)
夕方、F3.5辺りで撮影。
こういうモヤモヤって好きですねぇ。
で。
タイトルにPONY兄弟って書いたのは、
実はコダックには各国で作ってる兄弟モデルがありまして。
じゃん。

Kodak PONY135 Angenieux
おフランスのPONY135です。
細かいとこ見るとちょっと違いますね。
シャッターがエバーセット方式で、ひたすら押すだけ仕様です。
巻き上げロック解除は別レバーではなく、シャッターボタンを押すと
アンロックされる仕様です。
絞り、レンズF値などは米国モデルと同じです。が。
レンズがアンジェニュー!
たとえアナスチグマットの三枚玉でもアンジェニュー!(笑)

アンジェニュー。(ひつこいw)
これは、おそらく一番安く買えるアンジェニューではないかと(笑)
コダックのこの辺の似たような機種にレチネッテがありますけど、
レチネッテにもFというアンジェニューレンズ搭載モデルがありますね。
今回のこの機体は前玉膠着しシャッターが降りない故障品でしたが、
調べた所なんとシャッター回りは異常なしでした。拍子抜け。
シャッターボタンの押し下げ動作を回転動作にしてシャッターに
伝えているカム部分の動作が渋ってて、
シャッターが降りた後のメカの戻り動作が途中で止まってしまって
次のアクションに移行出来てなかったのですよね。
一応動かしてはみたものの、まだまだ完全ではなく、
一度は外して奇麗にする必要があります。それはそのうち。
今はシャッターを押した後、ボタンをパっと離したショックで
動作を完了させてます。(←やりすぎるとプラが割れそう)
さて、肝心のアンジェニューはどんな感じでしょうか。
追々テストしてみまーす。
追記(2013/10/23)----------------------------
無用な分解は避け、ジッポオイルを使って軸の汚れを少しずつ溶かしたところ
エラー率1/20以下で動くようになりました。
普通に確実にシャッターボタンを押し離しすればまず大丈夫です。
清掃のついでにシャッターリングにはモリブデングリスを流布。
普段手が届かない後ろ玉の前面も一応アルコール消毒(笑)
あと気付き点としては、シャッターボタンは実はゲタを履いてまして、
シャフトの上に蓋みたいにかぶさってます。
シャフトはシャッターリングを完全に押し込むための長さと、戻り動作の
ためのクリアランスの二つに注意して長さを固定する必要があります。
タペット調整みたいだな。。
つまり、緩すぎるとシャッターが開かなくなり、
ぎちぎちに締めすぎると戻りが悪くなるようです。
何事も中庸が肝要ですね。ご注意(笑)
あとは、念のためフォーカスをチェックしてからシェイクダウンと行きます。
いつかなぁ。。取り敢えず週末にでも。
追記(2013/10/27)----------------------------
さっそくお供にするべくフィルムを入れて巻いていると、
なんとフィルム巻きロックがかかったまま外れない事が発覚。
急遽、別のカメラを稼働させてPONYアンジェニューはお休みと
なったのですが。。
調べた所、シャッターボタンの取付位置が微妙に高すぎて
シャッターアンロック機構を完全に押し下げられなかった様です。
またここの調整部分かよ(笑)
シャッターボタンの高さ調整は、アンロックがちゃんと動くかどうかも
チェックする必要がありますね。なんつー微妙なセッティングを要する
メカなんだ。。
まぁ古い機構にありがちなんですが、ただ組んだだけではちゃんと
動かない所がまた面白いですね。
追記-------------------
PONY135 Angenieuxで撮影してみました。
絞った事もありしっかりうつる印象。
でもかなり意識しないと手ブレを量産しますね。。
おうまさん2( Kodak ProFotoXL 100)
参道( Kodak ProFotoXL 100)
灯籠( Kodak ProFotoXL 100)
身近な秋( Kodak ProFotoXL 100)
リハビリ整備(Graflex Ciro35)

しばらく整備らしい整備してなかったのでリハビリに。
Ciro35です。Graflex製ですね。
シーソー式のフォーカシングがなかなか。
数少ないシロフレックスの仲間なので欲しかったんです。
Wikiなどで調べた所、
もとは1949年頃にPerfexよりCee-ay35という名前で製造販売されましたが、
数ヶ月でCiro社にカメラを売却、Ciro社製造販売のCiro35になります。
Cee-ay35は一応世にでているみたいです。
ところが数年経たずにCiro社はGraflexに吸収合併されます。
Ciro社のCiroflex、Ciro35はGlaflexのもとで製造販売されます。
Ciro社合併は1951年年末だったと思うので、おそらくは
Graflex製のCiro35は1952年からと思われます。
Ciro35はGraflexによるモディファイを受け、Graphic35として1954年に
出てますので、製造期間は1952~1954年ではないかと思います。

Graflex製 Ciro35の証。
ちなみに、Ciro製のCiro35ではちゃんとCiro Camera 云々と刻印されてます。
ところが。
他の方のブログ見て気がついたのですが、裏蓋の内側には
Ciro Cameraの文字がそのまんま刻んでありました。
Ciro社買収後、表の刻印やシャッターなどの外装は自社対応してますが
ここはなぜか変更してないですね。コストかけたくないためでしょうか?
Graphic35ではどうなってるんでしょうかね。

今回入手した機体はシャッターが開きっぱなしというモノでした。
まぁ大した事ないだろうと踏んで、蓋を開けました。
このCenturyというシャッター機構ですが、
Ciro時代であればAlphaxと言われてました。同じもののようです。
エバーセット方式ですね。
シャッターを軽くベンジン洗浄してやった所シャッターが動き出したので、
暫くふき掃除を繰り返してやりました。そして稼働部に微々微々注油。
あっさり息を吹き返したのでした。
絞りは異常なし。

正常なユニット。バネの位置とかご参考まで。
スローガバナのカバー板だけ外した状態です。
シンプルですが細いバネに注意。
ふと今頃気がついたのですが、
ウォーレンサックのシャッターユニットにはTモードがあります。
一回シャッター押すと開いて、もう一回押すと閉じる、という動きをします。
これなんだべー?と思ってたのですが、テストモードではないかと。
蓋空けて速度制御盤取っ払うと、大体の奴はBの動作しますよね。
このシャッターは蓋外すとTの動作になるんです。
これって思いの外便利なんですよね。開きっぱなしに出来ます。
清掃やフォーカス調整時でも指が痛くなりません。素晴しい!
(2013/9/29追記)-------------------------------------------
Ciro35の使用説明書を見た所、TはTimeの略とかいてありました。
野球とかで使うタイム!(中断)みたいな。
語感的にはちょっと時間をくれって感じなのかな?
マニュアル中に用途は特に挙げてはいませんでしたが、
暗所撮影用の長時間シャッターか調整用と思ってもいいのではないかと思います。

レンジファインダーのガラスが汚れてたので、折角なので開けてみました。
とくに難しい事もなく、巻き戻しノブとカウンターを外し、ネジを外せば
上に抜けます。
最初ファインダーを覗いても、全然二重像が見えないじゃん!ダメこれ!
レンジファインダー修理かぁなんて思ってたのですが大間違い。
このカメラ、ファインダーのぞき穴が二つありました。
ファインダーとレンジファインダー。中央の大きな穴がファインダー、
左の小さい穴がレンジファインダーです。
しかもよくみる二重像式ではなく、上下分割像方式とでもいいますか。
下半分にボディ右側から反射させて取り入れた計測用の画像、
上半分にストレートにファインダー画像が見え、
上下の画像がマッチしたらオッケーというものでした。こんなの初めて見たなあ。
おまけに、シャッターレバーに指を載せると、
レンジファインダー窓が指で隠れて距離計れないという(笑)
これ、始めはシャッターレバーに指を載せずに距離を先に合わせて、
それからメインのファインダーで構図をみて、レバーに指のせるって
順序が必要ですね。

上下分割像方式のレンジファインダー。覗くとこんな感じ。

軍艦部を開けたら何やらグレーの四角い部品が落ちてて、
これなんだ、どこの部品だと、ずっと悩んでながめてたのですが、
実は、蓋の方のホットシューの端子のまくらでした。あーびっくりした。

レンズ。カビもなく奇麗。
GraflexのGraftarって書いてあるけど、普通のウォーレンサックの
アナスチグマットじゃないかと思います。
ちなみにF4.5、F3.5とF2.8の3タイプがあったようです。
これF3.5仕様だからタイプSなんだろうか?
写りはと言うと、、時代的なものと35mmフォーマットですので、
今のところあんまり期待はしていません(笑)
今回は随分スムーズに復活させる事が出来ました。
多くを弄らず、最小の作業で健全化。うしっ!
折りを見て撮影テストといきましょう。
眺めていると、Ciro社製のCiro35が段々欲しくなってきてました。
ヤバス(笑)