誰もが違うということを前提とした教育にしていこう! -14ページ目

誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

主に特別支援教育、インクルーシブ教育、ASD、ADHD、LD等について書いていましたが、社会全体が大きく変わってきており、特定した話だけでは答えのない答えを導き出せない時代がやってきたと感じています。そのため何でも思いつくままに書いています。

発達障害への正しい認識や
インクルーシブ教育の普及活動をしている
日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

さて、今日は学校へお願いがあります。

子ども達が不登校になると、
学校の先生達は毎日のように不登校の子どもの家庭に
いろいろアプローチをされます。

ある不登校の子どものお母さんがこんなことをおっしゃっていました。

「校長先生が度々お電話くださり、
先生方には本当に申し訳ないのですが、
息子の発達や心の成長を考えると学校へは行かない方が
幸せに生きていけるように思うのです」

皆さんは、この言葉の意味が分かりますか?

実は、学校という場所は
子ども達に、物事の捉え方や受け止め方、考え方、
行動の仕方、やり方等ありとあらゆるところで、
普通になることを強要しているという意味です。

また、その子その子によって発達の仕方や速度は違うにもかかわらず
「今、○○できるようになっておかなければ、将来、困る」といったことを
子ども達に強く指導しているため、
どうしても子どもに無理が生じてしまいます。

特に小学6年生になると中学校入学に向けて、
学校全体で子ども達をしっかりさせようと思う傾向が強くなり、
それに耐えうることができない子ども達は崩れてしまいます。
実は、中学になってから崩れる子ども達も多いのです。

実際、私が社会に出て思うことですが
「学校ほど、しんどいところはなかった」
というのが正直なところです。

私とお付き合いのある小学校の先生方が
「学校の常識は、社会の非常識!
我々がもっと社会を知って一般常識を学ばなければ、
子ども達が悪いお手本を学んでしまう!」とおっしゃいます。

確かに、私も、先生方の不適切な言動をかなり見たことがあります。

お礼を言わなければならない相手に、
形だけでも感謝の意を表すことさえもしない、

お客様の前で平気で子ども達を怒鳴りあげる、

子どもの見ていない場所で
気に入らない子どもに向かって「ばーか!」と言っている等、

一般企業に務めていれば恐らく訓戒処分と思われる行為を
多々、子ども達に見せていました。

また、発達障害があり短期記憶が弱いため、
前の子どもが質問した内容と同じ質問をしてしまった子どもに対して
「はあ~」とため息をつき、「さっき言いました!」と
多くの保護者の前で言ってしまった教師もおりました。

保護者の前で、これをやってしまうのですから全く悪気はないようです。

でも、それを見ていた子ども達は
恐らく「あの子が何度も同じ質問をしたらため息ついてもいいんだ」と思うでしょう。

こういった教師の態度は子ども達への「いじめ」のモデルとなってしまいます。

私は、あの質問をした子どもの傷ついた悲しみの様子は今でも忘れられません。
この子どもはこういった傷つく経験を積み重ね、
思春期あたりから二次障害(荒れる等)となっていく様子を
私は目の当たりにしてきました。

しかし、先生方の対応は力で彼を抑え込む形だったのです。
この子が周りから褒められる経験を積み重ねることができていたら、、、
と思うと胸が痛みます。

そして、先生方と話していると、
健常者のやり方や考え方が良くて(正しくて)、
障害者のやり方や考え方はおかしい(間違っている・恥ずかしい)といった
(見えない)考えや思いが、
先生方の態度や言葉の端々に出てくることに私は気づきます。

先生方の健常者が上で、障害者が下といった
心の奥底の見方が子ども達にしっかり伝わっていて
子ども達はいつしか「普通になりたい」と思うようになっています。

健常者のやり方や考え方を教え込まれたり、
従わせられたりしながら学校生活を送っていると、
発達障害の子ども達はいつしかありのままの自分
認めることができなくなっていきます。

そういった環境の中で育ち、自己肯定感を下げていき、
社会に出ていけなくなってしまった子ども達を私はたくさん見てきました。
 

障害者に、健常者のやり方を強要すると、
より困難さが顕著になります。

健常者と同じようにできない自分はダメな人間と思うようにもなります。

そして、常に「できない、どうしよう、分からない」といった焦りと
不安の中で、子ども達は学校生活を送ることになります。

そうしているうちに、だんだん周りが見えてくるようになる思春期あたりから、
発達障害の子ども達は人と関わるのが嫌になり、
不登校・ひきこもりとなっていくのは自然な流れだろうと私は思っています。

しかし、日本の学校対応は
「クラスのお友達が毎日迎えに行って
○○君は学校へ来ることが出来るようになりました」とか

「お母さんが○○さんが学校へ行けるように
上手に背中を押して下さったので学校に来れるようになりました」とか

「担任が毎日○○君の家に行ってお話をして力を尽くしたけれど、
○○君は結局、学校には来ることができませんでした」等と
呑気なことを言っているのです。

日本の教育は、学校を変えていかなければならないのに、
先生達の子どもへの見方を変えていかなければならないのに、
子どもだけに変容を求めています。

形だけ子どもに学校へ行かせても、
何の解決にもならないことを私達は気づいていかなければなりません。

不登校の原因は「教師にある」というデータが出ているくらいですから、
学校環境を変えていかないといけないでしょう。

子どもの生まれ持った特性を変えることはできませんし、
普通になることを強要されるのは学校時代だけであり、
社会に出てからは人と違うことができる人が重宝されたりするわけですから、
個性的な子ども達をつぶすような教育をしてはいけないのです。

不登校になった子どもに学校環境を改善することなく
先生達の考え方を修正することなく、
「学校へ来てほしい。先生は待っています」といった対応だけで、
子どもが学校へ行けるはずがないということをご理解頂きたいと思います。


また、人は発達することで過敏がなくなっていき鈍感になっていくのですが、
発達障害者は発達が遅れているために、多くの過敏が残ってしまいます。

そのため、健常者が何でもないことが非常に苦しく、
それを我慢させられていることも多いため、
どうやっても不登校にならざるおえないこともあります。

それは学校に休憩できる場所(落ち着ける場所)が用意されていない上、
本人がそれを求めることを恥ずかしいことと思っていたり、
やっと求めることができても「それはダメです」等と言われて、
苦しみを伝えることができなくなってしまう子ども達も多いからです。

つまり、発達障害の子ども達がどれ程、
苦しみを味わいながら学校生活を送っているかを
本当に理解している先生がいないのかもしれません。

子どもが苦しみを訴えたとき
(訴えたくても適切な形で発信できない場合も含めて)
それに応えてくれる先生がそばにいれば、
子どもは学校にいられます。

将来、自立していくために、誰も助けてくれないのだから、
こういった苦しい状況に慣れていかなければならないと
思っている先生方もいるようですが、、、

障害特性は適切なサポートがあって初めて慣れていくというよりも、
何とかやっていけることができたり、工夫していくことができるのです。

また、どんなサポートがあろうともできないことはできないということもあります。
それは、LD(算数障害や読み書き困難等)のある子ども達です。
50歳すぎても単純計算だけは、どんなに努力してもできないという人や
60歳すぎても読み書きに困難さがあり、ICT機器を使えば大丈夫な人もいます。

脳機能というのは、よく働いている部分はよくできるけれど、
よく働いていない部分はどんな努力をしても
どうやってもできるようにはならないこともあるのです。

たまたま運が良くて(家庭環境にも恵まれていたため)
外国で教育を受けることができたり、
自分が望む仕事につくことができた発達障害の人たちもいますが、
たいていの発達障害のある人達は社会でうまくいかず、
ひきこもっていたり、様々な問題を抱えて苦しんでいるのです。

適切な支援が受けられず、二次障害となって
事件を起こした子ども達もいます。大人もいます。

私達はこういった人達をこれ以上増やすことがないように、
発達障害の子ども達を幼少時から
適切にサポートできる人(支援者)を
増やしていきたいと思い活動しています。

それには、どうしても学校の先生達のお力が必要なのです。

まずは、不登校になった子どもの家族だけが努力するのではなく、
学校も、環境だけでなく、教師の考え方や見方も
修正していかないといけないでしょう。

微力ながらも、私が学校のお力にな
ることができればと思い、
今日も書いています。

学習・発達支援員養成講座 第5回 『特性に応じた支援』は
1月31日(日)10:15~17:00 です。
公開講座もありますのでぜひご参加ください↓
NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

行動分析に基づき「子どもをあたたかく育てるコツ」を学びたい方はこちらです↓
ハートボイスプロジェクト【保護者のための子どもをあたたかく育てるコツ講座】

こんなに寒いのに、元気に花が咲いています。
子ども達に生きる力を見せてくれているのかもしれませんね。



発達障害への正しい理解とインクルーシブ教育の普及活動をしている
日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

先週日曜日(1/10)に
LSA(学習・発達支援員)養成講座 第4回を開きました。
テーマは「合理的配慮」です。

合理的配慮というのは、
簡単に言うと、
医学的にも科学的にも分かっていることは
やっていきましょうよ!ということです。

今の学校現場では、根性論や精神論で
障害特性を何とかしようとする先生達が多いため、
支援員は医学的に科学的に根拠あるサポートを
していってもらえるよう講座を進めています。

まず、1コマ目の文部科学省調査官の田中裕一先生(VTR)には
インクルーシブな教育の在り方と今後の展望についてお話頂きました。
受講生のアンケートをいくつか紹介します。

・支援員としてどうあるべきか分かりやすかったです。
又、母として子どもとの関わり方にも参考になることが多く、
日頃の生活に活かしていこうと思いました。

・合理的配慮とはどういうことなのかを具体的に教えて頂けたと思います。
環境整備ができている程、個別の支援が少なくて良いこと、
個別の支援が必要と理解していない学校もあること等、
分かりやすく表やグラフでしめして下さり、しっかり勉強できました。

・何に気をつけるべきか?という事を多角的に理由も添えて講義してくださったので、
具体的に現場でどう取り組めばいいのかがよく理解できました。

・関西弁の田中先生のお話はとても楽しかったです。

・支援や指示のポイント、教室内での支援員の立ち位置についてよく分かりました。

・合理的配慮と基礎的環境整備の両方があると随分と子ども達が楽になり、
その子の良さを伸ばしていけるということがよく分かりました。

・支援員は「正しく情報収集をして、正しく広報活動をする」
このポイントをきちんと踏まえて行動していくことが必要であると学びました。

・合理的配慮と基礎的環境整備。法改正されるにしても、
まだまだ現状は程遠いものがあり、私達は支援員として認められる?
受け入れられる?のは、いつの日なのか?というのが正直な思いです。

・子どもをどのように褒めたらよいのか、先生とどのように連携していけばよいのか、
具体的に教えて頂いて、とても参考になりました。

・映像は文字が小さく読めないところがありましたが、
資料を拡大して配布してくださったので大丈夫でした。
適切な支援をするためには、子ども本人のことを知るだけでなく、
特別支援教育の制度や、担任の先生への対応なども
学ぶ必要があるということが分かりました。

・広島市の特別支援教育アシスタント研修では受けたことのない内容ばかりでした。
こういった研修を受けてきていればもっとより良い教室づくりができたと思います。

・自分が関わっている子どもが、将来、自立し、
社会の中で輝いて生きていってもらえるために、自分ができることが、
この講座で学んでいくうちに、一つ一つ明確になっています。
本当に有難いです。今後の講座も楽しみです。



続いて2コマ目は厚生労働省の発達障害対策専門官の日詰正文先生(VTR)でした。
お話頂いたのは「インクルーシブな教育における合理的配慮の実例」です。

アンケートから内容をお察し頂ければと思います。

・ADHDの子どもが「逃げ出す」「追いかけられて捕まえられる」この時に、
止まったら、すぐに褒められる体験を実際にしてみて本当に「うれしい!」ことを
自分で感じることができました。今日体験したことを学校現場でやってみたいと思います。

・福祉におけるサービスや支援もこれだけ沢山あるんだなというのと、
支援員としても知識として知ったおくことの大切さを知りました。

・本人の意思表明やヘルプカードが印象的でした。
周囲の理解と受け入れも大切ですが、
本人が自己理解をしていくことも大切だと分かりました。
あと、声が聞き取りにくく、とてもしんどかったです。
音声というより「音」として耳が捉えてしまい「言葉」として脳が認識できず、
何とおっしゃったのか分からないことが何度もありました。

・先生のお声のせいか?途中眠くなることもありましたが(失礼)
制度について知ることができて良かったです。
文字が小さいと思うこともありましたが、
頂いた資料が拡大されてあったので助かりました。

・感覚過敏がニートやひきこもり、虐待なども引き起こす要因にもなることを知り、
小学校時代の子どもへの関わりがいかに大切かを知りました。

・ペアレントトレーニングを実際にやってみることができて、
具体的な説明もあり分かりやすかったです。

・小さいときからの感覚過敏があれば、注意してみていくことや、
その後も情報を引き継いでいくことがとても大事だと感じました。
また、支援していく中で本人が必要であることを言える力を
つけていくような支援の仕方が必要だと感じました。

・実際に日詰先生が関わった子ども達のお話や、成人女性のお話等、
ものすごく分かりやすく、面白く語ってくださり、とても参考になりました。

・難しい法律の内容でしたが、実例をあげて下さったり、単発的な支援ではなく、
その子・その人にとって長期的に考える支援が必要だということが分かりましたし、
家庭でもできることをしていきたいと思いました。

・PARSの心理検査やペアレントトレーニングについても教えて頂いて、
これらがもっと広がって欲しいと思いました。

・発達障害者支援法など生涯にわたり様々な支援があることが分かりました。
しかし、周囲の人の支援、本人の自己理解がないと生活していくことは難しいですね。



ずっと、VTRでの講座は途中、眠くなってしまいますから、
肩を回して体をほぐす運動をしてみました。
この運動、手足の冷えに効果的なのですよ。

さて、3コマ目は兵庫の「子どもの睡眠と発達医療センター」の
中井昭夫先生(VTR)に脳の多様性についてお話いただきました。

アンケートをご紹介します。

・中井先生の穏やかな語りは、とても聞きやすく、笑いもあり、楽しいVTRでした。
自分自身が寝不足でイライラしているのか?と思うことがあり、
また、スマホから離れられない上、スマホがないと不安になるため、
とても怖いと感じました。自分の生活をまずは見直さなくてはと反省です。

・セロトニンとメラトニンのことがよく分かりました。
「姿勢をよくして、朝日を浴びてウオーキング」を毎日やってみようと思います。

・セロトニンのことが分かり、なるほど!と思いました。
サポートしている娘の状態がセロトニン不足なのだとよく分かりました。
セロトニンを増やせるよう努力していきます。

・生活リズムを整えることで、改善できることが多くあること、
又、リズムが崩れることで二次障害のような症状が出ることが分かりました。
昔の日が昇ると起きて、暗くなると寝るという自然な生活が
一番脳を育てるのだとよく分かりました。

・睡眠がいかに大切かがよく分かりました。
薬を飲む前に、運動や食事、睡眠の大切さを自らが体験し、
子ども達に伝えていきたいと思いました。
中谷さんの話してくださる内容が、とても分かりやすく
講座内容をより理解しやすくなります。ありがとうございます。

・睡眠の大切さは知っていたつもりだったが、
日本の子ども達の睡眠の実態を知り、ショックを受けました。事は深刻です!

・発達障害や不登校の子ども達の睡眠障害のメカニズムはとても興味深いものでした。
あと、インターネット依存症は覚せい剤と同じなんだと認識できました。
私も子どもにiphoneを持たせているので、
もう一度家族で共通認識と利用の約束をしていきたいと思います。

・インターネットゲーム中毒の恐ろしさがよく分かった。

・脳には睡眠がとても重要なこと、良い睡眠には良い食事や運動が必要。
ただ寝れば良いのではなく、睡眠のタイミングも大切な理由も理解できました。

・私自身がセロトニン不足であることがよく分かりましたので改善していこうと思えました。

・我が子よりも私の生活習慣を改めなければいけないと思いました。



中井先生のVTRではインタビューだけでなく
2時間の講座中、目が覚めるように
セロトニンが増えるウォーキングなども取り入れてみました。



こちらは頭をすっきりさせるために、指でポンポンとリズミカルに叩いている様子です。



では、ここからは学習・発達支援員養成講座 第4回の総合アンケートの紹介です。

・まずは自分自身を良く知ることが大切だとよく分かりました。
「いつも自分は正しい」と思ってしまい、他人を批判していました。
私のセロトニンが足りなかったことが分かりましたので、
セロトニンをたくさん出していけるよう心がけていきたいと思います。

・知らなかったことを知る喜びを感じています。

・支援員として必要なことが予想以上に沢山あることが分かってきました。

・睡眠、食事、インターネット等、自分自身が注意すべき点が多いことが分かり、
これから見直そうと思います。

・セロトニンを意識して増やし、いつも元気な支援員になりたいと思います。

・少しずつ知識も増えてきて、最初の頃よりも理解度も深まり、
話を聞くのが楽しくなってきました。

・講義中の気分転換に体操の時間を入れてくださる等、
様々な工夫をしてくださることに感謝しています。

・適切な支援をするためには、いろいろな知識を身につけておくことが
必要だと改めて思いました。

・中谷代表の講義後の説明がとても分かりやすいです。

・学習・発達支援員養成講座を受講することができて
本当によかったと思うようになってきました。

・ちょっと体を動かすことで、楽しく受講できました。

・知っていることで多角的にアプローチできる引き出しをたくさん増やすことができました。
当たり前のことを科学的に理論と共に提供できるような情報をたくさん学ぶことができました。

では、学習・発達支援員養成講座 第5回は
1月31日(日)「特性に応じた支援」です。
公開講座もありますのでご興味ある方はこちらからお申込できます↓
日本インクルーシブ教育研究所

行動分析に基づいた子どもの問題行動解決プログラム
【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座
4月15日から第3期が始まります。残り2席です↓
『行動理論に基づいた子育てのコツ講座』ハートボイスプロジェクト

あけましておめでとうございます。
日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

今朝、起きるとリビングに生けていた
「ぼけの花」が咲いていました。
とてもいい香りがして、気持ちがいいです。



さて、今年4月から障害者差別解消法が施行されます。
合理的配慮がないのも差別となるのですよ。

その合理的配慮をどのようにしていけばいいのか
分からないといった
先生方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、今年は学校現場に合理的配慮とは
どのようにしていけばいいのかを
丁寧に解説していけるといいな~と、

法律が施行されたからといって
一気に現場に落とし込んでいくことは難しいですから
少しずつ前進していけるといいな~と、
何気に考えています。

今を生きる子ども達が
「私が好き」「僕が好き」と言えるように、
そして、いじめや不登校のない学校になるように
微力をつくしたいと思っています。

私達と一緒に、多様性が認められる
日本の教育システムをつくっていきませんか?
スタッフを募集しています↓

http://ameblo.jp/inclusionclass/entry-12110555991.html

皆様、本年もどうぞよろしくお願いします。

発達障害の特性を理解して
子どもをあたたかく育てたいと思っている方は
ハートボイスプロジェクトで勉強してみませんか?

行動分析に基づいた子どもの問題行動解決プログラム
【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座
4月15日から第3期が始まります。残り2席です↓
『行動理論に基づいた子育てのコツ講座』
ハートボイスプロジェクト


日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

さて、日本インクルーシブ教育研究所は
今年10月にNPO 3期目に入り、
広島でインクルーシブ教育を広めていくために
様々な活動をしています。

現在は学校現場で活躍する学習・発達支援員を養成していますが、
今後は支援員を養成するだけでなく、学校支援なども考えています。

そこで、事業拡大も考えて、
私達と一緒に活動してくれるスタッフを募集します。

【条件】
30~45歳くらいまでの方で臨機応変に対応ができて、
心も身体も健康で心地よいコミュニケーションができる方。

【希望】
1、ワード、エクセル、
Gメール、クラウド等が使えて、
ちょっとしたプログラミングができる(ホームページの修正や自動返信メール設定等のため)

2、メール操作ができて、具体的で肯定的で簡潔な(ビジネススキルのある)
文書作成を心掛けることができる

3、敬語や謙譲語を使って電話対応ができる

4、スタッフ間の状況を把握しながら心地よいコミュニケーションがとれる
(スタッフとして適度な距離を保てる)

5、当法人のスタッフとして守秘義務を守れる(情報管理ができる)

6、担当している仕事ができない事情が出てきた場合は
速やかに(落ち着いて)他のスタッフへ仕事の引継ぎができる

7、インクルーシブ教育に興味があり当法人に長く関わり応援していきたいと思っている

8、自宅にセキュリティ管理がされているパソコンがある

9、一般企業に勤めた経験がある(もしくは、ビジネススキルがある)

10、子育てが一段落している、もしくは子育て中であっても
親子関係が安定していて気持ちに余裕がある

11、毎月
1回のスタッフ会議に出席できる(平日)

【勤務時間・仕事内容】
1)自宅でパソコンに向かって130分~1時間程度の作業と
ちょっとした電話でのやりとり(土日・祝日、お盆、年末年始はお休み)
セミナーの申込受付や入金確認作業が多くなったり、
新聞掲載後には電話での問合せが増えるため、
作業に
123時間かかる場合もあります。

2)電話やメールでのお問合せやセミナー等のお申込受付管理、
会員管理、年会費入金の確認作業、ネットバンキングでの入金確認、
ホームページ管理、メール操作、学習・発達支援員個別支援室の管理、
広島市や法務局、税務署の手続き等の事務作業。

3)通常総会の準備、広島市への報告書作成・送付作業・電話でのやり取り等、
細々とした事務作業もあります。

4)会場予約や印刷等の細々としたセミナー準備と作業。

注意:短期のアルバイト的なスタッフは募集していません。

【作業料】
1カ月=200020000※仕事内容によるため要相談

私達と一緒にチームで働いてくれる方を募集します。
臨機応変に対応できて、心地よいコミュニケーションを心がけている方、歓迎です。

上記の
条件に合っていて、心と時間に余裕のある方は、
メールアドレス(
inclusive@hikk.biz)までご連絡頂けますとうれしいです。
よろしくお願いします。


少人数(2~4名)で行動理論に基づいた
あたたかい子育てのコツを学びたい方はこちらです↓
ハートボイスプロジェクト
【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座

日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

随分たってしまいましたが、、、
先週日曜日、LSA(学習・発達支援員)養成講座第3回を開きました。
テーマは「ライフステージによる対応」です。


まず、就学前については
東京家政大学の守巧先生のVTRでした。


以下のアンケート結果から内容を理解して頂ければと思います。

・子どもが大人を見て、手がかりにしているということに「ハッ」とさせられました。子どもは親の鏡なのですね。

・保護者の関わり方一つで、子ども達が大きく変われる可能性があることを知ることができました。

・学級崩壊に至るメカニズムが具体的な説明と図で大変分かりやすかったです。

・目に見えないことにいかに気を配れるか、、、意識していこうと思いました。また、気になる子にどうしても目がいきがちだけど、集団で考えなければならないことがよく分かりました。

・VTRに講師の先生のレーザーポインターの動きが撮影されていなかったため、分かりずらかった。

・気になる子の得意なこと、大事にしていることを、お友達同士につなげるということが大切だと分かりました。

・気になる子は保育者の主観が大きいこともあるということが分かりました。「真の平等とは何か」「関わりの度合い」この2つを考えるためには子どもの特徴を正しく知ることが不可欠だと思いました。

・配布資料があったので内容は分かりましたが、映像が時々ブレたり、かすんだり、見ずらかったです。

・気になる子どもに保育者がどう接しているかを見て、他の子ども達も自分がその子達とどうかかわるかを決めてしまうことを踏まえると、つなげることを意識して気を配っていかなければならないと強く感じました。

・問題を一人で解決しようとするのは無理で、つながる、つなげる力を活用して相互に成長していくことが大事だと分かりました。

・「保育者は360度見られている」の言葉にドキッとしました。まさにその通りだなと。見本になる言葉がけや行動をしていきたいと思います。

・気になる子どもへの関わり方が実際の保育現場での様子をふまえながら、とても分かりやすかったです。子どもをつなぐ、子ども同士がつながる保育がとても大事だと感じました。



VTRでの研修はどうしても眠くなりがちですから、
途中、受講者が眠くならないようにインタビューをしてみました。

そして、義務教育後の高等学校や専門学校、
大学における対応については
星槎名古屋中学の安部雅昭校長のお話です。


以下、アンケートでの感想です。

・私の特性(新しいことを聞ける機体が大きく、そうではなかった時の気持ちを切り替えるのが難しい)がよく分かりました。このVTRの音声は、私の苦手な音域だったようで、言葉として認識するまでに時間がかかり大変でした。どうも私は目と耳に特徴があるようです。

・画像がぶれたりするので、見ずらいところがありました。先生のパワーポイントのアップを撮って頂けると分かりやすいと思います。

・とても理解しやすいお話でした。困っている子ども達や保護者に寄り添っていらっしゃる先生だな~と感じました。問題の部分を小さくすることよりも、問題のないできている部分をおおきくすることで、問題が目立たたなくなるということがよく分かりました。

・問題のある部分にとらわれるのではなく、問題のない部分をたくさん見つけるという視点がとても参考になりました。

・内容はとてもいいのですが、映像が見えずらい、聞きずらい等多々あり、結構苦しみます。

・合理的配慮の具体例などが挙げられていて、分かりやすく解説してくださっていて、とてもよかったです。

・問題行動を起こしていない時に、子どもにしっかり関わることの大切さを深く知りました。子ども達への愛情を感じるお話でした。

・学齢期から青年期に向けて、子ども達が社会性を身につけられるよう「心のエネルギー」を与えていける支援員になりたいと思いました。子ども達のいいところに目を向けられる人になりたいです。

・子ども達が「できる、できた」を増やしていけるよう、そして誤学習しないように支援していきたいと思いました。

・肯定的に話すことの大切さを分かっていながら、なかなかできていなかったことを反省しました。

・「大変さもあるけど、楽しいこともある、失敗もある、でも、こういうことができてるよ」と子どもに伝えてやりたいと思いました。そのためには、子どもが出来ている時にスルーしないように、ちゃんと褒めてあげられるように気をつけようと思いました。

・小3~中1にかけて、どれだけ「心の充電」ができたかで思春期に乗り越えられるエネルギーにつながり、その後も自己確立へ向けての大切な時期と深く理解できました。私はそのまっただ中の子ども達の支援をしているのですが、それぞれの子ども達の特性を強みにしていけるよう声かけをしていきたいです。

お昼ごはんの後ですから、
途中、皆さんが眠くなるだろうな~と思って、
グッパー体操をしてみました(笑)
スッキリされたかな?

そして、「就労してのために学齢期から身につけておきたいこと」については
NPO星槎教育研究所の三森睦子先生でした。


アンケートをご紹介します。

・VTRの中で、資料をアップして映してくださっていたので分かりやすかったです。ただ、表などが小さくて見ずらかったです。でも内容は良く、小さい頃からの関わりがいかに大切かを知ることができました。

・発達障害の特性があり終了の難しさがあっても、自己理解やマッチングできていることで、その仕事が合っていれば続けて働いていけるんだなあと思いました。

・私は星槎の学生でもあるので、光森先生のお話を聞いて、改めて星槎の学生でよかったと思いました。学びを続けることの大切さを実感しています。
 
・星槎教育研究所って、とても素敵なところだと思いました。そして、相手が汲み取ってくれるだろうという話し方をしていないか気をつけていきたいと思いました。

・就職に向けて、その時期になってからではなく、小さい頃から自分の役割を考え、自己理解し自分の特性を知ることが大切であることを感じました。

・自分の特性に気づくことがいかに大切かということを思い知りました。

・映像がはっきり見えないところや雑音が入っていたり、もっとちゃんとした映像にして欲しいです。

・光森先生が60代とは思えない程、若い!とっても聞きやすい口調で、すごく心地よくお話を聞くことができました。光森先生も肯定的な言葉がけを!とおっしゃっていて、そこがやはり大切なことなんだろうなと思いました。

・うすうす感じてはいましたが、、、三森先生のお話を聞いて自分の特徴を知ることは大切だなと感じました。自己理解を深めて、もっと生きやすく軽やかになりたいなと思います。資料の文字、VTRの文字共に小さくて読みずらい箇所が多々ありました。

・学齢期から就労に向けて身につけておきたいことがライフスキルだとよく分かりました。

・内容はとても良かったのですが、、、資料にないものは映像で大きく、はっきりと、長めに映していただけると助かります。

・光森先生のような人(社会生活に困難さを感じる人を懸命にサポートしようとする人)がおられるのだということが心にズシンときました。

・早期発見・早期対応が大切なのだと改めて感じました。

そして、ここからは総合アンケートです。

・どの先生のお話もとても分かりやすく役に立つ内容でした。

・本日もとても勉強になりました。この講座を受けるようになって、私自身が光に弱いことを自覚しました。まだ、照明がついたり消えたりした瞬間に対応できない状態です。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。

・まずはその子自身を見ること、周りとの関わり方を考える機会になりました。

・支援員は横のつながりがなく皆、孤独です。このLSA養成講座をきっかけに支援員のネットワークを作りたいです。

・「全体を見通す力」私達にも必要なことだと気づかされました。

・就労前における対応から、学齢期、青年期、就労に向けて、それぞれの時期に応じた対応の仕方について知ることができて良かったです。

・どの講師の先生方も対象者の立場で考えてくださるあたたかい人達だと感じました。

・発達障害当事者の辛さがよくわかった。自分の特性についても気づきがあった。

・学齢期で必要なこと、その後の就職にむけてどのように歩み、どのような支援が必要になっていくのか、将来への見通しができました。

・支援は幼少期から就職まで、長いスパンで考える必要があることがよく分かりました。

・中谷様、スタッフの皆様、いつも細やかなお心遣いをありがとうございます。小学生の息子が将来「愛される納税者」になれるよう、今日教えて頂いたことを実践して、更なる土台づくりをしていきたいと思います。

・講座が開かれるまで、度々、中谷様より、順序立てて「具体的で、分かりやすい」メール連絡があり、とても有難く思っています。

・いつも美味しいお菓子を用意してくださりありがとうございます。分かったつもりでいても親としてできていないことにたくさん気づかせて頂きました。

・「暗黙のルール」が自分もよく分からない時があり、言葉を言葉通り受け止めてしまう傾向があることに気づきました。

・講座に参加するようになって、少しずつ視点が変わってきた感じがしています。子どもに接する気持ちに余裕が出てきました。

では、第4回「合理的配慮」は来年1月10日に開きます。
公開講座もありますので単発で受講されたい方は
日本インクルーシブ教育研究所のホームページからお申込ください。

少人数で行動理論に基づいた子育てのコツを学びたい方はこちらからです↓
ハートボイスプロジェクト
【保護者のための】子どもをあたたかく育てるコツ講座


日本インクルーシブ教育研究所の中谷です。

さて、昨日は毎月第2火曜日午後4時から放送されている
FMちゅーピーすまいるパフェ
MISAKO先生のVIVA!発達凸凹~s!の日でした。

いつもは子ども達の支援について
お話しているのですが、
昨日はちょっと視点を変えて
大人の発達障害についてしゃべってみました。

というのも、最近になって
「子どもの発達障害の支援はたくさんあるのに、
大人の支援がないのです」といったお声をよく聞くようになったからです。

確かに、大人の支援システムが進んでいなくて
自助グループなどで助け合うしかない現状があるように思います。

しかし、最近は大人の発達障害についても
いろいろな本が出てきているので、
本を読んで自分で自分を理解して、
自己調整しながらうまくやっていけるようになっている人も
増えてきていますから、
昨日は1冊だけですが、おススメの本を紹介しました。

その本は
コミックエッセイ
「アスペルガー症候群との上手なつきあい方入門」です。

このコミックエッセイは精神科医の西脇俊二先生が書かれています。
西脇先生ご自身もアスペルガー症候群なのだそうです。

そのため、ご自身がこれまでの人生で
乗り越えてきたことも書かれていらっしゃいますので
アスペルガー症候群の人達の気持ちに寄り添える
内容となっていて、とてもいい著書だなと思って
紹介した次第です。


※本の表紙をクリックすると詳細を見ることができます。

この本には
アスペルガー症候群の人はどのように自己理解するか、
そして、アスペルガー症候群でない人は
アスペルガー症候群の人にどのように接すればいいか等が書かれていて
両者共に互いの違いを理解するのに
とても役立つのではないかと思います。

アスペルガー症候群診断チェックリストも入っていますし、
アスペルガー症候群の人はうつ病になりやすいというところから
「うつ」チェックリストも入っていますから
ご自身で自分の状態をある程度、
理解することができるのではないでしょうか?

アスペルガー症候群を心の病と誤解している人も多いですから
まずは、脳機能の働き方が違うのだということを知って、
実際は、発達障害の人と、その周りの人との
お互いの認識のズレが障害となっていることを
知って頂けるようにお話しました。

さて、現在、ハートボイスプロジェクトで
行動理論にもとづいた子育てのコツ講座のお申込を受付けています。
お子さんとのあたたかい関わり方を学んで、
穏やかな家庭環境をつくりたいと思っている方にオススメです↓
保護者のための子どもをあたたかく育てるコツ講座




 

日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

「子ども達を褒めていますか?」と聞くと、、、

「うちの子、褒めるところがないんですよ」とおっしゃる保護者や
「うちのクラスの子ども達を褒めたらいい気になってしまいますよ」と
言われる先生方に、私はときどき出会います。

いつも、私は「本当にそうかな~?」と思うのです。

私事で恐縮ですが、、、
私は息子を褒めるたび
息子がやる気を出したり、
必要な生活習慣が身についたり
がんばりがきいたり、
息子も私もたくさん良い経験をしてきたのです。

また、私は行動理論に基づいて
保護者や支援者の支援をしているのですが、

そこでも、やはり、
お母さん達や支援をされている方々が

お子さん達を上手に褒められるようになっていくと、

子ども達にやる気が出たり、
生活を楽しむことができるようになったり、

家族関係が良くなったり、
多くのすばらしい変化を見ています。

子ども達を褒めようと思うと
どうしても、その子の良いところを探さなくてはなりませんから、
私達はその子をじっくり観察するようになりますね。

そうすると、その子の良さがたくさん見えてくるのです。
そして、いつしか、その子を褒めたくなっている自分に気づきます。

子ども達が小さいうちに、そんな経験をたくさんして
褒め上手な大人が増えるといいのかな?と思っています。

そんな褒め上手な先生を見つけました↓
毎朝10分「生徒」を本気で褒め続けたら、変化がおきた・・・
フロリダ州の特別支援学校「キーストンアカデミー」
Chris Ulmer 「You are amazing student!」


子どもをあたたかく育てるコツ講座にご興味ある方はこちらです↓
ハートボイスプロジェクト ブログ

 

不定期ですがメルマガを発行しています。

セミナー情報やインクルーシブ教育、特別支援教育、発達障害等について書いています。

メルマガご希望の方はこちらからお申込頂けます。購読は無料です↓
NPO日本インクルーシブ教育研究所メルマガ登録フォーム

 


日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

障害について考えるとき、
皆さんは、どんなふうに思っていますか?

いけないもの?
間違っているもの?
ない方がいいもの?
恥ずかしもの?

もし、そんな風に思っていたら
とても生きづらいかもしれませんね。

実際、多くの発達障害のある子ども達と接してきて思うことは
どの子も、みんな、とっても純粋で
キラキラ光っているということ。

そして、とてもかわいい子ども達です。
優しさにも溢れています。

しんどそうにしている人を見たり
困っている人を見つけると、
必ず近寄っていって心配する子ども達です。

また、私達大人を喜ばせたくて
一所懸命にがんばる子ども達です。

でも、ちょっぴり生きるのが不器用なのです。

確かに、障害は不便なものだけど、
上手くつきあえば
決して不幸ではないと、、、
私はそう思っています。

ただ、周りの人達が本当の彼らを理解していなければ
彼らを不幸にしてしまいますから、
どうか、周りの人達は
彼らの特性を理解する努力をして欲しいと思います。

一般的な発達をしたお子さんと
発達障害の特性をたくさん持ったお子さんを育てている
お母さんがとてもいい記事を書いていらっしゃいます。
ぜひ、読んでみてください↓
個性がのびる、子どもがのびる。
Conobie
障害は不便だけど不幸ではない。
発達障害の拘りは、子どもの「強み」になる!


こんにちは。
日本インクルーシブ教育研究所の中谷です。

昨日、LSA(学習・発達支援員)養成講座第2回
「発達障害への気づき、理解、支援」が終わりました。

講師は星槎大学の西永先生、
お茶の水大学の安藤先生、
早稲田大学の本田先生で、
先生方の講座をVTRで学びました。



西永先生の「気になる子のサポートとは~発達障害の理解と対応」は
認知発達に基づく内容となっていて
認知心理学の知見を積極的に教育現場にいかすことができれば
教えられる側も、教える側も互いに利益があるというお話でした。

西永先生のお話は具体例として
ご自身の経験談をおもしろおかしく話されるので、
会場が笑いでいっぱいになりました。

安藤先生のお話は
「子どもの見方、困難さに気づく、手立てとアセスメント」で
実態把握や背景情報、
子ども達の様子の観察の仕方、
チームで支援することの重要性を学ぶことができました。

そして、本田先生からは
「感情のコントロールが苦手な子どもへのアンガーマネージメント
脳科学を用いたアプローチ」についてで、
キレやすい子どもの特徴や脳機能の働きについてのお話でした。

キレやすい子どもへの具体的な対応方法や
感情コントロールのための具体的対策等
今すぐ使える支援をお話し頂きました。

昨日は、10時20分にスタートして17時終了で
めいいっぱい知識を頭に詰め込んだ形となりましたので、
受講者の皆さんが少しでも頭を整理できる時間をつくろうと思って
途中、VTRを止めてはインタビューをしてみました。

でもVTRの尺を計算すると
5分以上の対話は難しいので
とても忙しい一日となりました。


受講された皆さん、昨日は頭の中が
多忙極まりない状態となったと思いますから、
ぜひとも、明日から実践できるように
資料を再度見て復習しておいてくださいね。
私もこれから復習しようと思います。

では、アンケートの紹介です。

【西永先生のアンケート】
・自身の考えを肯定したり、改善したりできる具体的な内容でとてもよかったです。

・認知発達の遅れについて具体的な説明が多かったので理解を深めることができました。

・だんだん成長とともにこだわらなくなるのが発達で、安心を学習していくことを知りました。

・支援員として、一人の母として、個人のニーズに合わせて支援できるようになりたいと思いながらも、西永先生のお話を聞いてこれまでの反省が多くありました。

・孫の日常生活の対応に悩み、この講座に参加したのですが、具体的なサポート方法を知って「そうだったんだ!」と納得することが多く、すぐに実行していきたいと思います。

・発達障害のある子ども達について楽しく学ぶことができました。

・フィードバックがとても重要であることがよく理解できました。

・私達大人の勝手な認知によって障害とされる子どもがいることが分かりました。ゆっくり学べばその子なりの成長があるのに、そこに目がいっていないということが分かったので、これからは子どもをちゃんと見て、褒めることを実行していきたいです。

・発達障害と捉えていたことが認知発達の遅れと捉えれば、これまでの対応や支援の仕方が大人側の都合であったことに気づきました。子どもの発達段階をよく理解していれば、支援の仕方も自然と変わってくることに気づかされました。

・自分の思い込みに気づくことができました。自分の見方の方に問題があるのでは?ということを意識していこうと思いました。

・発達障害診断機関が増えることは良いことだと思っていたが、それが発達障害と診断される子が増えてしまう要因になるという考えを知ることができた。認知という思い込みが子どもを発達障害という枠にはめてしまう恐れがあることに気づくことができた。ありのままのその子を見る意識が必要と改めて気づいた。

【安藤先生のアンケート】
・記録をつけることの大切さを知りました。もっと具体的な支援例の提示や専門的な対応方法が欲しかった。映像がぼやけていたせいか、気分が悪くなってしまい見ることができませんでした。

・観察のポイントがよく分かった。このポイントをどのように支援に活かせるのかを具体的に示して欲しかった。

・学習障害の見立てについてよく分かりました。映像と音声が少しずれるのが気になりました。

・実態把握のためにいろいろな場面で手がかりを見つけること、記録をつけること等、大切なことや観察する項目がよく分かりました。

・映像が見にくく、文字もぼやっとしていて、しんどくなってしまったので、文字だけを映さないで、講師の先生が見える方が楽しめます。

・漢字100回書かせるというのは間違いだけど、現場では結構やっていますね。

・学習・発達支援員が具体的にどういう支援ができて、どういうことに気をつけていくのか等が具体的に理解できた。

・子どもの見方、困難さに気づく手立てを実際の具体的な事例に基づいた内容でお話しされたところが、とても参考になりました。自分がこれまでに関わってきた子どもの顔が浮かび共感できることが多かったです。

・「子ども達は立ち直るきっかけを求めている」現場の経験からのお話を聞くことができて良かったです。

【本田先生のアンケート】
・具体的に何がNGで何がOKなのかがよく分かった。

・脳の説明が良かった。障害特性の理解が今の自分には必要だと感じた。

・資料にないものは画像でしばらく撮っていて欲しかった。先生のパワーポイントが映像に映っていないので(資料にも映像が入っていなかったので)残念です。東京の会場の人達が体験されている時は講師だけでなく全体を撮って欲しかったです。

・映像がチラチラよく動いて見にくかったです。でも内容は「してはいけないNG集」や「したら良い方法」等が具体的に資料に書いてあり、映像もあったので理解しやすかったです。全体的に資料と先生のお話の内容が一致していなかったので分かりにくかったです。

・「すばやく、後出し、じゃんけん」をして脳が疲れるのが分かりました。見たい映像(先生のパワーポイント)が撮影されていなかったのが残念でした。

・知りたい部分で聞き取れなかったりしたのが残念でした。資料とVTRがマッチしていないところがあったので理解しにくかったです。

・なぜこういう行動をするのか?なぜこういう行動がNGなのかがとてもよく理解できた。具体的に本人が理解しやすい伝え方や手立てとなるかがよく分かり、すぐにできることもたくさんあって有意義でした。

・VTRを通して、キレている子どもの立場や思いを説明して頂けたのでよく分かりました。

・脳を理解すると、自分も怒らずに済むのでお互いに楽だと思いました。

・子どもの気持ちに寄り添えるよう、自分自身の感情もコントロールできるようにならないといけないと思いました。

・科学的な話も交えつつ、大変良い講義でした。指導員として子供の脳の中で何が起こっているのかを知ることも大切なことの一つだと感じました。

・ASDの子供と先生とのやりとりの映像が、普段の自分と子供とのやりとりの中で見直すポイントが詰まっていました。言葉通りに捉えてしまうASDの子供が発する言葉もまた、言葉通りであり、そこに適切に応えていく必要性を感じました。また、相手が興奮しているときに「はあ~っ」と一呼吸おいて、落ち着いた状態で対応することが大切だと思いました。

【総合アンケート】
・これから子供にどのように接していったらよいか、どのように子供を育てていかなければならないのか深く考えることができました。

・1時間以上VTRが続くときは、一度トイレ休憩をとってもらえればいいなと思いました。

・情報量が多く、頭を整理するのが大変ですが、とても参考になりました。映像以外はとても満足しています。

・映像をもう少し考えて頂けるとうれしいです。でも、スタッフの方々が快く対応して下さるので気持ちが和みます。

・休憩時間や昼食時のBGMが心落ち着いて、とても良いです。

・受講者の私達が眠くならないように、VTRの途中で中谷先生がお話くださったりBGMの選択も気を配って下さったり、今回も様々な配慮をありがとうございました。VTRの音声と映像は本当に残念ですが…

・VTRメインの今日のような講義ならオンラインでできると思います。金銭的にも時間的にももう少し負担が少なくて済む方法があるのではないかと感じています。
上記のご意見に対する当法人からの回答↓
当法人では皆で集まって講座を受けることで、これから支援員になっていく人達がつながっていくことを重要視しています。将来的に、当法人から専門性のある支援員を各学校へ配置していく場合、どういったタイプの支援員を配置していくかは(それぞれの子供の発達を考えたとき)大きな責任があります。また、受講者に支援員としての資質があるかどうかも見させて頂いています。当法人が、個に合わせた支援員を学校へ送り込むことができる体制を整えるために(オンラインだけの講座では支援員の実態把握をすることは難しいため)、当法人では、対面で受講者との「あたたかな信頼関係」をきずいていくことに重きをおいています。


行動理論に基づき、多様な発達をしている
子ども達への関わり方をお伝えしている
日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。

さて、昨日はソーシャルライティング講座、最終回でした。

実は、ソーシャルライティング講座は
あまり知られていなかったのですが
5年連続で開催していた講座です。

講師は広島で自閉症支援をしている
いんぐりもんぐりの原田潤哉さんと
私(中谷)の二人体制でおこなってきました。

自閉症の人達が理解しやすい言葉をつかって
『肯定的に、具体的に、簡潔に』
文型を考えながら文章を書く練習をしていました。

文型を考えながら書くというのは
指導文をあまり多く入れないということなのです。

人は誰かに何かを伝えようとするとき
結構、指導的な内容になりがちで、
「あれしろ!これしろ!」的なことを
知らぬ間に書いているものなのです。

ただ、自身が書いている文章が
どれほど指導文になっているかに気づくのには
結構な時間がかかります。

誰でも人から
「あ~せい、こ~せい」と言われるのは
嫌ですよね。

つまり、人から指導を受けるのは
(余程、尊敬している人からでなければ)
誰でも反発したくなるものなのです。

じゃ、指導しないで書く方法は何か?

その人のいいところを見つけて
褒め言葉を、まずは書いてみようよ!という講座でした。

褒める文章を書けるようになると、
褒める文章を書くように
しゃべれるようにもなりますから
とても人間関係が良くなっていくのですね。

人は褒められて悪い気がすることはありませんから。

そして、子ども達の良い行動を褒めて、
その良い行動を強化することもできますから。

この講座はいつしか
「書くことで人間関係を良好にする」ものに
変化していったように思います。

昨日は、最終日だったので
自閉症の人達に社会的なことを伝えるために
参考になる本の紹介もしました。

本の表紙の上をクリックすると詳細を見ることができます↓



では、参加者のアンケートをご紹介します。

【高校生のお子さんを持つ保護者 40代】
昨年に続き、ソーシャルライティング講座を受講しました。原田さんと中谷さんの会話(雑談)を聞くのが楽しくて参加していたような気がします。

自分の特徴が「なんて指導的なんだろう」と思わされることばかりでした。参加者のつくる文章を一緒に考えていくことで、とても勉強になり、自閉症の子供にも伝わりやすい書き方をするには、もっと勉強していきたいと思いました。

参加前は本を読んでもさっぱり分からなくて理解できないと思い、とても不安でした。一年何とか続けて、もっと続けて勉強したいと思うようになっている自分がいました。

【大学生のお子さんを持つ保護者 40代】
この講座を受ける前までは、子どもが説明通りできなかったら「どうして、できないの?」という気持ちでイライラしていました。しかし、この講座を受けてからは「どこが伝わらない原因なのかな?」と考えられるようになりました。

【小学1年生のお子さんを持つ保護者 50代】
昨年から参加し2年目です。毎回楽しく参加させて頂きました。文章の書き方自体の勉強になると同時に、本人達の考え方や感じ方に関しても、気づきを頂けて、とても有意義な時間だったと思っています。

まだ文型に自信もなく、間違いも多いのですが、笑いながら訂正できる雰囲気なので、安心して参加することができました。否定的な話し方をしない等、他の面でも生かされているように思います。

本を読むだけでは、なかなか理解できなかったと思いますが、直接、直していただくことで少しずつですが、イメージがつかめてきたように感じています。参加するまでは不安でしたが、とても楽しい講座でした。

【小学3年生のお子さんを持つ保護者 30代】
子育てに対する色々な話が聞け、子供の支援にもつながって参加して本当によかったです。

文章を書いて、子供に見せると喜んでくれたり、その話題について話ができたり、子供達の思いが分かったり、書いて伝える大切さを改めて学ぶことができました。

この講座に参加して、自閉症の三つ組のことから、文章の書き方まで学べて、子供の良いところを観て、ほめる習慣もつき、子供への声かけも変わっていきました。

【小学1年生のお子さんを持つ保護者 30代】
毎回、頭をつかって考えました。2年勉強したから慣れてくるということはなく、子どもの成長につれて内容も文章も変わってきますが、話す時、伝える時に相手を思って言う癖というか、話す時に気をつけるようになれたと思います。

日常生活の中で役立つことが多く、原田さんや中谷さんから色々なお話を聞けて楽しい講座でした。

【中学生のお子さんを持つ保護者 40代】
文章の書き方だけでなく、生活一般のことについても、いろいろ学べて良かったです。

相手に伝えることの難しさと、本人の認知度を知ることの大切さが分かったことは良かったですが、帰るときは「難しかったな~」と、やや凹み気味でした。でも、勉強した方がいいと思います。必ず発見のある講座でした。