こんにちは
先ほどの雨もすっかり止みましたねお天気になりました。
さて
前回肌には常在菌がいて皮膚の健康に関わっていると書きましたが、
今日はその常在菌の生態バランスを壊さない洗顔方法について書いてみます。
まず結論から言いますと
洗顔料でオススメは純石鹸です。
純石鹸とは
油脂に水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を加えると、
化学反応で脂肪酸ナトリウムとグリセリンになります。
この脂肪酸が石鹸です。
純石鹸は、この脂肪酸ナトリウムが98%以上(JIS規格では93%以上)の
石鹸のことです。
石鹸でもインスタント製法で作る香料や添加物が入っているものは純石鹸では
ないので気をつけてくださいね。
以前にも、洗顔には純石鹸がいい!と書いたと思いますが
もう一度触れてみますね。
純石鹸には当たり前ですが、化学合成界面活性剤は入っていません。
化学合成界面活性剤がお肌に悪影響を与えるのはご存知ですよね。
それについては別の機会におさらいしますね。
さて
純石鹸を泡立てお顔に乗せて洗顔し始めると
石鹸成分と皮膚の表面に存在するカルシウムが結合して化学反応を起こします。
純石鹸のアルカリ成分が皮膚の汚れた角質を溶かした後に、
カルシウム石けんができて、皮膚の表面をコーティングするんです。
かたくて溶けない、ロウのような石けんです。
このかたいカルシウム石けんが、皮脂をたくさん失って危険な状態に陥っている
皮膚をまもる臨時の壁になるのです。
やがて、再び酸性の皮脂が分泌されて皮膚をおおうと、
カルシウム石けんは中和され、皮脂に薄められて消えていきます。
このように皮脂が洗浄されて少なくなるとき、壁を作って裸に近い肌を守ってくれ
る洗浄剤は石けんしかないんです。
それに
石けん洗顔をしてきちんとすすいだつもりでも洗浄成分が残ったとしても
残った石けん成分は、前回お話した皮膚の健康を守ってくれている常在菌
のエサになるんです!
常在菌が皮脂や古くなってはがれた角質、残った石けん成分を
エサにして食べてくれるんです。
しかし
合成界面活性剤入りの洗顔料は皮膚残留率が高く、
常在菌のエサにはなりません!
また刺激も強いため皮脂を取りすぎてしまい
常在菌のエサが無くなってしまいます。
常在菌が減ってしまうことによって肌トラブルが起こるのです!
いかがでしたか?
私が洗顔に純石けんをすすめる理由がおわかりになりましたでしょうか?
肌を守ってくれている常在菌を大切にしてくださいね~