みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 

気がつけば、10月ももう下旬ですね。

 

家の周りでは稲刈りも終わり、山からは紅葉前線が麓まで達しました。

 

この間、ハナアブ図鑑の執筆は「フェーズ2」に!

輪をかけて忙しい今日この頃です。

 

取材したハナアブたちを見返しながら、

「このハナアブたちのカワイイ姿を、全国のファンの元に届けたい!」

という思いがフツフツと沸いています。

 

わかりやすいことはもちろんです。

紙面でも野外でも、ハナアブの魅力が100%伝わる図鑑をめざします!

 

引き続き、応援よろしくお願いします!!~8

 

ツヤヒラタアブ Melanostoma orientale ♂.

14.Ⅸ.2025. Ina-valley. Nagano. Japan.

恥ずかしがり屋な草地のアイドル

 

 

 

みなさまご機嫌いかがですか?

 

伊那谷@信州は、山の上から秋が降りてきています。

中央アルプス山頂では氷が張り、遠目にも紅葉がわかるようになりました。

 

平地も涼しい日が多くなりましたね。

おかげで近所の採集地では、いろいろなハナアブが見られるようになりました(やった!)。

コヒラタハナアブの一種 Pipiza sp. ♀.

17.Ⅸ.2025. Ina-valley. Nagano. Japan.

正確に同定するのが困難な同属(つまり、研究途上ということ)。

 

名前がわかる大方のハナアブの中に、このようなハナアブの姿。

 

コヒラタハナアブの仲間は、幼虫がアブラムシの仲間を食べる捕食者。

ヒラタアブ亜科やハナアブ亜科とは一線を画し、別亜科とされることもあります。

 

あまりたくさん採れるものではなく、研究が進んでおりません。

しかーし、ウチの近所ではしばしば採集できるのです!

 

「ハナアブ王国・信州」とも言える、この恵まれた土地で、

研究できる幸運を、大切にしたいものです。

 

忙しい夏が一段落、と思いきや、いろいろ忙しい毎日。

図鑑の方もコツコツコツコツ、雨垂れ石を穿つ如く、地道に進めてまいります。

 

 

<おまけ>

今年も、家の庭で「レストラン・たらの木」が開店しました。

ダイミョウヒラタハナバエ Phasia hemiptera. またはその近縁種。

23.Ⅸ.2025. Ina-valley. Nagano. Japan.

幼虫がカメムシに捕食寄生する。

 

タラの花で、個体数が多いのはツマグロキンバエ。

そこに他のクロバエ類やハナアブもちらほら。

 

葉の上に止まったのは↓

キアシクロメバエ Conopus (Asioconopus) curtulus. ♀.

23.Ⅸ.2025. Ina-valley. Nagano. Japan.

幼虫がハチ類に捕食寄生する。

 

花にはハチの姿も多く、それを狙っているのでしょう。

こういった面白い生き様を持つハエたちに、ついつい目が行ってしまう性分です。

 

最後は近所の公園で↓

旅をするチョウ、アサギマダラ。

23.Ⅸ.2025. Ina-valley. Nagano. Japan.

この日は秋風に誘われて、数百頭が乱舞していました。

 

 

 

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

 

9月も中旬。

 

伊那谷@信州では、朝晩の気温が20℃を下回るようになりました。

ようやく、平地でも秋を感じられます。

 

しかし、夏の高温が影響しているのか、ハナアブの方は今一つ。

 

近所の山へ行っても、イタドリの花にナミハナアブやシマハナアブsp.がちらほらいる程度。

秋の賑わいには程遠いのが現状です。

イタドリの花を訪れたキョウコシマハナアブ Eristalis kyokoae ♂.

8.Ⅸ.2025. Ina-valley. Nagano. Japan.

 

最近、気になっているのがシカの影響。

 

シカの数が多い場所では、ハナアブ好みの草花がほとんど見当たりません。

その代わり、チカラシバなど丈夫なイネ科ばかり。

 

高温により、ただでさえ少ないハナアブたち。

花がなければ食糧難になってしまうのでは...と危惧しています。

交尾しながら小花を訪れるニトベハラボソツリアブ Systropus nitobei

10.Ⅸ.2025. Ina-valley. Nagano. Japan.

チカラシバが優占する中、半日陰に小さく咲いていた花。

辺りにハナアブの姿はなし。

 

秋の七草のうち、オミナエシやフジバカマなどは、ハナアブ好みの花を咲かせます。

これらの花は身近にあり、昔は道端でも普通に見られたものです。

 

シカの食害もそうですが、人間による草刈り作業も、こうした花の減少に拍車をかけています。

 

近所の高原では、役場の方が気を利かせて花の咲く植物を残すようにしてくれています。

しかし別の高原では、きれいな芝生だけが広がっていて、花の姿は皆無。

これは見た目は良いかもしれませんが、生物多様性の観点から見ると砂漠みたいなもの。

 

暑い中、頑張って草刈りをしている人たちには申し訳ないですが、

「汗水垂らして砂漠をつくっている」というのは、何とも味気ない話だと思います。

 

人が変われば、変えられる世界があります。

 

生物の多様性を守るため、

いきものの賑わい溢れる「本物の自然」を知る人を、

もっともっと増やさなくては。

 

地道にコツコツ、進めていきたい仕事です。

 

 

さて、話は変わって、

先日、東京で開かれた双翅目談話会の「関東同定会」に参加してきました ~8 ~8

 

陸の孤島、信州からバスと電車で3時間半。

 

関東のほか、遠方からもさまざまな方々がいらして、

みなさん、思い思いの標本やお土産話を持ってこられて、

とても楽しい一時でした。

 

また、「ハエハンドブック」の著者の方々ともお話しでき、

いろいろ面白い制作裏話を聞くこともできました。

 

若い方々の姿も見られ、徐々に双翅目も盛り上がってきたように感じました。

(当ブログの読者の方もいらっしゃいました♪感謝感謝です~8)

 

宣伝がてら、一般向けハナアブの図鑑を作成しているお話もさせて頂いたのですが、

みなさん口々に「図鑑、楽しみにしてるよ!」と言って頂き、

改めて、気合いが入りました。

 

双翅目ファンのみなさまのご期待に応えられるよう、

帯を引き締めて、全力で執筆します!

 

応援よろしくお願いします!~8 ~8 ~8

 

オオハナアブ Phytomia zonata

撮影は終盤。追い込みです ~8

 

 

追伸 - 心残りといいますか、
自分の性格として、話を聞くことに集中してしまうため、
あとになって「あれ聞いてみたかった」ということがよくあるのです。
今度からテキストで箇条書きにしておこうかしらん・・・