乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査 -9ページ目

乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査

Dr.ちずこの診療日記
ims東京腎泌尿器センター大和病院レディースセンター乳腺科

大豆食品と大豆イソフラボンについて

大豆食品には、タンパク質、ビタミン、食物繊維、カルシウムなど色々な栄養素が含まれています。

その中に、大豆イソフラボンという成分があり、体のなかで作用することがわかっています。

大豆イソフラボンは植物性エストロゲンの一つといわれ、人の女性ホルモンであるエストロゲンに構造が類似しているために、いろいろな作用をもつようです。

大豆イソフラボンを含むサプリメントは、この植物性エストロゲンを凝縮したものです。

このサプリメントを飲むことは、女性ホルモンを飲んでいることになります。

女性は、月経周期にしたがって女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの量が変動しています。

女性ホルモンは、微妙に調節されて体内で分泌されているのです。

月経周期を考慮しないで、エストロゲンだけを飲み続けることは、体にとって良いことでしょうか?

女性ホルモンを補うことが、あなたの体に本当に必要なのでしょうか?

女性らしくなりたいからとサプリメントを飲んで、体内環境のバランスを崩しては、得策ではないと思います。

納豆や豆腐を食べたり味噌汁をのんだりすることと、大豆イソフラボンサプリメントを飲むことは、まったく違います。

大豆イソフラボンサプリメントには、有害な作用も認められています。

気軽に飲んでよいものではないようです。


大豆製品の納豆、豆腐、みそは、日本の伝統的な食品ですね。

おいしくて、とても健康に良いと言われています。


大豆は、低脂肪の植物性タンパク質であり、カルシウムなども含まれています。

さて、健康に良い大豆の成分を凝縮して、サプリメントにしました。

これを飲めば、もっと健康になれるでしょうか?

インターネットを検索してみました。

大手優良企業からも、いろいろな『大豆イソフラボン』サプリメントが発売されています。

効果として、つぎのような言葉が並んでいます。

◇女性らしさを保つため

◇女性らしさと健康のキープに

◇女性ホルモンのバランスの乱れに

かならず、女性という言葉がついています。

なぜでしょうか?

大豆には、『イソフラボン』という成分が含まれています。

上のサプリメントは、その『イソフラボン』を集めたものです。

イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似ています。

体のなかのエストロゲン受容体と結合して、作用します。

その作用は、『エストロゲンと同じ働き』と『エストロゲンの働きを抑える働き』のどちらも認められます。

年齢、男女、閉経前、閉経後、個人差よって作用が違うようなのです。

したがって、有効な方もいますが、有害になってしまう方もいるということです。

次回、詳しく説明したいと思います。

今日は、乳腺と直接関係のないお話です。

遺伝子検査キットというものが発売されました。


市販のキットで、病気になるリスクを診断してくれるようです。

口腔粘膜をとって郵送すると、遺伝子的な解析から病気の可能性を診断するそうです。


予防医学の進歩の一つでしょう。

この検査について不明瞭な点があります。

遺伝子的に病気になる可能性が高い人は、生活習慣を見直すことで病気にならないのでしょうか?

それとも、どのように生活しても、遺伝的に病気になってしまうのでしょうか?

そのような将来の結果が、臨床的なデータに裏付けられている検査なのでしょうか?

キットの説明を読んでも、書いてないようです。


また、病気になっていない、しかし病気になる可能性があると診断された人は、どこで相談するのでしょうか。

病院は、病気を治すことを主体としていました。

国民健康保険も病名があって、適応されます。

現在の病院は、病気の可能性に対応していません。

可能性やリスクについて漠然と診断されていますが、その結果を受け止める方法がないように思います。

結果についてコンサルテーションを行う施設も運営していただくと良いのではないでしょうか。