大豆食品と大豆イソフラボンサプリメントは、効果が違う? | 乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査

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Dr.ちずこの診療日記
ims東京腎泌尿器センター大和病院レディースセンター乳腺科

大豆製品の納豆、豆腐、みそは、日本の伝統的な食品ですね。

おいしくて、とても健康に良いと言われています。


大豆は、低脂肪の植物性タンパク質であり、カルシウムなども含まれています。

さて、健康に良い大豆の成分を凝縮して、サプリメントにしました。

これを飲めば、もっと健康になれるでしょうか?

インターネットを検索してみました。

大手優良企業からも、いろいろな『大豆イソフラボン』サプリメントが発売されています。

効果として、つぎのような言葉が並んでいます。

◇女性らしさを保つため

◇女性らしさと健康のキープに

◇女性ホルモンのバランスの乱れに

かならず、女性という言葉がついています。

なぜでしょうか?

大豆には、『イソフラボン』という成分が含まれています。

上のサプリメントは、その『イソフラボン』を集めたものです。

イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似ています。

体のなかのエストロゲン受容体と結合して、作用します。

その作用は、『エストロゲンと同じ働き』と『エストロゲンの働きを抑える働き』のどちらも認められます。

年齢、男女、閉経前、閉経後、個人差よって作用が違うようなのです。

したがって、有効な方もいますが、有害になってしまう方もいるということです。

次回、詳しく説明したいと思います。