乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査 -33ページ目

乳がん検診・板橋区・女性医師・マンモグラフィ・超音波・女性専用・針生検・乳房CT検査

Dr.ちずこの診療日記
ims東京腎泌尿器センター大和病院レディースセンター乳腺科

A13:

マンモグラフィ検査の診断で使われる用語について説明します。

高濃度乳腺については、前回説明しました。

今回は、不均一高濃度乳腺について説明します。

マンモグラフィでは、乳房内に皮膚・脂肪・乳腺・石灰化像が映ります。

このうち乳腺と脂肪の割合は、乳房の大きさや年齢によってさまざまです。

乳腺は、母乳をつくるためにあるので、

母乳をつくる必要がないと、しぼんでいきます。

高濃度乳腺の状態から、

だんだん乳腺が萎縮(少なくなっていくこと)して、脂肪に変わっていきます。

乳腺全体が均一に少なくなるのではなく、まだらに少なくなります。

乳腺の残る部分と、まったく脂肪になってしまう部分が混じった状態になります。


マンモグラフィでは、

そのような乳房を、

いわば2つに折り曲げて写真を撮ることになります。

乳腺は白く、脂肪は黒く映りますが、

残った乳腺が重なるとより白く映ります。

写真上は、白黒まだらで、より白い所が混じったように見えます

これを不均一高濃度乳腺と言います。


腫瘤は、乳腺より白く映ることで見分けますが、

乳腺の重なったところの白さと区別が難しい時があります。

この結果、不均一高濃度乳腺では、

腫瘤の見落としをする確率が高くなります

また、正常の乳腺なのに異常ありと診断する確率が高くなります

日本の乳がんは、40歳台に多く発症するのが特徴です。

そして、40歳台の乳腺は不均一高濃度乳腺が多くみられます

乳がんにかかりやすい年齢に、

診断がむずかしい乳腺が多いということです。

マンモグラフィ検診で異常があっても、

超音波検査で異常がないことも多くみられます。

マンモグラフィ検診を受けられる方は、この点を考慮してくださいね。

A12:

乳がん検診の結果には、いろいろ専門的な言葉が書いてあります。

マンモグラフィ検査の診断で使われる用語について説明します。

今回は、高濃度乳腺についてです。



マンモグラフィでは、乳房内に皮膚・脂肪・乳腺・石灰化像が映ります。

このうち乳腺と脂肪の割合は、乳房の大きさや年齢によってさまざまです。

脂肪の割合が低く、乳腺の割合が大きいと乳腺全体が白く映ります。

また、写真内に乳腺全体が入らず、途切れた像になることもあります。

このような場合、高濃度乳腺と診断します。


高濃度乳腺は、授乳前の若い方に多くみられます。

また、やせていて乳房の脂肪が少ない方も高濃度乳腺に映ります。

高濃度乳腺の場合は、

腫瘤などの影が乳腺内に隠れている可能性があります。

また、写真内に所見が映っていない可能性もあります。

この場合は、マンモグラフィ診断は正確に行うことができないため、

正常な乳腺であっても超音波診断が必要となります。

A11:

検診の時に胸を触られるのは、恥ずかしいし抵抗感があると思います。

場合によっては、触診せずに超音波検査をおこなう施設もあるようです。

視触診(シショクシン)は、乳房を見て、触れて診断することです。


視触診では、つぎのことを観察しています。


乳房のしこり(腫瘤)
 
乳がんの症状として一番多い症状です。 

この症状があるときは、必ず受診しましょう。 

自分で触れて来院される方も多いですが、 
すべてが、本当にしこりとして触れるわけではありません。 

また、しこりのすべてが、乳がんではありません。


乳頭からの異常分泌の有無

乳首を強くつまんで診察します。

少し痛いですが、必要な検査です。 

分泌があるときは、分泌物の性質を顕微鏡で診断します。
細胞診という検査です。 

乳房にしこりをふれず、乳頭分泌だけが症状の乳がんもあります。


腋窩(わきのした)や頸部(くび)のリンパ節の腫れ

これは、リンパ節への転移(テンイ)の有無をみています。 

乳房にがんが触れなくても、かなり小さな乳がんがあり、 
リンパ節転移で見つかることがあります。


皮膚の変化(くぼみ 潰瘍 乳頭のびらん)

乳がんは、大きくなると皮膚に広がり、皮膚のくぼみが見られます。 

もっと広がると、皮膚を破って出てきます。 
これを潰瘍(カイヨウ)と言います。 
潰瘍になると出血や体液が流れて、ばい菌が付き、悪臭がでる状態になります。  

乳頭のびらんは、湿疹(シッシン)が長いこと治らないような状態です。 
パジェット病(あるいはページェット病)の症状です。


マンモグラフィや超音波検査では、診断の難しい乳がんもあります。

視触診も必要な検査です。