「相の谷1号墳」に向かって
今日の夕方、日の暮れかけた頃、「相の谷1号墳」に向けて急遽、出かけました。
いつでも来られるはずなのに、足が向かなかったこの場所は、私にとってはある意味「聖域」です。
約千七百年前のはるか昔、ここに埋葬されたであろうこの地域の偉大なる「王」に向かって、祈りを捧げたくなったのです。
「相の谷古墳」を保存、整備するにあたって、絶対に忘れてはならないこと。
それは、ここは「お墓」なんだということです。
かつてこの地方を治めた「王」の墓なのです。
このことを忘れず、心を込めて保存・整備にあたってこそ、「相の谷1号墳」に眠るかつての「王」は今治地方に住む我々の繁栄をあの場所から力強く見守ってくれるものと思っております。
こここそ、我々今治人にとって一番の「パワースポット(聖域)」となるはずの場所なのです。
古墳時代のことは正確に記録に残っていないため、現在のところ「相の谷1号墳」に埋葬された「王」についてもよくわかっておりません。「相の谷1号墳」に埋葬された「王」は果たして誰なのでしょうか?
記録に残ってないからこそ古代の歴史にはロマンがあり、我々の想像力をかきたててくれます。
皆で今治の古代の歴史について学んでいくことで答えが見つかるような気がします。
平成十九年に40年ぶりに行われた「相の谷1号墳遺物」の再調査(愛媛県歴史文化博物館)により、新しい発見もされております。
これまで考えられている以上に政治的に重要な古墳であったようです。
(講師を招いて勉強会を開けるといいですね)
いずれにしましても、これまで大浜八幡神社の「オチノミコト」にしても、「相の谷古墳」にしても、あまりにも今治の人は知らな過ぎたと思います。
あれだけの規模(愛媛県最大)の古墳を、あの場所(来島海峡と東予一帯を見渡せる)に造った当時の人々のこの「王」への思いと献身の意味を、現代の我々が知ることこそ最も大事な保存・整備だと思っています。
何年か後に、きれいに整備された「相の谷1号墳」から、かつての「王」も見たであろう東予地方と来島海峡そして「しまなみ」の景色を、皆さんとともに見られることを夢に描いて、とりあえずご一緒に「草刈り」から始めませんか?
保存活動へのご参加、よろしくお願い致します。
「瀬戸内の風に舞う」
今治出身の方、特に近見中学校卒業生の方にご紹介したい本があります。
「瀬戸内の風に舞う」
上田晄暉/著 文芸社
書籍紹介:
「たまらんのう……。どうかしてしまったのは頭なのか、心なのか……」。それは誰の心にもある甘酸っぱい、小さな恋のストーリー。思春期の揺れる日常。淡く、切ない初恋。出会い、別れ……。自らの青春時代の足跡をもとに、切なき想いを綴ったフィクション純愛作品。誰にでもある忘れ難き初恋の思い出、きっとあなたの記憶の中にもある光景を味わえる物語。 (Yahoo!ブックスより)
この本は、私も通った今治市近見中学校が舞台で、著者は私の同級生でした。 彼がこのような恋愛小説を書く人物だとはとても想像できませんでした。 そして、詩を書くことも学生時代から好きだったようです。
人は見かけによらないものだと、つくづく思いました。(失礼)
フィクションと書いてありますが、著者自身の体験もかなり占めているように思うのですが.. (この辺気になるところ)
主な登場人物(もちろん仮名)が、私も知っている人たちで、当時の中学校の同級生たちや先生と過ごした光景が目に浮かび、大変懐かしい気持ちでいっぱいになりました。
そして最もびっくりしたのは、この本に出てくる彼女は私も中学1年のときに大好きだった同じクラスの女の子で、彼女は吉永小百合と桜田淳子を足して二で割ったような笑顔のかわいい子でした。
私自身もその時の甘酸っぱい、切ない気持ちが思い出されました。
まさか、自分も好きだったひとのことが本になるとは!!
上田さん、よく書いてくれました!!
私にとっても(というより私には)、とても貴重な一冊になりました。(うらやましく思う部分も多少ありますが...)
この本に書かれてあることのうちどこまでがフィクションで、又、真実なのか?(個人的にとても気になりました)
あの頃は私もピュアでした。
恥ずかしながら、この時の彼女に対する私の恋も、我が人生で最初で最後の「純愛」と言えると思います。
いずれにしましても私は当時のことを思い出してとても感動し、近中生(ちかちゅうせい)に戻ったような気持ちでした。
昔の近見中学校の木製の校舎や、せまいグランドでの部活のことも生き生きと描かれています。
平凡な田舎の純情な少年の淡い初恋と別れのお話ですが、私も生きた昭和の時代、瀬戸内にある海の見える中学校の学校生活を体験できます。
自費出版だそうですので、皆さんどうぞ買って読んであげてください。
(ちなみに私は明屋書店の今治本店で偶然見つけて3冊買いました)
ところで著者のUeda Koukiさんへお願いがあります。
私・イモヤンが体験したもう一つの「照山昭子」への恋の物語をブログで連載してもらえませんか?
「瀬戸内の風に散る -イモヤンの場合-」でどうでしょうか?
よろしくお願いします。(半分冗談、半分本気です)
「今治市・相の谷古墳保存会」発足について
現在、今治市内の書店で販売されている「平成21年度 今治史談 合併号No.16」の史談の一つとして「高縄半島における相の谷一号墳の再評価」(元・県埋蔵物調査員 山内英樹氏)の次の文章を目にして、「今治市・相の谷古墳保存会」を発足することを決心しました。
「一 はじめに
相の谷一号墳は今治平野北東部、近見山の東にある独立丘陵上に位置する前方後円墳である。墳長80.8mを測り、県内最大規模の古墳として既に知られるところである。また、隣接して二号墳(前方後円墳)も展開しており、「相の谷古墳群」として古墳時代前期を代表する墳墓群でもある。
しかし、発掘調査が実施されて四十年近くが経過したにも関わらず、同古墳に対しての評価があまりなされていない現状があるのも事実である。・・・」
そして、結びの文章には、
「・・・県内各地で古墳の史跡指定に向けた整備が進む中、いま一度県内最大の首長墳である相の谷一号墳について、その保存活用に向けた検討がなされてもよいのではなかろうか。草刈からでもいい、今こそ「地元」からの声を願って止まない。」
20年来の夢の実現に向け、その第一歩として「今治市・相の谷古墳保存会」発足に向け動き始めます。
できるだけ多くの有志の方を募りたいと思います。
活動に参加できる方、又、応援だけでもしていただける方を心よりお待ちしております。
よろしくお願いいたします。