『イブログ』 全国の老舗に新しい可能性を。

『イブログ』 全国の老舗に新しい可能性を。

世間から老舗と呼ばれている会社/お店/その経営者/伝統文化を扱っている職人に。

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昨年11月に仙台営業所を出したわけですが、仙台での取引も徐々に増えてきています。

しかし、老舗といわれるところからのご相談はまだ無い状況です。

必要に感じていないことを無理に勧めても意味がないので、そっと僕らは待ち続けています。

 

それでも何かをしないと状況というのは変わるものではありません。

そこでまずは宮城県内の100年以上続く老舗を紹介するメディアを立ち上げることにしました。

対象となる企業・店舗は500社ほどあります。その内の80社ほどの紹介記事が出来上がったので、本日そのメディアをWeb上に公開しました。

機能面もインタフェース面もまだまだ不十分ですが、いつまでも公開しないのも問題なので先行リリースに至りました。

 

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JIDAI online(時代オンライン)

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実際にお店に足を運び、お店の方のお話をお聞きしながら商品を選んで、実際に購入しています。

その買ったもののレビューが今のところメインになっています。

 

ゆくゆくはさらに深みのある情報、地域を広げて掲載していけたらと思っていますが、一歩ずつこのメディアを育てていきたいと考えています。

 

このサイトの特徴は、単に老舗を紹介することだけではありません。

その時の時代背景に少し触れながら、その時代を感じてもらえたらと思いながら記事にしています。

 

教科書にのっていない、もうひとつの日本の歴史(=日本の商い・老舗)という位置づけで運営していきますので、世のため人のため老舗のためになるようなサイトにしてまいります。

 

定期的にバージョンアップさせていきますので、

お時間がございましたら時々このメディアを覗いてみていただけたら幸いです。

 

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JIDAI online(時代オンライン)

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JIDAI online をどうぞ宜しくお願いします。 

明けましておめでとうございます。

ブログを約1ヶ月放置していた訳ですが、至って元気に仕事しております。

なんだかんだ休んだのは正月三が日だけでしたが、よい休暇になりました。

 

老舗に向けたサービスを本格的に動かしていこうとしている中で、今までどおり(?)のお仕事が溢れている状況でそれはそれで大変ありがたく思っています。

 

当社を指名してお仕事をくださるお客様をないがしろにすることはまずあり得ません。そこには全力で取り組んでいます。それは安心してもらいたいところです。

 

老舗にこだわる理由は年末にすこし書いてきましたが、大手企業まで成長している老舗会社は抜きにしてある程度の規模の会社でもまだまだ出来る限りの情報整理や発信ができていない現状があると感じていています。僕の目から見て、ですが。

これからバリバリやっていこうとしているベンチャー起業や起業したての会社は、言い方が悪いですが放っておいても勝手にいろいろやっていくとおもうのです。その点、ある程度成熟している会社にこそ、今の時代にあわせた動きを提供していきたいと、そんな思いが日に日に強まっています。

 

たとえば、顧客管理などはどうでしょうか。

昔ながら代々利用してくださるお客様が継続年数に比例して大勢いるなかで、どこまでそこの整備ができているのでしょうか。

今はやらなくてもいいとおもっていても、来年再来年はどうでしょうか。年数を重ねるたびに顧客数が増えてしまい、情報整理に掛かる手間もその分多くなってしまいます。

 

何十年とお客様のご要望を応えてきているとして、それは膨大な知見と経験に溢れているはずです。その蓄積されたことは目に見えづらく自分たちでも価値を感じていない、そんなことはありませんか。

 

一人のお客様が思ったことや感じたことは、大抵他のお客様も思っていることです。お客様からいただいた質問なども情報を整理することで会社の大きな財産になります。なぜならば、そこに顧客満足が隠されているからです。

 

これらを自分たちだけでやろうと思うとそれはそれは大変な作業になります。

 

僕らは、そういうすでにある情報をIT技術で整理してそれを接客対応向上やプロモーションに活かすことが出来ます。

また、今のWebの流行をその老舗に合った形に応用させてそれを運用することも可能です。

 

なんとなく今現在に存在している訳ではないはずです。続いてきている理由が必ずあります。それを現代の人に広く知ってもらうのはいかがでしょうか。社名や物やサービスだけでなく、なぜお客様に支えてもらえているか選ばれる理由を知らせていきましょう。知ってくれたからといって必ずしもお客様になってくれるとは限りませんが、自分たちを知ってくれる人が多いに越した事はないはずです。

 

長年様々なことを培ってきた長寿企業だからこそできる提案がここにあります。それを知ってもらいたく、こうやって展開していこうと決めました。

 

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

2週間ぶりの更新になってしまいましたね。僕は元気です。

 

さて、前回つづきから書いていこうと思います。

今なぜ老舗に特化させたサービスをしようと思ったのか、ですね。

いくつか理由があります。まず箇条書きにしてみてみましょう。

一見、順番は適当に思うかもしれませんが僕の中での時系列になっています。

 

1.老舗さんと一緒に行うマーケティング施策が面白い

2.昔から続いている商売の理由を聞くのが好き

3.同じことをしているようでお客様ごとに微妙に違うことをしている

4.伝統的なモノやコトにお金を支払って手にした時の感動

5.100円均一で十分と言っている日本人と高くても買う外国人

6.職人不足、跡取り問題における老舗のこれから

7.みんな老舗に好意を持っているのに積極的に関わらない

8.老舗数世界一のニッポン。でも廃業してしまう老舗もある

9.老舗の抱える今後の課題について手伝えることはないのか

10.僕の周りから廃業・倒産を出さない、それが社会貢献にもなる

 

(この辺はいつか掘り下げて書いていくとして)

 

僕の助けなんかなくても老舗の方々はきっとこれからの時代も乗り越えていくと思います。

しかし、そんな中でも多少のお役に立つ事もきっとできるだろうというのがベースにあります。

 

僕の気持ちを動かしているのは間違いなく、台東区の先輩方に普段から触れているからです。

身近に長寿企業が沢山あって、いつも飲みにいくのもそういった経営者の方たちです。

 

そこで一つ自分の中で気付いたことがありました。

それは、まだ会ったことのない老舗(長寿企業)の経営者さんたちも一緒に飲んだらきっとこんな感じなのかなと。いい意味で言っています。

であれば、会っても会ってなくても僕がお手伝いしたいと思う気持ちはきっと変わらないということです。

 

お金が掛かることが嫌いな人もいますし、依頼に至らないケースも勿論ありますが、それでも僕らがそばにいる事を伝えていかなければ信頼関係も作れないですし、仕事もご一緒できません。

 

僕らが見ているのは、老舗の皆さんが今よりも良くなることだけです。

 

のれんを下ろさせません!なんて言葉にはしませんが、そんな思いを持ってちょっとでもお役に立てれたらと思っています。

 

長寿企業は日本社会の中でのシンボルにもなっているのではないか。これはどこの一社とかではなく、長寿大国ニッポンは長寿企業の集合体でもあるという意味です。

 

古いままが良いか悪いかではなく、いくつもの時代を渡ってこれた経営進化を体現してきた国でもあります。

変化をしていくならどのような変化になるのでしょうか。または変化をしなくても続けていけるのでしょうか。経営に携わる者としてロマンがここにあるようにも思えてきました。それを近くで見届けたいのです。

 

のれんを下ろす断腸の思いなんかしないでほしいです。そのためにウチが使えると感じたらいつでも使ってやってください。これが僕が老舗に携わりたい理由です。

事業承継なくして老舗なし。

そんな言葉があるか知りませんが、100年続く経営をするにはどう少なく見積もっても3代は世代交代をしていかなければなりません。場合によっては4代目、5代目でようやく100年に到達してもおかしくありません。

 

血筋で継いでいくには子孫繁栄が条件ですし、ファミリー以外に渡していくなら技術面の育成だけではなく人間性も磨けるような教育が必要です。まさに昔の丁稚奉公はのれんを継がせる、のれんを分ける、そしてのれんを守る意味でもとても重要な仕組みであったと言えますね。

 

最近は少子化問題が世間で言われています。

老舗もその問題は例外ではないと僕は思っていて、実際に継ぐ人がいないから廃業したなんてことは年に何回も耳にしています。

もちろん商品やサービスの需要や今から育てる気力などを考えてのれんを下ろしてしまった方が良いという考えもあるでしょう。でも代々続いてきたのれんを自分の代で下ろすのは苦渋の決断であると思うのです。毎日仏壇に向かって謝罪をしていく人生になってしまうかもしれません。

 

僕は正直に書くと、工芸品などが特別好きとか、古くからの温泉に浸かりたいとかそこには余り興味はありません。いや正式には、ありませんでした、です。

 

では何故老舗に特化させてサービスを提供していこうと思ったのか。また、昔ながらの物を今になって購入したり使ってみたりしているのか。

 

次回のブログでそこの点に触れて書いていきたいと思います。

 

100年経ってないとまだ老舗とは言えない。っていう話を100年以上商売が続いている経営者の方から聞いたことがあります。

それはそれでその方の考え方なので特に言うこともありませんが、老舗の定義っていうのは顧客や世間がするものだと僕は思っています。

 

異業種交流会を11年続けていて、そのウチの交流会を老舗の交流会と紹介をされたことがあります。

僕の中では老舗って…と思う気持ちが当然ありますし、むしろ10年そこらでそう言われるのは恥ずかしいと感じます。しかし、それはウチのことを紹介してくれた方が思ったことなので否定もできません。

絶対的な老舗が仮に100年以上だとしたら、相対的にみた老舗という概念も当然出てきます。

 

異業種交流会でも何十年も続いているところもありますが、括り方を変えるだけでウチのようなところでも老舗と呼ばれてしまうのです。

 

先日テレビを見ていたら40年続く老舗旅館という表現を使っていました。その旅館の方もきっと僕と同じ心境だったと思いますが、その表現をした人の中では老舗なのですから間違ってはいないのです。

 

僕らの思う老舗というのは、老舗=長寿企業であるという点です。

長寿というのも、3代続いているとか戦前であるとか、明治期以前であるとか、いろいろ言えますが、感覚的なところでもよいとは思っています。

 

ようは、世間の8割以上が老舗と感じていればそれが老舗ということです。

それが絶対的なことでも相対的なことでも構いません。本人がウチはまだまだと言っていても世間が認めていればそれで十分です。

 

そんな会社・お店さんの手が回らないことや課題(集客面だけでなく)をWebやITで仕組みを作って提供していきます。

先日友人と山登りに行ってきました。3ヶ月ぶりにようやく山に入れて気分もリフレッシュです。

 

その時にこんな一言を貰いました。

「ブログ読んでますよ!最近、老舗愛が凄いですね!」と。

 

老舗愛っていうのとちょっと違うんですけど、でも読んでくれる人にそう伝わっているなら否定する必要もありませんし、むしろ嬉しく感じました。

 

今まで6年以上ずっとブログを書いてきていますが、その中で「中小企業愛すごい」とか「Web愛がすごい」とか言われたことはありません。ブログの内容を褒めていただいたことはあってもそういう風に言ってもらったのは今回が初めてでした。

 

それはそのはずです。僕が誰のために何を書いているかハッキリさせてこなかったのでそういう結果になってしまう訳です。言い訳するわけではありませんが、そこには狙いがあってそれはまっとうしたので僕の中では間違っていなかったんですが。

 

ただやっぱり「老舗のことを考えている人」というところでの認知はこれから特に必要なので今回いただいた一言はとても嬉しいものでした。

 

「絞る」というは「伝わる」に繋がるのは本当です。

これからも絞った情報を書いていきたいと思います。

 

 

「お客様の声」は昔からある鉄板コンテンツです。

どうこう言っても実際に買った人の声や利用した人の声は購買時の参考になります。

 

人の意見に左右されずに自分の目で確かめるんだ!というのも確かにあります。とても大切な考え方とも思います。

しかし、一回の個人的な飲食程度なら美味しかった、不味かったで済みますが、周囲を巻き込むような意思決定や買い直しの効かない時なんかは慎重にならざる得ません。

 

暖簾にはお客様の信用の証が詰まっています。

あのお店の物なら大丈夫、あそこに行けば間違いがない、そんな見分け方が暖簾でされているんですよね。

しかし、最近では食べ物で言えば食べログ、買い物で言えばAmazonなんかで代替品がクチコミとセットですぐに探せてしまいます。

 

一方、老舗はネットのクチコミを嫌う傾向がある??時々そんな気がするときがあるのです。

 

そのクチコミで購買を決めるのも、決められてしまうのも両方嫌うとか、、僕のただの思い過ごしならいいんですが……。

 

老舗を知っているかどうかは生きた年数にもよってくると思いますし、身近にそれがあったかどうかの経験にも関係してきます。

 

今の10代、20代の若い人からみたら、老舗の商品やサービスも自分の中では新しい物として映るはずです。

その彼らがすぐに老舗=安心・信頼と受け取れるかどうか、そこが不明な訳なので若年層を顧客対象に考えていくならば出来れば「お客様の声」や「クチコミ」も意図的に用意しておくとよいと思います。

老舗の中で活躍している社員をクローズアップしている記事をみつけたのでそれを読んでみました。

その会社に入社した理由やそこでの役割と良いところ、悪いところなどのインタビュー形式でした。

 

その老舗というのも、言ってしまえば大企業に分類されるメーカーです。業務内容は手作業を用いていた伝統産業から現代へ時代を移していく中で機械化・自動化・生産性を高めていき、伝統産業で提供していた物をそのまま製造販売するのではなく、価値を抜き出してそれを強みとして違う形に変えたものでした。

 

インタビューを受けた本人に企業を選ぶ基準に老舗だからという視点はあったかを聞いていて、それは気にしたことがないと答えているのが印象的でした。

 

当然といえば当然で、例えば建設業の場合、金剛組(最古企業)に入れば老舗を意識せざるを得ませんが竹中工務店(1610年創業)に入社して老舗に入ったぜとならないのと同じだと思うのです。

竹中工務店も400年企業ですから古いなんてもんじゃありません。しかし、会社の中の役割で自分の立ち位置を見る訳ですから歴史がどうとか気にしない人の方が多いのかもしれないなと、そう感じました。

 

では、老舗感のある会社は老舗押しをすれば人が入るのかというと感度の高い人に求人募集を届かせなければ可能性はやっぱり低くなってしまうかもしれません。

むしろ、昔ながら=めんどう、こわい、気難しいなどマイナスイメージを持ってしまう人きっと出て来るでしょう。その現実を受け止めた中で、入社に気を止めてくれた方に対してどんな約束ができるのかを伝えていけば良いと思います。

結局は採用って会社と入社希望者との間にある約束です。その約束の特長に“老舗ならでは”を取り入れていけるといいですね。

 

仙台営業所を開設して早10日。

まだ1mmも何も動いていませんが、来週からようやくボチボチ稼働し始めます。

初めてづくしで未整備な部分も多くありますが何事も経験ですよね。やって分かる事の方が世の中多いということです。

 

営業所というとその名のとおりその地の新しい顧客にサービスを届けるために設けられるのが役割ですが、もう一つ大きな役割があります。

 

それは「人を育てる、人に任せる」という役割です。

 

僕が仙台にずっといる訳にはいきませんし、随時目を光らせているなんて暇も正直ありません。そうなると、そこでやりたいと手を挙げた本人に任せていくしかないのです。

 

ただすべて丸投げすることはありません。それは単なる放任主義でしかありませんから。
本店は東京なのでこちらで出来ることはサポートしていきます。そのためには今まで以上にコミュニケーションが必要ということです。

 

やってみてダメならそこでまた考えていくことにして、今はまず手探りながらも仙台営業所を動かしていってみます。これが将来から振り返ったときの好転機だったと言えるように。

その時代時代を生き抜いてきているのが老舗ということであれば変化を恐れずに行動をしてきた結果も含まれているはずです。

今のベンチャー企業(ありそうで無かったことを始める)の精神とは少し違っていますが、タイミングをみながら舵を切っていくことに関しては昔と今もそう変わらないのかなと思います。

 

そこで思うのは、古い企業と老舗の違いです。

古いだけの企業がずっと同じ変わらないことをし続けて時代錯誤に陥っている会社だとしたら老舗は先に書いたとおり変化を受け入れていける会社になります。

 

長く続いている点においては同じかもしれませんが、古いだけの会社は時代の変化でどこかで淘汰されてしまう宿命にあるかもしれません。老舗と呼ばれるまでになるには革新的な発想だったり、状況を受け入れて次に繋げる努力と勇気だったりを少なからず持っていなければ時代を超えて信用を得るなんて出来ません。

 

商売の中では変えないことや変えられないこともきっとあるはずです。それもすべて含めた中で古いだけの会社にならない行動を起しているのだと思います。

 

今の時代での変化の一つはIT活用でしょうか。Webだけでなくテクノロジーという大きな視点で変化をつけてももはや誰もビックリしません。当たり前の考え方になっているのですね。

 

老舗×テクノロジー。僕らは今の僕らで出来るところからサポートしていきます。

そしてその第一弾のテスト施策はすでに始めています。

 

冗談でも古いだけの会社と言われない(自分たちでも言わない)ように、そんなサービスを老舗に特化して提供していきます。