老舗の中で活躍している社員をクローズアップしている記事をみつけたのでそれを読んでみました。
その会社に入社した理由やそこでの役割と良いところ、悪いところなどのインタビュー形式でした。
その老舗というのも、言ってしまえば大企業に分類されるメーカーです。業務内容は手作業を用いていた伝統産業から現代へ時代を移していく中で機械化・自動化・生産性を高めていき、伝統産業で提供していた物をそのまま製造販売するのではなく、価値を抜き出してそれを強みとして違う形に変えたものでした。
インタビューを受けた本人に企業を選ぶ基準に老舗だからという視点はあったかを聞いていて、それは気にしたことがないと答えているのが印象的でした。
当然といえば当然で、例えば建設業の場合、金剛組(最古企業)に入れば老舗を意識せざるを得ませんが竹中工務店(1610年創業)に入社して老舗に入ったぜとならないのと同じだと思うのです。
竹中工務店も400年企業ですから古いなんてもんじゃありません。しかし、会社の中の役割で自分の立ち位置を見る訳ですから歴史がどうとか気にしない人の方が多いのかもしれないなと、そう感じました。
では、老舗感のある会社は老舗押しをすれば人が入るのかというと感度の高い人に求人募集を届かせなければ可能性はやっぱり低くなってしまうかもしれません。
むしろ、昔ながら=めんどう、こわい、気難しいなどマイナスイメージを持ってしまう人きっと出て来るでしょう。その現実を受け止めた中で、入社に気を止めてくれた方に対してどんな約束ができるのかを伝えていけば良いと思います。
結局は採用って会社と入社希望者との間にある約束です。その約束の特長に“老舗ならでは”を取り入れていけるといいですね。