本日午前11時より、第4回となる卒研ゼミを行いました。今回は「初稿完成・進捗状況確認」と題し、点検のため年内(今回まで)に書いた原稿を提出するとともに、A4×1ページのレジュメを提出して進捗状況や完成に向けた課題に関する報告を行いました。

 当研究室の卒業研究では社会調査を通じて都市計画や「まちづくり」に関する事象を考えることが基本的なスタイルとなっています。しかし、そのために社会調査を行うこと自体が目的になってはならないと思います。問いに対して社会調査によるデータをなぜ必要とするのか、よく考えてとりくみます。

 また、社会調査には様々な方法があります。データ収集の工夫は多様に考えられてよいように思います。こうした社会調査に対する柔軟な考え方を持ちながら、締め切りまでの期間の研究を進めていきましょう。

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 1月の卒業研究の指導は個別指導によって進めていきます。各自の課題について、適宜、日程を設けます。

 全員での次回の卒研ゼミは、2月3日(火)午前11時より行います。締め切り翌日となり、テーマは「公開研究発表会に向けて」と題して、公開研究発表会用の梗概の作成やプレゼンテーションの準備について打ち合わせを行います。

 

 本日午後5時より、第10・11講となる講義を行いました。

 前半は文献『フィールドワークってなんだろう』第6章を取り上げての輪読を行いました。この章ではフィールドワークを通じて当事者の論理に気づくこと、つまり自ら疑問を持つ、自分を再教育する場としてフィールドワークを位置づけ直すことを提起しています。話し合いでは疑問に気づく場面を手がかりに、むしろ意図的にフィールドワークでの気づきを得るための手立てについて考えました。

 後半は各自の修士論文について中間報告を行いました。今期の受講者はいずれもM2の方で、修士論文の提出まで後1ヶ月ほどとなっています。そこで、ここまでの進捗状況や考察について報告を行い、最終的なまとめを進める一助となるように話し合いました。

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 次回は1月9日午後5時より行います。内容は文献第7章を取り上げての輪読を前半に行います。後半は修士論文に関わって、「執筆上の課題」を各自持ち寄って検討し合います。修士論文のまとめにあたって検討が必要なこと、表現に関することなど、課題を持ち寄って解消するようにします。

 

 本日3・4限、第29回となる演習を行いました。

 まず前半は文献『商店街の復権』第7章を取り上げての輪読を行いました。この章では経済学の知見も用いながら、シャッター通りと耕作放棄地という「未利用ストック」には共通した特徴があること、そうしたストックを市場に流通させることが経済フローを高めることを述べています。話し合いでは未利用ストックを流通させるための所有者への働きかけについて、都市と農村を結ぶ地域再生の手立てについて意見交換を行いました。

 後半は3年生を中心に企画を進めている後期共同研究について、テーマ設定のための話し合いを行いました。今回は3案を持ち寄っての意見交換となりましたが、いずれについても事象を観察したり記述したりするための具体性が乏しいこと、事例が先にありきになっていることなど、課題が見られました。次回に向けて年末年始を挟みますが、さらに検討を継続することにしました。

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 次回は1月9日3・4限です。次回は三つの内容を取り扱います。文献輪読は第8章を取り上げます。社会調査は後期共同研究の企画の続きです。そして卒業研究・修士論文の準備について、全員から冬季休業期間の研究報告を行います。

 

 本日午後5時より、第8・9講となる講義を行いました。

 まず前半は文献『フィールドワークってなんだろう』第5章を取り上げての輪読を行いました。この章ではフィールドワークにおいて直面する、当事者の日常における時間や空間の歪みとの向き合い方について考えています。私たちは近代的な時間と空間のなかに生きていますが、現場には独自の時間や空間が横たわっています。その調査者が持つ当たり前の感覚をフィールドワークにおいて壊すことができるか、東日本大震災の遺族の「夢」を聞くことなどを事例として、検討しました。

 今回の後半は「特別企画」としてオンラインによる「人文系大学院生のためのキャリアセミナー」に参加しました。この催しは山形大学・岩手大学・福島大学の人文系大学院が共催で行う研究交流企画です。そのセミナーでは大学院生の就職活動の実際という話から、研究と進路選択や職業との関わりといった修士課程の大学院生にとって直面するテーマについて考えました。山形大学・福島大学のキャリア教育担当教員の講話やコメントをうかがうとともに、3大学の修了生や現役大学院生が登壇したパネルディスカッションを聴講しました。大学院生にとって身近でも大きな課題を考えるよい機会になったと思います。当番校の山形大学を始め、運営にあたってくださったみなさまには心よりお礼申し上げます。

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 次回は12月19日(金)午後5時より行います。前半は文献第6章を取り上げての輪読です。後半は各自の修士論文に関わって、本講における中間報告を行います。

 

 本日3・4限、第29回となる演習を行いました。今回は前半・後半とも、文献『商店街の復権』を取り上げての輪読を行いました。

 前半は第5章を取り上げました。この章では京都府における「商店街創生センター」の活動、とりわけ伴走支援のあり方について紹介しています。話し合いでは支援をする側/される側の両面から、その必要性について考えました。また、商店街の「終活」支援についても話題となりました。

 後半は第6章を素材としました。こちらでは商店街の復権と関わる「交通まちづくり」について検討しています。交通政策が中心市街地に何をもたらしてきたのか、クルマ社会のなかで商店街は生き残れるのか、話し合いました。関連して、中心市街地を成り立たせるための都市構造についても考えました。

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 次回は12月19日3・4限です。前半は文献第7章を取り上げての輪読を行います。後半は3年生が中心になって企画を検討している後期共同研究について話し合います。