本日6限、第13講となる講義を行いました。今年度の講義も残すところ今回を含めて3回となりました。この3回は現代社会における社会調査の実践について具体的に知るとともに、今後の社会調査をめぐる展望と課題を考えていきたいと思います。

 その第1回となる今回は「社会調査による政策形成」と題して、福島県企画調整部統計課のご協力をいただき、自治体政策形成の現場における統計・調査業務の実際に関する講義を聴講しました。昨日ご出講いただいた昼間の講義を録画、視聴させていただくことにしたものです。

 統計課からは業務の概論となる「統計の役割と業務について」、具体の調査事例として「令和5年住宅・土地統計調査について」の二つを順番に説明していただきました。この間の講義で学修した社会調査の実際の実施の様子や、その政策形成の根拠としての活用のあり方など、大変興味深いお話をうかがうことができました。

 自治体の仕事として統計・調査業務があること自体、受講者のみなさんには新鮮に受け止められたように思います。政策形成のための統計・調査の活用は今後さらに展開する分野だと思います。現実的な課題として、さらに学んでいきましょう。

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 次回は7月16日6限です。内容は今回に引き続き、社会調査をめぐる展望と課題の第2回として、社会調査による政策研究について事例を交えて考えます。