佐渡島エコジャーニーウルトラ遠足206改め208km完走報告 その7(18日-1)
仮眠室から出ると、廊下には、マメをつぶして処理しているひと、食事をしているひと、風呂から上がってきたひと、沢山のひとが動いていた。一足先に出発するひともいる。
その中に同室のA田を発見。「どうですか?」「もうダメです。ここでリタイアです。」「ええ?、まだ時間がるのに…。」
トイレで大をすませるが、これが出ない。
長距離を走っていると、ウ○コは、消化されてしまうのだろうか?
あんまりしたいと思わないし、出ないのだ。
その代わり、オナラが出る。面白いように、ガスが出るのだ。
左足小指はマメをつぶして、ぐるぐる巻きにテーピング。
右足は小指はマメが大きくつぶせないと判断。そのままぐるぐる巻きにテーピング。
足裏に小さいがマメができているので、両足ともにテーピングをして、足の準備は完了。
新しい靴下をはき、まだ濡れたタイツ、ゲーター、そして、ランシャツと、着て行く。
「臭い!」思わず、言葉に出てしまった。
聞いていた女子が、笑っていた。
ここで、水を1リットル補給。
食料を出しやすくして、いらないものをしまう。
深夜12時35分、出発だ。
Y崎さんは、準備が早い。すでに靴を履いて待っていた。
靴ひもをぎゅっと締めて、出発。
外に出ると、雨は止んでいた。風が少しあり、気持ちよい。
足は、痛く、エンジンがかかるのに5分程度要した。
暗闇を懐中電灯を照らして歩く。
右手には海の向こうに、灯りが並ぶ。
「昨日、走ってきたルートが見えますね。」
何とも感慨深い。
しばらくして、少し走ることにした。上り坂は無理せず歩いた。
いろんな話をしたと思うが、何を話したか、覚えていない。
きっと、頭の中は、眠かったので、記憶回路がお休みしていたのだと思う。
1時間ほどで、自販機休憩。コーラをがぶ飲み。
仮眠所を出発時に頂いていた、おにぎりも食べた。
その間に、夫婦と、単身者一人が、先行していった。
競走ではない。自分とのサバイバル。
山を抜け、港に出て、そして、丘を登り、海を見て歩く。
「ああ、眠い。」Y崎さんが、言う。
「眠くてしょうがない。」
そう言いながら、Y崎さん、フィールドハンティング。
「ああ、久しぶりの野○ソだった、気持ちよかった!これ、ブログに書こう。」と、嬉しそうだ。
(注:今のところ、この話はブログに載っていない…。)
戻ってきたY崎さんと、「強強打破」
(カフェイン飲料:昨日MORIさんに教わって、コース上、唯一のコンビニでゲットしていた。)
を半分づつ飲んだ。
ボクは、効いたような気がしたが、体の大きなY崎さんには効果はなかったようだ。
しばらく行くと、Y崎さん「オレ、10分だけ寝て行く。」と言って、
トンネルで、とうとう、おさらばすることになった。
「Y崎さん、また、後で会いましょう。」そう言うと、私は前を向いて歩き始めた。
そして、走れるところはトコトコと走り、また歩き、おなかが減ったので、
ソイジョイを食べる。
とぼとぼ走って行くと、一人のランナーに追いつく。
「良い走りしてますねえ、もう、走れません。」と言っている。
一緒にしばらく歩く。いろいろ話したが、やはり記憶が飛んでいる。。
そして、また、一人旅…。
空が明るくなってくる。夜明けが近い。本州が見える。
角田山だ。 弥彦山も見える。
そのころ、猛烈な眠気が襲ってくる。止まらない。
でも、眠い。地図を出そうと、うっかり、堤防に座る。一瞬で眠る。
1分くらい寝ただろうか。ほんの一瞬だ。
地図を出す。同じような海岸線、どこか良くわからない。
しかし、第3エイドはまだまだ先だと言うことはわかった。
朝焼けが、空を染める。
昨日は、雨だと思っていた天気が、一転、朝から晴れの予感だ。
サングラス、日焼け止め置いてきたことが、悔やまれる。
振り返り、振り返り何度も朝焼けを見る。携帯電話でパシリ、パシリと写真を撮る。
デジカメを出す元気は無かった。
5時15分
家族に写メを送るが、圏外で、送れず。
5時25分 日の出!
角田山から登ってきた!
「巻のたっつあん!なじらね!オハよー。まだ、走ってるよ!」
一人つぶやいている。
海を見ながら、空を見ながら、気持ちが良い。最高に良い。
海岸線はつづく。続く。ツヅク。
続く…
佐渡島エコジャーニーウルトラ遠足206改め208km完走報告 その6(17日-5)
酒屋から、
仮眠所までは、1キロほどだった。
「お疲れ様、ご苦労様。」
好きでやっているのに、ねぎらいの声をかけてくれる、シルバー人材センターのボランティアスタッフに頭が下がる。
Y崎さんは行動が早い。
さっと、夕飯の席について、さっさと焼き肉弁当と、金麦を平らげる。おまけに、持っていたおにぎりも平らげた。
私は、天気予報を見ながら、ぼつぼつと食べる。かなり疲れている。
豚汁がおいしかったのでおかわり。
天気は明日の昼頃から回復基調だ。良かった!
この時点ではすでに、仮眠することを決めていた。
Y崎さんは「今から、風呂に入って9時。そこから3時間休憩して、12時に起床、12時30分出発するけど、どうする?」
「私もそうします。」即答だった。
外は雨、体力はかなりつかっていて、疲労がたまっている。
ここで、休まずに出発するメリットは一つも無い。
雨の中で眠くなったら大変だ。
蚊に刺されながら眠ることは、苦痛だ。
ならば、ここで、十分休み、行く方がいいに決まっていた。
タフマンさんは、離れたところに横になって休んでいた。
ラルムさんも、いたといらしたと思うが、声をかけるゆとりもなく…失礼しました!
風呂は熱かった。足をアイシングしようと水をかけ流すが、水がぬるい。
ぜんぜん冷たくない。
風呂を出ると、濡れたシャツやタイツは着たくなかった。
ユニクロの機能性パンツに履き替え、シャツは着ていたフラッドラッシュを着る。
フラッドラッシュは、優れもので、さらさらしてる。
これは買って正解だった。
今後も、雨の日には必需品になるだとう。
濡れたものはハンガーで干して、仮眠室に入る。足の裏がほてって眠れない。
壁に足を高くして立てかけて、横になる。
眠れないと思っているのだが、ふっと、眠っていて、足が落ちて目が覚める。
これでは危ないと思い、布団と枕を団子状に重ね、その上に足を乗せて眠る。
足が、ほてって、眠れない。その上、廊下では大声で話し声が聞こえ、
後から来たランナーは、容赦なく部屋の電気をつけたり、がさごそと荷物をまさぐる。
ああ、でも、気にしない。
誰かが、窓を開けると、涼しくなった。すーっと、眠りについたようだ。
ふと目が覚める。時計を見れば、12時5分前。なんと、正確な…。
足の火照りは嘘のように消え、楽になっていた。
Y崎さんも起き出して、いよいよ、第2ステージというか、第2日目の幕開けだ…。
続く…。
佐渡島エコジャーニーウルトラ遠足206改め208km完走報告 その5(17日-4)
17日、朝6時にスタートして、早11時間だ。
よくも長時間、体を動かしているものだ。
いわて銀河チャレンジ100kの時は、11時間37分でゴールだった。
今日のゴールはまだ、100km以上先だ。
17時を過ぎると、次第に日暮れを意識し始める。
二人とも、疲れている。私は、ペースが上がらず、平地では、Y崎さんにはなされる。
少し登りになると、Y崎さんは歩くところを、私は、同じペースでとことこと追いつく。
そして、一緒に歩き、そして、平地で走り始めるとまた離される。
この繰り返し。
日が暮れる頃に自販機で休憩。赤の点滅灯を出して、ヘッドライトを装着する。
反射シールの黄色いたすき(ダイソーで100円!)をかけて、再スタート。
一度休憩すると、スタート時にエンジンがかかるまでに時間がかかる。
何がって、やはり靴の中の痛みだ。痛みに慣れるまでは、歩くのもままならない。
2-3分で、普通に歩け、少しジョグすることができるようになる。
おなかがすいたので、、ソイジョイを少しづつ、食べる。
笹餅も食べる。
エイドステーションでゲットした、パワージェル(主催者の菅原さんがアメリカで入手したものらしい。)を流し込む。
まだまだ、胃は元気。大丈夫だ。
暗くなると、周りは見えない。
遠く、海の向こうに、海沿いの家々の明かりが、途切れ途切れ、一列に並んで見える。
(今日のゴールは、まだ見えないのか…)
先のことへ、心は行ってしまう。
しかし、足下の段差に躓かないように、後ろから猛スピードで帰路を急ぐ車に跳ねられないように、注意をしながらすすんでゆく。
何人かが合流し、前に後ろになりながら行く。
「両津港11km」道路標識に、喜んでいいやら…。
淡々と、淡々と、ただ進む。
そうだ!そのとき、答えが見えた。
このサバイバルレースに勝つための答えが見えた。
「徹底的に、楽天的であること。」
どんなに、足が痛くても、どんなに疲労困憊でも、
「ゴールには行くって決まっているんだから。」
と、頓着しないこと。疑わないこと。
どんなことがあっても、それを、ランを中断する理由にしないことだ。
そう、閃いたときから、先のことは心配しなくなった。
やがて、両津の信号に出会い、そして、アーケードに入ってゆく。
時間は、19時を少し過ぎた頃だ。
アーケードは明るいが、開いている店はない。
そうだよね、この町は、9時ー5時で働いて、19時には家族で団らんしているんだよね。
ゆったりした町なんだよね…。
果してそうだったかどうかは、わからない。
過疎の町の感は否めない。もっと、賑やかでもいいのにね、
日本で一番大きな島なんだから…。
途中、居酒屋?が1軒、賑やかな声が、そして、コンビニが1軒、高校生が数人。
とにかく、疲れている。
今日の仮眠所へ、心が急ぐ。
途中から、Y崎さんと、女性ランナー(年に3回はウルトラに参加しているという強者♪)と三人で急ぐ。
アーケードは終わり、古い町並みに入る。
「もうすぐかなあ?」
「いや、まだまだだよ」
「…」
暗い家並みにぽつんと明かりが。
見ると、酒屋。
「牛乳買っていきます。」
「じゃ、僕も。」
彼女は、先を急いだ。
「仮眠所は、ビール1本だけだから、ここで、飲んでいこうか!」
Y崎さんのうれしそうな笑顔に、10秒後には乾杯していた。
酒屋を出ると、それまで上がっていた雨がざーざざーっと、降り始めた。
「ばちが当たったかな?」と言う、Y崎さんの素直さに、
笑ってしまった。一人ニンマリと。
続く…。
佐渡島エコジャーニーウルトラ遠足206改め208km完走報告 その4(17日-3)
9月17日14時45分
第2エイドを後にして、Y崎さんと一緒に走り出した。
前を、夫婦で走るランナーズ。
夫婦で、走るカップルは本大会では4~5組いる。
僕には驚きだった。
まず、二人が”走る”という同一の趣味を持っていること。
これって、なかなか難しいと思う。
さらに、ウルトラに出るような、気力体力楽天思想を持ち得ていることも、珍しい。
そして、なんと言っても、二人でいつも同じペースで走れるとは思えない。
あるときは夫が、そしてあるときは妻が、遅れたり進んだり、するであろうと思うのだが、
それを、ずっと、最初から最後まで一緒に、走りきるってのは、すごいことだと思う。
こうやって、苦労も苦難も、文字通り一緒に乗り越えてゆく夫婦、すごいなあ。
お互いを認め、尊重し助け合い励まし合い、優しい夫婦なんだろうなあ。
はじめは、そうは思わなかったが、次第に、うらやましくも感じるようになってきた。
それぞれの人生、それぞれの夫婦だね。
Y崎さんは、若く見える。旅の仕事を引退し、61歳で悠々自適とは、思えなかった。
昨年は、北海道を稚内から知床まで歩きの旅をされたそうだ。北海道1周を目指している。
ウルトラ歴は長く、フランスの100kウルトラにも参加している。
「ヨーロッパの大会はいいよ。ゆったりしている。日本みたいに、異常な時間にスタートしたり、制限時間が厳しかったりしない。
だいたい、8時とかにスタートで、制限時間は20時間とかだ。
みんな、それぞれ、思い思いにレースを楽しんでいる…。」
行ってみたい!!
佐渡島の参加は3回目、昨年は好調につき、飛ばしすぎで、途中リタイアだったとか。
「このレースはね、誰かとの競争ではないんだよ。時分自身との、サバイバルレースなんだ。」
なるほど、60kmを過ぎて、その意味が、少しわかり始めていた。
その頃、ランは登りは少しの登りでも歩く。平地と下りは走る。
という佐渡島ランの基本に忠実な走りをしていた。
このレースは、人生みたいだ。そのときに、出会った人、併走した人と、時間を共有し、何でも無いことや大切にしていること、気になっていることなんかを、素直に話す。面と向かってではなく、同じ方向を向いて、走りながら話すのは、とても話しやすいかもしれない。
また、ここにいるだけで、同士という感情を共有できるのもおもしろい。
まさに、ライバルは、励まし合う仲間なんだ。
相変わらず、足が痛い。足と言っても、筋肉痛や、膝、腰が痛いわけではない。
靴の中、足の裏が圧迫され、痛いのだ。
一歩一歩、進むたびに、じんじんと、痛む。
まるで、修行のようだ。
「自分とのサバイバルレース…」Y崎さんの言葉が、頭の中を反復する。
どうしたら、このサバイバルレースに勝てるのか…?
そのことが、ずっと、頭の中を巡っている。
南下を続けるうちに、左前方、海の向こうに、陸が見えてきた。
佐渡島は、サツマイモを2つ合わせたような、つぶれた形のヒョウタン島だ。
見えてきたのは、明日、走るところ。
そして、右へずーっとたどった、付け根に、今、目指している両津の仮眠所がある。
しかし、そこは、まだ見えない。
走っていて、車はそれなりに通っているが、人に出会うことは、少ない。
しかし、そんなところでも、自動販売機は結構ある。
給水には事欠かない。先輩のアドバイスは間違いなかった。
佐渡島は、コカコーラ1社の独占。
スポーツドリンクはアクエリアスだ。
しかし、明らかに、補充されていない感じで、アクエリアスは売り切れが多い。
皆、コーラを好んで飲んでいる。
自分もコーラを飲む。うまい!シュワーっという清涼感、そして、いつもは甘くていやと思うのが、
このときばかりは、その甘さがうれしい。
ランナーにとっては、敬遠されがちな高カロリーも、この時ばかりはうれしいものだ。
水分補給と、糖分補給を兼ねている、結構、機能的なドリンク!?なのだ。
レース中に飲んだコカコーラの量は、これまでの20年に飲んだコーラの量を遙かに超えている。
続く…。
佐渡島エコジャーニーウルトラ遠足206改め208km完走報告 その3(17日-2)
第1エイドをスタートして、しばらく行くと、後ろから女性に追いつかれた。
日焼けして、しっかりした足取り、いかにもウルトラウーマン!
「どうも…」などと話したかどうかは覚えていないが、世間話をした。
岐阜から来たこと、初めての参加であることなど、わかった。
むむむ???この人もしかして、ラルムさん?
ジョグノートで、佐渡島参加者を検索し、僕にコメントをくれた方。
ブログもあって、そちらを見ると、このレースの後、北アルプスを縦走し、
翌週にもレースに出るとか、スーパーマンかと思っていた方だ。
昨日から、どんな人かなあ?って気になっていたけど、わからないでいた。
「もしかして、ラルムさんですか??」
「ええ、そうです。」
「パラボンです。」
「え~!? 昨日から、違う人だと思っていた…。」
あまりの驚きように、どんな風に違うと思っていたのか、そのときは、聞きそびれてしまった。
(どんな風に違うと思ったのか、教えてくださいね!)
そこからは、また、いろんな話をしながら、併走。
ラルムさんは、子供の頃から走るのが好きで、早かったそうだ。
高校時代のエピソードを聞かせていただいた。
高校時代は、バスケットをやっていたが、陸上部の顧問から、何度も何度も誘いを受けていたそうだ。
その高校は、スポーツが強く、その中でも陸上部は強かったそうだ。
その顧問は、ものすごく怖い人で、誰も逆らえない、ビンタなんて当たり前、
あまりに怒られて、二階の窓から落ちて骨折した生徒もいたそうだ。
自分は、絶対にあの人の元ではやりたくないと思っていた…。
そして、担任の先生が、「おまえは、自分のやりたいことをやればいい」と、守ってくれたそうだ。
ある日、ラルムさん、学校をサボって(だったかな?)、サザンのコンサートに友人何人かと行ったとか。
絶対にばれるはずのないコトなのに、新聞の切り抜き文字を使った”チクリの怪文書”が、その陸上部の顧問に…。
(すごい、陰湿!!)
ラルムさん、鬼の陸上部顧問の呼ばれ、低い声で「おい、誰と行ったんだ?名前を言え。」と、
何時間も問われたそうな。しかし、ラルムさんは、勇敢にも一言も口を割らず、とうとう、その場を切り抜けた。
(おおおおお、すごい、友だち思い、かつ、正義感、かつ、つよい!)
しかし、お土産に「反省文、100枚書いてこい!」と言い渡された。
「コンチクショウ!!そんなの書けるわけ無いだろう!!コンサートは最高だった!と書いてやろうかと思った。」
「でも、担任の先生が、『反省文は書かなくていい』と助けてくれた。」そうだ。
なんとも、正義感で、仲間思いの姉御肌のラルムさん、頼もしく見えました!
(もっともっと、いろんな話をしましたが、終わらなくなるので、またの機会にしましょう。)
レースを走りながら、こんなにもいろんなコトを話できるのも、佐渡島ならではかもしれません。
ゼット坂と呼ばれるきつい坂を上ったり、降りたり、途中、タフマンさんも合流。
タフマンさんは、佐渡島は何度も経験されており、今後のことなどを聞いた。
「登りは歩く。下りは走る。」
Q「仮眠所では、寝るんですか?」
A「基本、寝ない。レースは、何が起こるかわからない。
仮眠所で眠った数時間のためにゴールに間に合わないことも考えられる。
食事をとって、少し休むけど、寝ないし、風呂にも入らない。」とのことだった。
そっか、寝ないんだ…。じゃあ、俺もそうしようかなあ…。などと考えた。
仮装したキティーちゃん(どう見ても、かわいくない。白猫?狐?)も合流。
小用を足すために、少し遅れたら、そのまま、タフマンさん、ラルムさん、キティーちゃんとも離れてしまった。
賽の河原入り口前で、お花畑から戻ったラルムさんに、追いつく。
賽の河原は海に面した、岩場。嵐の日にはここは、海の中だろう。
今日は、おだやかでよかった。
14時20分頃(時計をきちんと計測していなかった。)
なんだかんだと、第2エイドに到着。
いやあ、けっこう来てます。「へろへろ」と言う表現がぴったし。
やはり、最初の30kmに飛ばしたのが影響している。
ここは、畳の部屋はなく、靴を履いたまま休憩。
靴の中がじんじんしている。痛い!
小指にはマメができている。
靴紐を緩め、うどん、おにぎり、ささもち、梅干し、バナナ、水、コーラ、コーヒー
手当たり次第に詰め込む。
「食べれるうちは、大丈夫。」誰かが言っていた。
「ああ、まだ、俺は大丈夫だ」と、言い聞かせる。
思い立って、家族にメールを送る。
これで、だいたいのタイムを残せる。
そして、家族に応援してもらえる。
一体感を、感動を、共有できる??
セルフポートレートをぱちり。添付して送る。
無理して笑ってる??
返信は「楽しそうだね!良い顔です。二百いけどうだね。」
よし、いけるぞ!!
ここで、休むこと25分。
靴紐を締め直して、よっしゃー!
「去年はこれで助かった。」という女性ランナーの言葉に従い、笹もちを2つリュックにしまう。
後から来て、休憩していたY崎さんと一緒にスタートする。
Y崎さん「僕と一緒だと、遅いよ。早い人は、先に行かないと。」
自分「いや、私は目標を完走に切り替えました。早くなくていいんです。一緒に行ってください。」
14時45分
そんなんで、今度はY崎さんと併走が始まった。
次の休憩は、両津の仮眠所だ。
続く…



