Tue 220329 沖縄での冒険の数々/久高島・西表島・久米島の記憶/那覇で大熱演 4182回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Tue 220329 沖縄での冒険の数々/久高島・西表島・久米島の記憶/那覇で大熱演 4182回

 2月17日、京都に滞在中だったワタクシは、早朝から「どうするかな?」と悩みに悩んでいた。

 

 翌18日は沖縄で公開授業の予定。ならばまず、① このまま京都に滞在して、18日のヒコーキで大阪・伊丹空港から那覇にヒコーキ移動というのが、最も常識的なのである。

 

 さらに②「今日のうちに沖縄に移動しちゃうか?」なんてのも、当然のように頭に浮かんでくる。早めのヒコーキで移動すれば、那覇市内の観光もできる。翌日は早く起きて、思い切って久高島・古宇利島・慶良間諸島あたりの日帰り旅に出てもいい。

 

 しかし③「いったん東京に帰りますかね」も浮上する。だって諸君、このまま京都に滞在しても、または今日中に沖縄に移動しても、その滞在費というかホテル代というか、その数万円は経費としては落ちない。自費&自腹でその辺を何とかするのは、やっぱりそれなりに痛いじゃないか。

 

 結局、選択したのは③の「いったん東京に戻る」というルート。京都から新幹線で東京に帰り、ワイシャツに下着類に靴下その他、高級オジサマ的♡ルックスを堅持するのに必要なグッズの補充もしなければならない。

 (2月17日、京都・北野天満宮に梅を眺めに出かけた 1)

 

 まあ諸君、こういうところが「オレもさすがに疲れてきたな」と実感する選択なのである。ホンの5年前なら、今井君は間違いなく②を選択していた。

 

 たった1日の空きがあれば、久高島の自転車探検を敢行して、イラブー汁をジュルジュルすすった。イラブーとは要するにウミヘビであって、ウロコの痕跡も生々しいウミヘビをワシワシかじってニンマリ。秋田生まれのツキノワグマのワイルドさを取り戻した。

 

Sat 130713 霊場・久高島を訪ねる ウルグアイの雰囲気 スイカのジーサマと巨大グモ

Sun 130714 続・久高島探訪記 ウミヘビを食し、泡盛を満喫する 天国ではなかったか

 

 (2月17日、京都・北野天満宮に梅を眺めに出かけた 2)

 

「一気に西表島へ!!」というのもやった。那覇に宿泊して、夕暮れから大事な仕事が控えているのに、「西表島まで行ってこよう」という行動はあまりにも大胆。若いセンセたちには絶対にオススメできない。言わば、不良講師のすることである。

 

 だって諸君、那覇から西表島へのヒコーキ直行便は、ない。だから朝一番のヒコーキでまず石垣島まで飛び、石垣空港からタクシーで港までたどり着き、そこから「安栄観光」の高速船で西表島にたどり着くのである。

 

 その「安栄観光」の高速フェリー、甚だダイナミックな運航で有名だ。行きの船と帰りの船がすれ違う時、その激烈な水しぶきを眺めつつ、自らの乗った船がどれほどダイナミックに進行しているかを思い知る。

 

 そうやってたどり着いた西表島で、「島に2台しかいない」だったか「3台しかいない」と豪語するタクシーに乗って移動。黒い水牛の引っ張る牛車に乗って、遠い浅瀬の向こうの「由布島」にわたる。亜熱帯植物園が有名な島であるが、植物園より何より、牛の牽引する車で浅瀬を往復するのが冒険のメインだ。

 

 そうやって、昼過ぎから逆コースを辿る。由布島 → 西表島 → 安栄観光の高速船 → 石垣島 → タクシー → ヒコーキ → 那覇。当時は那覇の老舗の「ナハテラス」に宿泊していたが、大満足の大冒険を終えてホテルに帰ると、すでに17時。19時からの公開授業まで、もう2時間も残っていなかった。

 

Sat 150228 石垣島 ☞ 西表島の旅へ やまねこタクシー 水牛の引く車で由布島にわたる

Sun 150301 西表 ☞ 石垣 ☞ 神戸 ☞ 姫路、オデュッセイアは続く 姫路は沸いている) 

 

(那覇空港4階のロイヤルホストで、お馴染みのメニューを満喫する 1)

 

「久米島に行ってきました」なんてのもあった。思えば確か夏の甲子園の開催中であって、那覇の泊の港から久米島行きのフェリーに乗ると、船内のテレビはずっと高校野球を中継していた。

 

 沖縄のオジサマたちは、みんな高校野球が大好き。高校野球の話にさえ持っていけば、どんな不機嫌なタクシードライバーでも、どんなにとっつきにくい居酒屋のアルジでも、どうにかこうにか懐柔できる。

 

 しかも今井君の頭脳には、高校野球関係のデータや歴史が満載。沖縄のオジサマたちを喜ばせるあらゆる情報が頭蓋骨の中でブンブン音を立てている。

 

 ただしあの時の久米島の旅は、船が遅れたせいで完全に失敗。「久米島に11時に到着、13時の船で那覇に帰る」という予定を組んでいたら、往路の船が1時間遅れ。「久米島に滞在できるのはたった1時間」ということになっちゃった。

 

 あの日はまるまる1日がお休みで、別にそのまま久米島に宿泊してもよかったが、残念ながら久米島にめぼしい宿泊施設を発見できず、お船の中でビアを満喫しながらスゴスゴ帰ってきた。

 

 それでも何とかタクシーで、たった1時間の久米島1周を成功させたのだから、まあそれなりに評価してもらっていいと思う。いやはやまさに大胆不敵。古宇利島でも、本島のグスク巡りでも、この今井に任せておいてくれたまえ。

 

Thu 160721 さて、久米島に行こう/焦げ茶ズンボの故事来歴/少しずつ断捨離が進む

Fri 160722 ドライタマゴ/久米島を1時間で疾走/ナカソネさんに感謝/比屋定と畳石

Sat 160723 なぜランチ習慣がないか/コンビニCocoの巨大オムスビ/泡盛グビグビ

 

(那覇空港4階のロイヤルホストで、お馴染みのメニューを満喫する 2)

 

 しかし2022年春、ワタクシにはそういうパワーも大胆不敵さも積極性も残っていない。諸君、「コロナで自室に引きこもり」、それがやっぱり一番の原因だ。

 

 思い返せば特に、一昨年春の引きこもりがひどかった。3月にほとんど全ての公開授業が中止になり、心底ガッカリした今井君は、そこから6月初旬まで「一歩も自宅から出ない」という自発的♨自宅軟禁状態を経験した。

 

 当時の髪ボーボー&髭ボーボーの写真を眺めるに、「こりゃ完全にビョーキ」の感慨を禁じ得ない。もちろんあの状況からはイササカ改善しているが、5年前のあの大胆不敵さを取り戻すまでには至っていない。

 

Mon 161003 古宇利島を目指す/運天と屋我地島/海鮮丼と撮影会の人々/浜昼顔

Tue 161004 万座毛へ/難読地名/万座毛に泊まりたい/サツマイモを伝えたオジサマ

Mon 170403 只今キューバ&メキシコから帰国いたしました(キューバ&メヒコ探険記1)

 

(那覇空港4階のロイヤルホストで、お馴染みのメニューを満喫する 3)

 

 というわけで、「2月16日に大阪茨木、18日に沖縄那覇」、沖縄を探検するにはベストの日程でありながら、その中間の2月17日、ワタクシはあえて東京に戻って「高級オジサマ用アイテムを入れ替える」という無難きわまりない選択肢を選んだ。我ながら、マコトに情けない。

 

 まあ諸君、情けないながらも「久しぶりの自分のネグラ」はいいものである。2月の深夜の冷たいベッドで手足をゆっくり伸ばしながら、思わず「来し方&行く末」を思う。3月には極端に激しい全国行脚を控えて、たまには自分のベッドを温めるのも悪くない。

 

 翌18日、羽田発10時のヒコーキで沖縄へ。朝6時には起床していろいろ準備を整えなければいけないから、むしろ京都滞在を続けるか、前日に沖縄入りするスケジュールのほうが楽だったには違いないが、とりあえずタクシーで羽田空港に向かった。

(那覇での公開授業。中高一貫生の多い回で、難関大レベルのバージョンがババっと花開いた)

 

 沖縄に到着して、那覇空港4階のロイヤルホストでランチを楽しむことにした。どうしてこんなにロイヤルホストが好きなのか、自分でも不思議なぐらいだ。

 

 いつもと同じ目玉焼き付ハンバーグ250グラム、いつもと同じスパゲッティ、いつもと同じオニオングラタンスープ。1人ファミレスで5000円近く貪って、最近の那覇での定宿・ハイアットリージェンシーにチェックインした。

 

 那覇での公開授業、19時開始、21時終了、出席者約100名。那覇の中高一貫校を中心に「今日は成績優秀者が多いですよ」というスタッフの助言で、使用したのは「旧七帝大・難関レベル」のEテキスト。このテキストのバージョンアップが、一気に花開いた夜だった。

 

1E(Cd) SantanaAS YEARS GO BY

2E(Cd) Gregory HinesGREGORY HINES

3E(Cd) Holly Cole TrioBLAME IT ON MY YOUTH

4E(Cd) Earl KlughFINGER PAINTINGS

5E(Cd) Brian BrombergPORTRAIT OF JAKO

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