Fri 200925 富山の大盛況/懇親会ナシの寂しさ/単独祝勝会を満喫する 3967回 | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Fri 200925 富山の大盛況/懇親会ナシの寂しさ/単独祝勝会を満喫する 3967回

 例年この時期は、北陸をウロウロしながら秋冬シリーズの本格スタートを切る。9月の金沢で600人とか700人規模の大講演会をやるのが毎年の楽しみなのだが、今年は何しろこんな状況だ。「定員の1/3程度まで」を原則とする以上、2000人収容の大ホールが必要になるから、止むを得ず断念することになった。

 

 こうして次から次へと秋の楽しみが消えていくと、どこまでも貪欲なワタクシは、欲求不満に耐えられなくなってくる。いつもの年なら好きなだけ貪るサンマだって、まだ1度もお目にかかっていない。

 

 大好きなクリも不作であるらしい。クリは渋皮ごと天ぷらにするのが最高なので、秋は天ぷらのカウンターに陣取って次から次へとクリを注文する。「クリ」「クリ」「クリを揚げてクリ」。そう言って天ぷらの職人さんを苦笑させるのであるが、そんな楽しみもピンチに陥った。

 

 9月20日、4連休の真っ只中のワタクシは、それでも富山に旅立った。講演会は21日であるが、何しろ「朝10時開始」という厳しいスケジュールだから、前日のうちに富山入りしなければならない。

 

 いわゆる「前のり」であって、これまた「普段の年なら」前日のうちに懇親会ないし大宴会があって、北陸のスタッフとたっぷり濃厚に語り合う。昨年の同時期は、北海道北見から富山 → 金沢 → 大阪 → 徳島の大移動をやってのけ、しかも「濃厚な語り合い」も日々満喫したのだった(Mon 190923 富山にて/北海道北見の大盛況/疲労困憊/新テキストが最高だ(3874回)) 

 

 金沢で600人超の大講演会の直後、スタッフの皆さんとお寿司屋に出かけ、お寿司で準・満腹になった後に大急ぎで富山に駆けつける。富山の激辛カシミールカレーでたっぷり汗をかき、滴る汗をぬぐいながら金沢に引き返す。そういうバカなことをしながらスタッフと熱く語り合う。「それも仕事のうち」という言い訳つきであった(Fri 190920 金沢・600名の大盛況/焼き入れ/金沢から富山へカレー大遠征(3873回))。

 

 しかし諸君、今年はやっぱりそういうのも禁止が原則であって、20日に富山入りしたワタクシは、ホテル16階の部屋に引きこもり、コンビニで買った「ととろ蕎麦」と「チョリソパン」を肴にビールやらワインやらを飲みながら、だらしなくテレビを眺めて一夜を明かすことになった。

 

 富山は、江戸の昔からおクスリの町である。今の勢いは「日医工」であるらしい。ホテルの窓からも「日医工」の大きな看板が見える。現在、ジェネリック最上位。コロナのおクスリとして「フサン」が話題になったこともあった。ただしちょっと拡大のスピードが速すぎて、ジェットコースター的な不安がないこともない。

(富山、200人の大盛況。一席おきの着席、定員の1/3程度という原則を厳守する 1)

 

 さて9月21日、朝9時にスタッフと待ち合わせて講演会場に向かう。昨年の富山は台風が日本海に抜けた翌日のことで、富山城には風速20メートル超の強風が吹き荒れていた。

 

 2011年3月11日、大震災の夜も雪の富山で仕事。東北の深刻な状況に心を痛めながら、それでも頑張って21時半まで、130名出席の熱い授業を続けた(Mon 110307 現在、ブログ活動を全面的に休止しております あと2〜3日お待ちください)。

 

 こうしてもう10年以上も、1年に1度は必ず富山を訪ねて公開授業を実施していることになる。今年の参加は約200名。1席おきの着席でソーシャルディスタンスを確保、写真ではそれなりに密に見えてしまっているが、「会場定員の1/3」という原則はキチンと守っている。

 

 しばらく公開授業の写真掲載を遠慮していたが、今回から復活させることにする。6月7月の段階ではさすがに自粛警察の皆さんに遠慮して、尼崎・西宮・伊丹・高松・沖縄・大阪・東京、15回近くの公開授業について写真を省略した。しかし他の各種イベントでも、ほぼ定員近い観客を受け入れ始めた。ワタクシのブログもリスタートしていいだろうと思う。

 

 もちろんワタクシは終始マスクとつけたまま語り続けるのである。開始10分で息が切れ、開始15分には汗みどろになる。マスクで語るのは、それほどの重労働である。70分が経過して、さすがのイマイもヒーヒー言い出し、何度か「疲れたぁ」と呻きながら、ぴったし90分で全てを語りつくした。

 

 配布した教材は決してやり残さないのが、25年前からのワタクシのポリシー。駿台でも代ゼミでももちろん東進でも、「やり残し」「残りはプリント配布」などというダラシないことは1度もしたことがない。

 

 それが珍しいことだとは、つい最近まで知らなかった。むしろ世間では「やり残し」「積み残し」が当たり前のようである。「量より質だ」と捨て台詞のようにニヤニヤ、「オレは教材『を』教えているのではない。教材『で』教えているのだ」と見得を切るらしい。しかし諸君、「量も質も大切だ」と言ふのが正解じゃないか。

(富山、200人の大盛況。一席おきの着席、定員の1/3程度という原則を厳守する 2)

 

 久しぶりに200名超の授業で、たとえ汗みどろでもこの高揚感と爽快感はたまらない。各種イベントでも「観客は叫ばない」「大声を出さない」のが原則だから、「20秒に一度の大爆笑」というスタンダードは抑え気味にせざるを得なかったが、いやはやそれでも熱く盛り上がった。半年ぶりに、懐かしい世界に帰ってきた。

 

 終了後も、もちろん懇親会・宴会・お食事会は禁止が原則。それでもこの高揚感、放置しておくとモヤモヤ欲求不満がたまるから、富山駅のメシ屋のカウンターでお馴染み「単独祝勝会」に突入することにした。

 

 入った店のお隣は白海老料理の大人気店で、ちょうど昼飯時でもあり、長蛇の列が出来ている。反対側のお隣は回転寿司の準人気店、これまた長蛇の列に並ばなきゃいけない。今井が選んだのは、超人気店と準人気店に挟まれた「いつでもすぐに入れます」というお蕎麦屋さんである。

 

 しかし汗みどろの中年サトイモにとっては、「並ばなくていい」というのが最高のオモテナシなのであって、一番奥のカウンターに陣取って1時間、冷えたビールを大きなジョッキで2杯、富山の地酒を300ml、白海老の天ぷらに地鶏の唐揚げ、そういう地味な単独祝勝会を満喫するのも、素晴らしい午後の過ごし方である。

 

 ただし、それだけではやっぱり物足りない。東京に戻ってきてから「単独祝勝会のハシゴ」ということにした。以前から貪ってみたいと思っていたのが、東京駅駅ナカのスパゲッティ・ナポリタン。濃厚なナポリタンに大っきなハンバーグが乗っかったヤツである。

(東京駅駅ナカのナポリタン。ちょっとタマネギを脇へ寄せてから撮影した)

 

 ナポリタンだけじゃもったいないから、ポテサラも追加。ギュッと冷たく冷えた生ビールを大ジョッキでグイグイやりながら、濃厚ポテサラに濃厚ナポリタン。懇親会禁止で寂しい思いの中年には最高のメニューと信じたのである。

 

 ただし諸君、「濃厚にもホドがある」と言ふことを忘れてはならない。ポテサラの濃厚は素晴らしかったが、ナポリタンのほうは、いやはや最初の一口で胸焼けするほどの超濃厚。こんなに濃厚じゃ、最後まで食べ切るのが困難なぐらいだ。

 

 タマネギも、多すぎる。最初に麺が見えないほどケチャップ色のタマネギが大量に乗ってたんじゃ、「タマネギのケチャップ炒めは注文していませんよ」と、皮肉なセリフが口をつきそうになるじゃないか。

 

 ま、諸君も一度味わって見たまえ。場所は、東京駅グランスタ、八重洲北口から丸の内北口に抜ける自由通路のあたり。濃厚ナポリタンの見本が通勤客の目を引いている。若々しい人々には、あのぐらいの超濃厚が向いているかもしれない。

 

1E(Cd) Candy DulferLIVE IN AMSTERDAM

2E(Cd) Patti AustinJUKEBOX DREAMS

3E(Cd) LET’S GROOVE 

4E(Cd) Richard TeeTHE BOTTOM LINE

5E(Cd) Brian McknightBACK AT ONE

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