Mon 190923 富山にて/北海道北見の大盛況/疲労困憊/新テキストが最高だ(3874回) | 今井宏オフィシャルブログ「風吹かば倒るの記」Powered by Ameba

Mon 190923 富山にて/北海道北見の大盛況/疲労困憊/新テキストが最高だ(3874回)

 いま、富山にいる。まるで日本海の台風の渦巻きに吸い寄せられるように、ワタクシは富山にやってきたのである。午前11時、すでに外の気温は35℃に近い。天気予報によっては「37℃まで上昇します」などと恐ろしいことを言っている。

 

 北国で生まれ、北国で育った今井君は、暑さにはめっぽう弱い。気温25℃で融け始め、30℃を超えるとぐったりし、「35℃」という数字を見せられただけで、生きていく意欲さえなくなってしまう。しかし諸君、それでも仕事はしなきゃいけない。午後3時から、富山の仕事が待っている。

 

 考えてみれば、「オマエはいったい何をやっているんだ?」と自らに問いかけたくなるような、激しい一週間だったのである。月曜日には金沢にいた。金沢から帰ったのが火曜日、しかし木曜日には北海道の北見に現れた。

 

 金曜日に帰京したと思いきや、土曜日には仙台、日曜日には岩手県花巻に出現。授業4コマの大奮戦の後、夕暮れ17時に岩手県から新幹線「はやぶさ」に乗り、19時半に埼玉県大宮に到着し、すぐ北陸新幹線「かがやき」に乗り換え、22時に富山のホテルにチェックインした。

 

 しかも諸君、明日は富山から大阪に移動し、翌日は四国の徳島でお仕事。マコトに変幻自在というか、「台風のせいでヒコーキが欠航のおそれ」というニュースを見るやいなや、旅のスケジュールを自由自在に組み替える。旅行代理店の社員もタジタジなんじゃあーりませんか?

  (新講座のテキスト8冊が完成。詳細は後日 1)

 

 しかしさすがの今井君も、首都高速の大渋滞には勝てない。9月19日、実は大ピンチに陥った。北海道北見には女満別空港を利用する。予約した女満別便は、羽田発1230分。渋谷区のオウチをタクシーで出たのが1015分。2時間以上前に出発すれば、まさか間に合わないことはないだろう。

 

 いつもなら「余裕のヨッチャン」という昭和真っただ中の一言も登場する世界であるが、これで大ピンチに陥るのだから、やっぱりこの世は恐ろしい。この日の首都高速は大渋滞。まさかラグビーが原因じゃないだろうけれども、新宿から羽田まで100分もかかった。

 

 こういう時の首都高は「ビクともしない」の一言である。普段ならスイスイ進んで羽田まで30分もかからないものが、五反田から大井まで「歩いた方が速い」、大井からは「赤ちゃんのハイハイのほうが速い」のレベル。羽田ではタッチの差で何とか間に合った。万が一乗り遅れても、5時のヒコーキでギリギリ仕事に間に合うのだが、そういうみっともないことはしたくないじゃないか。

       (北海道北見の大盛況 1)

 

 北見での公開授業は、19時半開始、21時終了。大盛況で出席者200名を超えた。諸君、北見という町の規模を考えると、200名は十分に驚異的と言っていい。いやはや、サトイモ君の人気はなかなか衰えそうにありませんな♡

 

 そして諸君、90分の授業の間、誰ひとりとして居眠りの危険なんか感じないのである。「20秒に一度の大爆笑」という頻度になれば、居眠りなんてのは最初から不可能。生徒が居眠りするのは、講師の工夫と努力が不足しているにすぎない。

 

 終了後、オジサマ4名での懇親会は名店「鮨幸」にて。オホーツクの珍しい絶品♡魚介類を、いかにもオホーツクな頑固オヤジどんがテンポよく握ってくれる。北海シマエビ、カニの内子に外子、旬のサンマにツブ貝にイクラ、すべて「おいしゅーございました」のヒトコトに尽きる。

 

 寿司の後はおなじみのウィスキーの店へ。気温7℃まで冷え込んだ夜だったが、何しろ1週間前にはミュンヘンの夜の同じ7℃を経験したばかりだし、今井君は寒さにはめっぽう強い。次々と目の前に出現する幻のウィスキーをストレートでクイクイ飲みつつ。北見の夜は静かに更けていった。

       (北海道北見の大盛況 2)

 

 ただし諸君、その後のワタクシは「天国から追放されたんじゃないか」という18時間を過ごすことになった。「人生という兵学校は厳しいよ」と思い知らされたのである。

 

 まず、宿泊したのが「ルートイン」。いつもインターコンチやウェスティンで「16時チェックアウト」みたいに甘やかされている今井君にとって、「チェックアウトは意地でも10時」という世界は厳しすぎる。「叩き起こされ、放り出される」みたいな感覚に近い。

 

 ほうほうのていでたどり着いた女満別空港には、朝食というか昼食というか、要するにダラシなく時間を潰せるお店がない。というか、存在する2軒の店はとっくの昔に満員になっていて。「クラブツーリズム」に「トラピックス」、オホーツクの海を見にきた団体ツアーのジーチャマ&バーチャマにギュッと占拠されていた。

 

 だから今井君は、空港ロビーのベンチに小さく縮こまって2時間、Mac君を相手に何とかブログを更新したのである。13時、更新完了。ほっとする暇もなく、超満員の羽田便に乗り込んだ。

 

 しかしヒコーキには「プレミアムシートの設定がございません」。狭い3人席の窓側に詰め込まれて2時間、しかも3人席の残り2席には、何故か巨大な体躯の男子2名が座り、彼らの肉体の一部分が今井君の窓側席にグイグイはみ出てくる。生きた心地もしない2時間だった。

(北海道で大人気のチーズケーキ「赤いサイロ」をいただく)

 

 羽田に到着したのが15時半。「あーお腹が空いた」「羽田のおなじみの店で何かお腹に詰め込もう」。そう考えるのも無理はない。とんかつにするか、カレーにするか、いやいやラーメンもいいし、タンメンでも餃子でもいいじゃないか。牛タン定食だって素晴らしいじゃないか。

 

 ところが連休直前の羽田空港は、どの店も軒並み超満員なのである。ありゃりゃ、長蛇の列ができている。またまた「クラブツーリズム」に「トラピックス」のジーチャマ&バーチャマだ。回転寿司にさえ、空いた席は見つかりそうにない。

 

 ま、致し方ない。ならばオウチまで定額タクシーに乗って、その贅沢で心と肉体を癒やそうじゃないか。そう考えて自らを慰め、深いため息をつきながらフラフラとタクシーに乗り込んだ。

 

 しかしこれが再び大失策。都内の首都高は昨日に続く大渋滞であって、空港から大井まで30分、大井から新宿まで60分、首都高の出口はピクリとも動かない強烈な大渋滞になっていて。甲州街道に出るのに30分。いやはや渋谷区のオウチまで優に2時間が経過した。

  (新講座のテキスト8冊が完成。詳細は後日 2)

 

 こういう時には、タクシードライバーとの相性が大事なのは言うまでもない。ワタクシも人生の大ベテランであるから、ドライバーとの付き合い方はマコトに巧みであって、運転手さんと会話はいつでも楽しく弾み、降りるときには「もっとお話を続けたかったですね」という態度をとってもらえるほどである。

 

 しかし諸君、ついていないときは、どこまでもついていない。この日の羽田からの運転手どんは、あくまでも不機嫌のカタマリであって、何をどう話しかけても、お返事さえほとんどしてくれない。ま、昨日も今日も大渋滞の連続で、よほどご機嫌がよろしくなかったに違いない。

  (新講座のテキスト8冊が完成。詳細は後日 3)

 

 しまいには、キツイ舌打ちさえお始めになった。隣のクルマの幅寄せで舌打ち。前にバスが2台並んだと言っては舌打ち。高速から出るのは初台ではなく富ヶ谷にすべきだったと呟いては舌打ち。いやはや、その度にワタクシはションボリして、駐車場並みに激しく渋滞した首都高速が恨めしくなるのであった。

 

 こういうふうで、悲しみの真っただ中でラグビー日本vs ロシア戦を眺めた。今井君は、小学校3年生の頃からのラグビー観戦歴を誇る。まだ1トライが4点だった時代も、いやPGと同じ3点だった時代も知っている。

 

 長い長いマコトに長いラグビーファンであって、どんなにションボリ悲しい日でも、ラグビーを10分も眺めていれば「うーん、SHからのパスの精度がイマイチだな」「ゴールキックの蹴り方に集中を欠いているな」とか、その類いのことを言い出してグイグイ元気が出るのである。

  (新講座のテキスト8冊が完成。詳細は後日 4)

 

 ついでに、ますます元気の出るのが自分の授業なのだ。今年3月から7月にかけて、まさに夢中で収録を続けた新講座のテキストが完成して、オウチに届けられた。新しいテキスト8冊、合計80コマ分の新テキストを眺めて、元気がモリモリ回復してきた。

 

 新テキストの詳細はまた近いうちにここに書くことにするけれども、考えられる限り最高のテキストが仕上がったことは間違いない。8冊ともに「こりゃ、あまりにもスゲーや」「他者や他社の追随なんか、こりゃ絶対に許さない仕上がりだ」「この先10年はまず安泰だな」、そのレベルの恐るべきテキストになったようである。

 

1E(Cd) COMPLETE MOZARTDIVERTIMENTISERENADES 2/11

2E(Cd) COMPLETE MOZARTDIVERTIMENTISERENADES 3/11

3E(Cd) COMPLETE MOZARTDIVERTIMENTISERENADES 4/11

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